構造の安定
住宅性能表示の構造の安定ってなんのことかって言うと、建物全体の強さを等級1-等級3で表わすってことなんです。
■耐震等級
どのくらい大きな地震に対して人命が損なわれるような倒壊や崩壊などし難いか、大規模な修復工事を要するような著しい損傷を生じにくいか評価します。
■等級1って?
建築基準法の構造計算規準で計算した一般の建物。
[1.0倍]
■等級3って?
絶対に壊れてはいけない防災の拠点となるような建物。[1.5倍]
ですから、ものすっごく強くないといけません。
「首相官邸」は等級3の御手本じゃないかと思います。
■等級2って?
建築基準法の規準より [1.25倍] 強い建物を等級2にするってことなんですが、文字通り等級2は等級1と等級3の真ん中なんだなと思っていた方が今の段階では良いようです。どうしてかって言うと...
■バランスが悪い
等級2の建物
極端に雁行してる建物や柱間隔が均等でないもの、吹抜けが多いとか、バルコニー側と廊下側の壁量がものすっごく違うとか、等々、人間にたとえれば右手にボストンバッグをぶら下げてお相撲をとってるような建物だったら、いくら等級2でもバランスが悪くって構造的に不利な建物ですよね。
■バランスが良い
等級1の建物
逆に、構造的にすっきりしていて、平面的にも、立面的にもバランスの良い建物は、等級1でも充分強い建物なんだそうです。
■コストup!!
実際問題、等級2の認定を取ろうとすると、やっぱりコストUPに繋がります。お金を沢山かければどうにでもできても、程度問題じゃないかと思います。
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