ほとんどがゲームに関するネタです。もしかしたら気のせいかもしれません。
2017年1月2日(月) |
第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇その7 |
あけましておめでとうございます。2015年に引き続き個人的エロゲーランキングはお休みすることにしました。と言っても理由は異なります。あの年は「欲しいと思うエロゲーが少ない」というなかなか衝撃的な理由であまりプレイしていないからでしたが、2016年はそこまででもありませんでした。ただ、理由を考えると相変わらず深刻かもしれません。単にランキングするほど良作があまりなかったから、というのが理由なだけに。 それでも、昨年は個人的に良い印象を感じられたところもありました。世代交代は某球団(複数)だけの課題ではありません。エロゲー業界においてもそれは起きていかないといけないものですが、その新しい芽を幾つか感じることができたのは幸いでした。まぁ、成長も含めてではありますが。RASKの「Re:LieF~親愛なるあなたへ~」、HARUKAZEの「ノラと皇女と野良猫ハート」、まどそふとの「ワガママハイスペック」などなど。まだ発売されていませんが来月にはIRODORIの「桜花裁き」なんてのも控えています。 また、Loseの「まいてつ」は個人的には合いませんでしたが、そのあふれる愛と情熱はゲームはもとより、それ以外のところからも感じることができました。こういう作り手がいるだけで1ユーザーとして嬉しくなってしまいます。 そして、新ブランド(?)ぱれっとクオリアのミドルプライス「オトメ*ドメイン」でNYAON氏が復活。しかも、高い販売数を記録というおまけ付き。ベテランと若手の融合あってこそ活気づくのは野球界だけではないでしょう。これからも期待してます。 しかし、気にかかることもあります。アクティベーション認証システムが再び幅を利かせてきたっぽいこと。幸いにして私はまだ2本ほどしか購入したことはありませんが、正規ユーザーに負担を強いるアレはどうも好きになれません。特にそれで出来の方がナニだった場合には余計にもやもやしたものが残りますし。 もうひとつはロープライスでヒロイン1人のタイトルで連作シリーズ、という販売形式がどうやら流行りそうという点。それ自体は構わないと思うのですが、グッズを付けて高価格帯バージョンも販売するというところ。余裕で1万円を越えてくるのですが、この形式で旨味がある売上が出てしまうと肝心のゲーム製作にあまり力を入れなくなってしまうのではないでしょうか。そもそもの動機も攻略したくないヒロインにお金払いたくないんじゃないか、みたいなところからの発想みたいですし。追随するブランドも出てきて少し心配です。 それでは今年も1本でも多くの良作が発売されますように。よろしくお願いします。 「第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇」。55話まで。 物語も終盤ですが、なんともため息の連続で疲れます。もう何度目の死んだと思ったら生きている、なのか。すっかり、「○○よ、おまえもか」状態。やり過ぎにもほどがありますて。特にティティさんは酷いのひとこと。きっと多くのプレイヤーが裏を予想したことは間違いないのに、それでも思わず呆れてしまうようなオチ。もうちょっと考えた方が良かったんじゃないですかねぇ。もう何人目? って感じでした。 おコンさんが戦闘に出てくるのは予想しなくもなかったのですが、AGが出てくるのは予想外でした。まして、その声は全く予想もしないものでした。まさか、あんな声だとは普段のやり取りからは想像もできず。その後はしばらく会話の度に(音声はないのに)少し戸惑ってしまうくらいでした。 引き続き乗り換えブーム中です。ハマーン様をνガンダムに乗せて楽しんでいます。冷静なフィンファンネルの掛け声がなんとも素敵です。しかし、他の方はあんまり反応がなくてさみしい感じ。 |
2017年1月6日(金) |
第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇その8 |
セイレン1話。「アマガミSS」が意外と面白かったので見てみることに。セイレンはそのまま清廉の意味のようで。オープニングを見てすごい違和感を感じましたが、今回のシリーズでは3人しかピックアップしないから、ああなったようですね。というか、残りの3人はいまひとつヒロインっぽくないような気がしますけど。予定通りに人気が出たら間を空けて2クール目という感じでしょうか。 相変わらずと感じるノリがなかなか楽しいです。舞台が「アマガミSS」と同じなのも無関係ではないのでしょうか。主人公はあまりに頼もしく、あだ名が背徳先生で将来の仕事がポルノ漫画家を嘱望されているあたり、変態紳士の前作主人公に勝るとも劣らぬ人材です。特に机の上に残ったヒロインの太腿の跡を即座に楽しめるマニアックなところは圧倒的だと感じます。 当然、スタッフにも同じことが言える訳で、呆れるほどエロスを意識した構図の数々は本当に感心します。よくエロゲーやエロアニメを作らずにいられるものです。制約がある中で作る方が燃えるのでしょうか。ファミコン、MSX時代のコナミのように。 あとお姉ちゃんと幼なじみは似すぎだと思います。スタッフロールを見るまで完全に同一視していましたよ。 「第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇」。59話まで。 恐らく最後のレクチャープレート項目が開放されました。もう思ったことが実現する世界みたいになっているのでなんでもあり感が半端ないです。真化融合は恐ろしくなかなか慣れません。全員の全武装2000アップに、気力200オーバー、精神コマンドも最大値アップともう別人ならぬ別部隊ですわ。感覚的には「第3次α」などのザ・パワーの気力250がずっと続いている感じでしょうか。あるいはもっとですかね。まぁ、パワーアップはいいのですが、どうも強いのか弱いのか慣れるまでがなかなか大変です。もちろん、弱いはずはないのですが、2000アップしているだけに各武装による威力の差はむしろ広がっている感じで、どうも状況に応じた適切な武装が選べません。コンピューターが選ぶ武装もよりテキトーになっている気がします。恐らくはクリティカルを考慮せずに選んでるからより威力の差が広がっているせいなのでしょうが。 しかし、真化融合より気になることがありました。敵の機体にどう見てもフレイザード@「ダイの大冒険」みたいなのがいるんですけど。あまりに堂々とそっくりなのでせっかくの真化融合のインパクトもなんとなく薄れてしまったような。 さすがにそろそろ終わりそうなのですが、それだけに1シナリオがこれまでよりも長くなかなか終わりません。それとここまで来るとユニットの選別が始まるのですが、中には使いながらもエース到達が難しいのもいて、それを未練がましく使っている自分がまたねぇ。今から30機はどう考えても無理だろうとか。こうして書く時は理性的なのですけれど。 今月のタイトル選考もあるので早めに終わらせたいところです。 |
2017年1月12日(木) |
第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇その9、星恋*ティンクル体験版 |
「第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇」。 足かけ3ヶ月、ようやく終わりました。いや、本当に長く感じましたわ。なんだか押し付けの強い展開の連続でしたからね。どうも地味にストレスを感じることが多かったです。やはり、「シミュレーションで勝利したけれども、戦略的には負けている」、という状態がずっと続くのはあまりよろしくないですね。しかも、いざ反攻となってもすんなり終わってしまい、全くカタルシスが得られないのではねぇ。あれだけ好き勝手に言いたい放題だったくせに、平然と味方ヅラする元皇国軍のみなさんの態度には付いて行きかねるものがありました。 そして、ラスト2話の展開が1ミリも予想から外れない、外れてくれなかった点にとてもとても重苦しいものを感じました。ホント、吐き出すのに疲れるほどの重い溜め息でした。シリーズ作品とはいえ、ちと長すぎたんでしょうかね。そればかりやられても飽きてしまうのが正直なところです。なにより純粋に話が面白いとは言えないのがしんどかったですね。αシリーズとの最大の差はそこでしょうか。というか、向こうとはそれぞれの各要素を比べてしまうと大抵が負けてしまうので何も物語だけのことではないんですけど。特に再プレイ欲に至っては比較にすらならないレベルですからねぇ。 一番、良かったのはハマーン様のお言葉でしょうか。 「神の名を騙る俗物め…」 はとても良かったです。ご本人はあまりこの単語が好きではないようですが。 取りあえず、ノルマは果たせたので状況次第ではありますが、発売と同時に「V」をプレイすることも可能になりました。ただ、PS4を購入しなくてはいけないのでどうなるかは今のところまだ不透明ですが。 今月は先月からスライドした「アストラエアの白き永遠Finale-白き星の夢-」は当然、確定としてもう1本はどうするか(まぁ、まだマスターアップの告知は出ていませんが)。当落線上が戯画の「君の瞳にヒットミー」にMint CUBEの「人気声優のつくりかた」、それときゃべつそふとの「星恋*ティンクル」の3本あたり。まぁ、どれも体験版を試してから、というスタンスなので期待度はそれほど高くありません。場合によっては全て落選の可能性もあるでしょう。 ということでまずは1本目。 「星恋ティンクル」体験版。 あの…………………………、いきなり言葉を失ってしまったのですが……。最初は気のせいかと思いましたが、間違いではありません。メッセージウインドウを消して確認しました。勘違いでもなかったようです。 どうして妹のおっぱいが透けているのですか? 色々とゲームをプレイしてきたと思いますけど、こういう意味不明っぽいエロスはあまりお目にかかったことがないような。特殊な設定の作品でもなく、システムとして組み込まれたそれをオンにした訳でもない。SQUEEZの「炎の孕ませおっぱい☆エロアプリ学園」だって裸立ちCG機能を使用しなければ最初から見えたりしませんよ。 部屋着と外出着を兼ねた普段着のようなワンピースがものの見事に透けています。最初は何が起きているのかわからなかったくらいで。主人公はもちろん、他のキャラクターも全くそれに触れません(当たり前かもしれませんが)。そして、不思議なことに(?)エプロンを付けると見えなくなります。納得すればいいのか、不思議がればいいのか。なんだか頭がおかしくなりそうです。 しかも、それを踏まえた上で妹さまの態度がなかなかに酷いです。体が弱いということで、完全に依存体質の上、家事の類はまるでできません。にもかかわらず、どうやら自分ではできると思い込んでいるようで強く言い張ります。実際には全ての能力が小学校の低学年以下。筋金入りの属性持ちでなければ苦労すること間違いなしの難物です。スケスケの状態で絶えず甘えてくるせいか、主人公も妹さまにはすこぶる甘く、まるでどこかのラノベのように妹さえいればいい、と思っている始末。それどころか、選択肢の必要すらなく、常に誘惑と戦って勝利しないことには色々としでかしてしまうようなのでまぁ、お似合いの兄妹なのかもしれません。 ちなみに寝巻きは兄の使い古しのパーカーを用いての裸パーカーで、こうなるともう「スケスケ」というなけなしの言い訳さえなくなってしまいます。もうモロです。まさか、こちらでもため息をつくことになろうとは。妹は痴女だったのだろうか、としみじみ悩んでしまいました。まぁ、好みだとは思いますが、少しくらい慎みや恥じらいがあってもいいんじゃないですかねぇ。純粋に将来が心配になるようなポンコツっぷりはいかがなものかと。 他にも出会うなり、異様な勢いでQ&A攻勢をかけてくるロリ先輩や布地の少なさが自慢のような巫女服をたまに着る同級生、メイド服を着せられて診療所の客引きをする後輩などもいます。念のために書いておくと彼女らのおっぱいは透けていません。 プレイ時間わずか1時間ほど。まだ体験版は続きそうでしたが、あえなくギブアップ。もともと原画がそこまで好みではなかった、ということもあって諸々が響いて厳しかったです。主人公もあまり好感を持てないところが多々ありますからねぇ。友達はひとりもいらないとか言ったその舌の根も乾かぬ内に今日会ったばかりの同級生に好き好き連呼する姿はちょっとねぇ……。 |
2017年1月16日(月) |
君の瞳にヒットミー、人気声優のつくりかた体験版 |
セイレン2話。1話よりもさらにフェチ度が上がっている印象です。前シリーズからの良いところである、他のヒロインがちょいちょい顔見せするパートが合宿によってなくなってしまっているのがテンポを変えているように思います。一応いないことはないのですが、とても残念なことに今シリーズではカットされた残り3人のうちの1人だけですからねぇ。 どこかで見たことのあるような便利すぎる娘さんがなんともこのシリーズらしさを感じさせてくれます。田中という名字の親戚がいるのではないでしょうか。 「君の瞳にヒットミー」体験版。 ねこにゃん氏の参加が嬉しくてチェックしていた本作。近年ありがちな頭が痛くなる感じの部活名の人たちが集って色々と活動するドタバタコメディ。この作品の場合はひとつの部活ではあるけれど、やりたいことは別の人間が仕方なく寄せ集まったという体裁。比較的まともにそれぞれのやりたいことを追求していきます。その際に各ヒロインの個性も描写されるので序盤としてはなかなか悪くありません。ちと大げさに言えばカウンセリングに近いノリがあるかも。 掛け合いの盛り上がりはほどほどで笑いは最低限どうにか用意してあります、くらい。あまり期待しすぎない方がいいかも。 弱点は向かう方向性が見えにくいため、どうも期待を抱きづらいところでしょうか。ある程度はまとまっているものの、強力な売りに乏しいように感じます。ヒロインにも魅力は感じますが、やはり突き抜けているとは言い難いです。なにより生徒会長の存在。下手したらこの方が最も魅力的なのに(原画的にも全く見劣りしない)サブキャラであるという。追加エピソードのダウンロードの対象からもなぜか外されているあたりなんともねぇ。 「人気声優のつくりかた」体験版。 かなり遊べるボリュームのある内容です。中身はタイトル通り業界を題材にした作品。ただし、「少女たちは荒野を目指す」のようにエロゲー業界サイドという訳ではないようです。あくまでも、一般的な方を対象としています。お仕事ものらしく裏話的なエピソードが満載で読み応えはかなりあるようです。主人公は一応、学園に通っていますが、芸能科ということもあって描写はそれほどありません。基本、放課後の内容がメインとなります。 専門性の知識がある文章であってもテキストは読みやすく、テンポも悪くありません。主人公のスペックが地味に高いためになんというか、シンデレラストーリー的な側面が強いです。体験版の最後もモテ期到来か!? みたいな感じを主人公が自覚して終わりですから。まぁ、「SHIROBAKO」を視聴した人からすれば妹はうまくいき過ぎにも程があるレベルでした。シンデレラなんて表現では足りないくらいの大抜擢ぶり。現実では不可能なのでは? というくらい。 思い切っているなと感じたのがヒロイン3人制であること。フルプライス、しかも9800円でこれはかなり驚かされました。大胆だな~、と。これで分量的な面で不満を感じるような内容であったら間違いなくユーザーから色々と言われるでしょう。当然すぎる不備、みたいな感じになってしまいますから。 ヒロインを3人に絞った成果なのか、無駄なく綺麗にまとまっているので惹かれるものがあります。真実度78%という触れ込みがなかなか気に入りました。 お試し3本が終わりましたが結果的に後に行くほど良い作品でした。確定は「人気声優のつくりかた」でこれはもう購入済みです。まだ悩んでいるのが「君の瞳にヒットミー」を買うかどうか。予算的に少しだけ余裕ができたので買ってもいいのですが、問題はプレイする余裕があるかどうか。スケジュール次第で買うかどうかが変わりそうです。 |
2017年1月26日(木) |
桜花裁き体験版 |
セイレン3話。合宿によってどんどん主人公が背徳先生レベルを上げていくあたりがすっかり肝になっています。テックジャイアンのおまけ的な漫画にも描かれていましたが、どう見てもこのヒロインは露出狂そのもの。無防備とかそんなレベルをとうに越えていますよ。これで勘違いするな、とか不可能でしょう。あまりにもタチが悪すぎます。もし、主人公のことをなんとも思っていない、と言われても別に驚くことなく納得できるくらい。 吉田さんはすっかりオチ要員になってました。この先、出番はないのかなぁ。 「桜花裁き」体験版。 基本、購入の線で固まっていたので試す必要はないのですが、なにぶんエロゲーで純粋なアドベンチャー以外のジャンルともなれば確認は必要です。まずは単純にインストールが可能か。次に実際にプレイして何か不具合は発生しないか。一番、困るのは少数の人にだけ起きる症状で、それに自分が当たってしまうケース。対応されるか非常に怪しいですからねぇ。ましてIRODORIはこれがデビュー作ですから。詳しくは不明ですが、体験版第一弾は修正版となっていましたからねぇ。 果たして問題はなく無事にプレイできました。これで購入確定です。 内容の方は江戸時代を舞台にした「逆転裁判」みたいな感じ、なんでしょうか。未プレイなのでよくわかりませんが。事件が発生して通常のアドベンチャーパートで聞き込みを行います。画面上の怪しい箇所をクリックしたり、コマンド総当たりに近いところもありますが、ある程度は誘導してくれるようです。必要なことさえこなせば自動的に次の場所へ移動したり。 手がかりが揃ったら推理パートに入りますが、ここがわりと無茶しています。ゲームとして成立させるためなのでしょうが、基本的に真相がわからない状況で相手の矛盾点を探して攻めることで自白を引き出すのでなんというか、もうひとつすっきりしないものが残ります。当てずっぽうに近いところがあると言いますか。 恐らくは最も簡単な最初の章と考えると難易度はなかなか高そうです。証拠品などに関してもテキストに出たものだけでは不十分で、細かい説明文を事前にしっかり読んでおかないとわからなかったりします。事件そのものに興味を持てるかどうかが鍵になりそうな気が。普通のミステリーとはそういったあたりが違いますかね。物語の大筋とは関係がない事件が発生する訳ですから。 テキストは非常に軽く、なんちゃって江戸時代といった方が良さそうな雰囲気です。そもそも使っている単語からして現代用語が色々と混じってますからねぇ。縦書きの書式こそが最もそれらしいかもしれないくらい。 ヒロインたちはそこそこキャラは立っているものの、あまり期待をしてはいけなさそう。なにせ、主人公に一番つらく当たってくる方が最初の章からあっさりと顔を真っ赤にしてしまうくらいですからねぇ。すごくすごくチョロそうな匂いがします。 8ビット世代にFM音源は耳慣れたメロディなので当たり前のようにこれでプレイすると思います。ゲーム感想的にはそっちしか書けなくて困りそう。 デビュー作とは思えない仕上がりになりそうな気配です。作り手のこだわりを色々と感じます。あとはボリュームや個別シナリオの扱いがどうなるか、でしょうか。発売を楽しみに待ちたいと思います。 |
2017年1月30日(月) |
人気声優のつくりかた1~2回目終了 |
セイレン4話。常木耀編最終話。えーと、ラストなのにどうでもいい展開が詰め込まれていたような。友人の意味ありげな発言は次のシリーズに引っ張るということでしょうか。時間が戻るであろうになんか面倒なことをしますねぇ。 ヒロインとその友人のやりとりもこれ必要でしょうか。普通に意味がわからないレベルのような。しかも、わざわざやっておいて遺恨は一切、残らないというあたりが余計に意味のなさを感じてしまいます。加えて、このイベントのおかげで彼女になってくれたとしても(そうは見えませんが)お恵みのように映ってしまうのがまたなんとも。 ラストの締めも唖然とする内容でした。行ったきり帰って来なくてもおかしくありませんし、どう考えても向こうで男を作っていたとしか思えません。むしろ、そう思わない方が難しいでしょう。友達のまま5年間だったのですから。 正直なところ4話もやったような感じは全くしません。尺の無駄遣いにさえ見えるシーンが多すぎるように思います。まぁ、単に「アマガミSS」がたまたま合ったというだけなのかもしれませんけど。 「人気声優のつくりかた」。1人目はくるしーこと来栖祐果子。 体験版からさして進むことなく個別シナリオへ分岐しました。相変わらずテンポ良く進んでくれるのでスイスイと読み進めることができます。メインからサブまで魅力的なキャラクターが揃っているわりと珍しいゲームです。まぁ、悪役に当たる人物を排除しすぎなようにも思いますけど。くるしーのマネージャーなんて、結局まともな出番もなく退場ですからねぇ。しかも、当然のように名前もない。 個別に入ると本作の売りである声優業界コメディという部分が薄くなってしまうのが残念。ヒロイン視点が多くなるせいか、テンポを意識したのか、業界ネタそのものが少なく、あっても主人公が不在だったりするので解説されません。パターンに慣れた身には軽いもどかしさが常に付きまとっている感覚がありました。正直なところ、主人公とヒロインの物語としてはすごく面白いという訳でもないので。挫折中の主人公に何の動きがなかったことも少しばかり不満が残りました。タイトルからしても、くるしーが引退するとは思えないからハラハラ成分も少ないですからねぇ。 気になったのは主人公と面識がないはず(?)のくるしーがどうも最初から主人公を好きにしか見えないこと。遊園地のイベントで主人公を見かけて、司会の声かけも聞こえなくなるほど凝視しているというのは明らかにおかしいような。この時点では携帯を割ってしまっただけで、他には何も接点がないはずなのでとても不自然です。テオゴニアオンラインの件もこの時点ではkateが主人公とは知らないので関係がないはず。後日くるしーが語る、主人公から与えてもらったものはこの時点で何もありません。どうにもよくわかりません。 悪友の徹心が非常にいい味を出していますね。主人公が基本、冷静すぎるだけにくるしーが素敵すぎて苦しむ姿だけでもとても価値があります。正直、情熱で負けているようでプレイ中は悔しくさえありました。それでいて、くるしーが編入することを主人公は黙っていたのに、後半には背中を押してくれるあたり、実に得難い存在だと思います。しかも、狂おしいほどに嫉妬していながら、ですからね。くるしーのファンであるという言葉に偽りがなく一貫してました。主人公はもっと大事にした方がいいと思います。 2人目は瀬能いつみ。 延びていけない若手声優、ということで予想通りというか、期待通りのシナリオでありました。でも、「SHIROBAKO」のずかちゃんの方が気の毒度はずっと上だと思います。環境もそうですけど、いつみは絶望しても仲間はいるし、彼氏はできてしまうし、くるしー並に成功してしまうしねぇ。ずかちゃんなんていつでもバイトしてますよ。なにより、シナリオの中の期間ですよ。半年も経っていないだけに少しでも離れた人からすれば成功しか知らないくらいでしょう。 気になったのは「くるしーに名前を呼ばれた時よりも」と比較するような表現を主人公がしたこと。並列ヒロイン型の作品でこれをするのはあまり誉められたことではないような。くるしーがサブなら良いとは思いますけど。他にも「今のわたしは全部あなたがくれたもの」というセリフもそれが示すものが「おならでたー」と「ポコティン」では果てしなく微妙なような。最初は笑いどころなのかと疑ったくらいでしたよ。 いつみはいじられキャラだけに新条音杏の存在がすごく大きかったですね。主人公はツッコミ役としてはあまり頼もしくはないだけに実に貴重な存在でした。というか、作品全体に渡って必要不可欠ですよね。演技といい実に良いキャラだと思います。攻略したいという人がすごく多そう。卯衣さんの演技がメインの3人に勝るとも劣らず印象的でした。 主人公に動きがあるのは良かったですが、ないよりはまし程度のなのが残念。 声優業界コメディとしての面はくるしーシナリオに比べてしっかりしていたと思います。というか、タイトル通りになっていたのではないでしょうか。ただ、これを参考にできるかといえば答えはほぼNOでしょうけど。ポコティンは狙って得られるものではないでしょうから。ひとつひとつの仕事を丁寧にこなす、というくらい? Hシーンは全体的に弱めです。ライター、原画ともに注力が足りない感じ。一部を除いてシチュエーションがとても普通です。ヒロインの職業が声優という面に頼っているのかわかりませんが、あまり工夫が感じられません。また、衣装的にも普段着すぎてどうにも苦しいような。スタジオで、というのも寮に完備されているそれではねぇ。なぜか、エロス方面では音杏などのサブキャラがあまり絡まないのも関係しているでしょう。ちょっともったいないです。 良くできているだけに細かい粗が目立つ感じでしょうか。 |