ほとんどがゲームに関するネタです。もしかしたら気のせいかもしれません。
2016年9月4日(日) |
今ごろ第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇その4 |
クロムクロ22話。ようやく明かされるお父さんの真実。って雪山で遭難しただけって……。現実ならともかく、作品としてはあまりに不憫です。まぁ、あの青いのにお父さんの脳が、なんて話ではなくて良かったとするべきなのかもしれませんが……。せっかくいいキャラしていたのになぁ。お母さんが頬を染めるポイントに「うわぁ」て感じの娘が良かったです。 しかし、ムエッタのあれは果たしてデレと呼ぶべきなのかどうか。なんかどんどん可愛くなってきているけど。洗脳はほぼ解けている感じですけど、地球人が受けたアレとは違うってことですよねぇ。自発的に動ける感じが全く違うし。実際、ミラーサの現在もどうなっているのやら。そして、姫さまではないということはこの先どうなるのでしょう。 「第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇」。33話まで。 ちょうど33話のイベントを見たことでこの作品でたまに感じていた違和感の正体がわかってすっきりしました。正直「Z」シリーズの細かいシナリオなんて覚えていないので違和感はあってもなかなか理解まではいっていなかっただけに、ようやく色々とわかりました。特定の誰かを覚えているかどうかなんて、全く対応不可でしたわ。そもそも、その作品って参戦してたっけ? くらいのレベルですからねぇ。発売日通りにプレイしてもそこそこの年月が経っているのに3年遅れでプレイすれば、そりゃこうもなりますて。しかし、この設定はひょっとして以前はいたけれど続投しなかった作品へのフォローでもあるのでしょうか。例えば「超獣機神ダンクーガ」とか。 オーブが舞台となってようやくキラが参戦しましたが……。相変わらずフェイスウインドウのカットに苦しめられています。それはもう似ていない。「SEED」が好きな中学生が描いたのかと思うような別人っぷりに激しくしょんぼり。正直「SEED」のメンバーは全員、似ていないですね。加えて大写しのカットも当然このレベルなので、もう目眩がしそうです。絵が似ていないからあまり使う気になれない、なんてスパロボシリーズで初めての経験かもしれません。 それにしても「Z」シリーズをプレイしている人にとってはあまりにアドヴェントは怪しいですね。過去の主人公セツコさんの苦難を思い出しましたよ。まぁ、さすがに今度は違う、のか? |
2016年9月11日(日) |
今ごろ第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇その5 |
マクロスΔ23話。もう今月いっぱいで終わるはず、なんですよねぇ、この作品。どうもとてもそうは思えない盛り上がらなさです。この期に及んでまだのんびり進行する余裕があるって由々しきことではないですかねぇ。ここへ来て「本当にハヤテの父親がやったかどうかわからない」とか、「ならば現場を見せちゃるけん」とか、もっと手前の方でするべきなのではないでしょうか。超時空シンデレラのカラオケを披露しているというのも今さら感が半端ないです。美雲さんに至ってはデレを仕掛けてくるパートみたいになっちゃってますし。まさか、分割4クールでした、とかそんなオチなのでは(夕凪さんは何クールとか、いつ終わるという情報を仕入れません)。 クロムクロ23話。ここへ来てカルロスの映画制作エピソード。あの場面では視聴者全員の心がひとつになったのではないでしょうか。 「そんなこと言ってたっけ?」 呑気さでは「マクロスΔ」といい勝負ですが、侍とお姫さま(のクローン?)の進路指導を行うあたりが本作品の特別さというか異様さを示していると思います。普通の作品なら、やってもそれは最終回ぐらいですよ。でないと普通は死亡フラグになってしまうし。結果はわかりませんけど、今回の未来を考えるという行為は死亡フラグとするにはあんまりなくらいにはしっかりと描写されてました。 しかし、弱さを見せることでムエッタの魅力が急激に上がっていますね。かすかなお色気もありますし。逆に逞しくなった由希奈はなんだかヒロインの座から後退しているようにも見えます。実際、悲劇的なキャラクターという意味ではどう見てもムエッタの方だものなぁ。というか、正体が記憶を封じられた姫さまだったとしてもそのへんでは勝負にならない訳で。どっちに転んでも由希奈には分が悪いところがありますよねぇ。 それにしても、教室のみなさんは驚くほど記憶に残っていないなぁ。女子たちは温泉回の前振りでイケメンに群がっていた人たちでしたっけ? あと養護教諭の先生が出てくるとすっかり「ギクリ」という感覚がするようになってしまいました。制作がどこまで狙っているのかわかりませんけど、すっかり事態を悪化させるキーパーソンみたいになっちゃってます。文化祭の時の言い出しっぺも彼女だったし、悩み相談みたいなのはこれまで全く機能していなかったし。美夏のセリフが物語っていますわな。設定にも誰も相談に来ない、って書いてあるし。 結局、エフィドルグのシールドは展開的に援軍を来させないためのものなんでしょうね。その方がムエッタの協力も重みを増すでしょうし。 「第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇」。42話まで。 んー。これはリアルタイムとはかけ離れてプレイしているせいなのかもしれませんけど、どうもこじんまりした印象を受けますね。まるで容量不足に苦労していた「BX」を思い出します。どうも各所から出し惜しみ感みたいなものを感じます。出てもいいだろうキャラクターがあまりに出ていないような。「SEED」なんて未だにパイロット2人だけ。顔だけ出したキャラはいますが、出ない感が漂っているようでした。アスランなんて顔さえ出てないものなぁ。ひょっとしてもう誰も加わらない、とか? 「トップねらえ!」なんてやっと出てきたと思ったらガンバスターとノリコのみ。ユングはおろかお姉さまも出ない(でも、スーパーイナズマキックは可能)。こちらも今後に期待するのは怪しい雰囲気です。ゲーム終了時のノリコのコメントからしてもそれっぽい気がします。 最低限度(隠しキャラ)のネタバレのみで進めていますが、やはりこれは完結編である天獄篇と前後編という扱いだからなのでしょうか。リアルタイムならこの辺の情報も耳に入っていたのかしら。 相変わらず「SEED」メンバーのフェイスウインドウのカットの出来は壊滅的でもう泣きそう、というか泣いてます。ラクスもメイリンもバルドフェルドも偽物っぽさにあふれていてあまりに切ないです。昔のパチンコ屋ののぼりみたいな。 今月の展望。最近また欲しいものが少なくなってきました。今月はオーガストの「千の刃濤、桃花染の皇姫」を消極的に買うくらいかしら。正直かなり値段がネックでした。税抜き9800円もさることながら(プレミアムパックなんて論外です)、メーカーの方針なのか、値引きがほとんどなかったのがさらに購入を悩ましいものにしました。ついでに言えば前作はオーガスト初のギブアップでしたし。 すでに払い込んでしまったので悩みはなくなりましたが、そうでなければ発売日まで悩んだことでしょう。他には再販の「ハピメアWパック」を買おうかどうしようかと割りに真面目に悩むくらい欲しいものがありません。意外とお安いですしね。 しかし、さらに困ったものなのは来月。 本来なら「炎の孕ませおっぱいエロアプリ学園」と「アストラエアの白き永遠Finale~白き星の夢~」の2本で決まりのはずが見事に双方とも延期されてしまいました。その場合の代わりの見当たらなさと言ったら……。全くない訳ではありませんが間違いなく体験版必須のものばかりですね。「Re:LieF~親愛なるあなたへ~」や「空のつくりかた」なんてもろにそのパターン。おまけに値段も高いですから。 う~ん。こうなると10月分の予算を11、12月に回すというのが現実的かもしれません。問題はどうやってプレイする時間を捻出するか、ですけど。 |
2016年9月16日(金) |
今ごろ第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇その6 |
マクロスΔ24話。マキナ負傷。なんというか、今さら感が半端ないのは今回もでしたね。あっさりスナイパーに狙撃されるって、では今まではどうしていたのでしょう。流れ弾も飛び交う戦場で踊るように歌ってましたけど。まさか運がよかっただけとかいうのでしょうか。それとエロ要素のつもりなのか、あの変身が解けた、みたいなのはどうも違和感の方が強いなー。いくらでも好きな衣装になれるというのは一見して夢のようだけど、実際はそのどれも着ていないということだしねぇ。逆に夢がない感じ。 美雲さんはやはりラスボスなのか。クローンとは星の歌い手の、ということなんでしょうか。いずれにしても3歳児をあまり苛めないでほしいなぁ。 クロムクロ24話。まさに血戦の名に相応しい見応えのあるエピソードでした。今までの積み重ねは全て今回スムーズに進めるためにのみあったのだ、と言わんばかりの濃密なボリューム。オープニングがないのも納得の充実度でした。 さらっとプロポーズする剣之介はさすがの主人公っぷりですが、そこで待ったをかけるお母さんがさすがです。しかも、理由がまたねぇ。ひとことだけなのにカルロスのセリフも良かったです。嫌でもリラックスするしかないような。 しかし、戦力として必要と言いながらムエッタの機体がほとんどいるだけで活躍しなかったのは残念。あのブレードもひたすら防御ばかり。それはお懐かしいロングアームも同様ですけど。ああ、だからガウス1にソフィーが搭乗したのですか。アレが出るまでは理由がサッパリでした。 あと残りに期待していいのか、設定的によくわからない部分も多めに残されてますよね。未だにエフィドルグには謎が多いです。そもそも、本体的な奴らは出てくるのでしょうか。結局これまではサンプルから作った人たちだけしか出ていないってことですよね。本当の侵略者と呼べる連中は誰も登場していないという。 「第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇」。48話まで。 う~ん。隠しユニットのネタバレだけは押さえていたというのに見事に失敗。クシャトリヤは入手できませんでした。軽く考えていたこともありますが、なかなか高いハードルだったように思います。話数も意外に少なく、難易度的にもあの3体を活躍させる隙間があまりなかったような。予算的に厳しかったこともありますが、3体を満遍なく活躍させようと思ったのが間違いの元だったのかも。絞った方が改造に資金も投入できて良かった気がします。それと46話ではもう無理というのがひとつ計算違いでした。 バイアラン・カスタムとジュアッグは無事に入手できて良かったです。特に前者は失敗していたら機体はリ・ガズィだったそうなのでその差は大きいです。もちろん、クシャトリヤの入手に失敗したこともより響いたでしょう。や、リ・ガズィのお腹のシールドが見える感じも嫌いではないですけどね。危うくジュアッグというネタモビルスーツにフォウを乗せるしかないところでした。せめて強化パーツを3つ装備させてほしいです……。P攻撃ないんですから。 そして、次の海マップはちょっと衝撃でした。全てが海の中ということはありますが、それ以上にテッサの大言壮語ですよ。海の中では無敵!!!!! みたいなことを言いながらALL攻撃さえないという萎える武装。威力も弱いです。強いのは海から陸地や空を一方的に攻撃する時だけのような。 |
2016年9月23日(金) |
今ごろ第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇その7 |
マクロスΔ25話。まるで凪のように緩やかなラスト1話前。ここまで来ても盛り上がっている感はほぼゼロであり違和感ばかりを感じてしまいます。ハヤテの親父に関しても「ふーん」以上の感想が出ない内容でどこで間違ったのか、それとも最初から間違っていたのか。「それで?」と促したいところですが、満足な展開は期待できそうにありません。続きは劇場版で! とか来年以降の3クール目に期待せよ! なんて感じで終わりそうな気配ですが果たして。 名曲にのって〆というのもなんだかネタ不足に感じてしまうのが正直なところです。良い曲には違いないのですけど。 クロムクロ25話。ラスト前の急展開。エフィドルグがどうこうではなく、勇者をどう遇するのかというポイントに色々と集約していました。大魔王様@「ダイの大冒険」の言葉が甦るような展開です。 >「…賭けてもいい。余に勝って帰ってもおまえは必ず迫害される…!」 そうするとやはり、ってな感じでムエッタの心の故郷を目指すことになるのでしょうか。個人的にはじっくりと各キャラのラストを描写してほしかったのでちょっと残念な感じがします。それにしても国連も各国も予想通りの酷さやねー。自分のところに被害がないからこそですわな。 「第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇」。56話まで。 スパロボシリーズのお約束でボス戦になると専用曲がかかりますが、本作はマキシマムブレイクがあるだけにちと微妙感が拭えませんね。発動させても曲はボスのままなので通常攻撃と同じイメージになってしまってなんとも盛り上がりに欠けるように思います。まぁ、過去作のようにオリジナルの敵だというだけで専用曲が鳴るよりもずっとましではありますけど。ああ、思い出しました。Zシリーズにつらくなったのはそれも要因のひとつでした。 演出面ではエースボーナスの獲得でSEEDやゼロシステムの発動が見られなくなってしまうのが残念。特にゼロシステムは個人的にあれが好きでもあったので悲しいです。まぁ、確かにくどいというのもわからないではないですが、結局そのままのキャラはそのまま残ってますしね。 エースボーナスと言えばノリコのそれがあまりに強烈で、なんかゲームバランスが変わってしまったような気がしています。その内容が「気力150以上で一度だけ奇跡がかかる」というもの。奇跡とは全ての精神コマンドがかかった状態のこと。つまり「魂」も「熱血」も「覚醒」も「鉄壁」も何もかも全て、です。ガンバスターの最大攻撃力は6600もあるのでアクシズで敵の真ん中に放り込んだら勝手にお掃除してしまいました。加えてZチップで買った強化パーツ「DECチャージャー」を装備しているので毎ターンENがフル回復する有り様。なんでも使いたい放題です。正直、ボスよりも恐ろしい存在になっているような。そして、今は「ゴールドエンブレム」というさらなる恐怖の強化パーツが手に入って毎ターン「覚醒」がかかるように。つまり、奇跡がかかった時は3回行動、タッグコマンドまで活用すれば4回行動も可能という異次元の領域に。もはや1対1でボスと戦えそうなレベルですわ。1周目でこれはさすがにすごいなー。 |
2016年9月25日(日) |
千の刃濤、桃花染の皇姫1回目終了 |
1人目は稲生滸。 なんかいきなり終わったーーー!! 初めての選択肢が出て滸寄りのそれを選んでからしばし、急に付き合い始めて1回デートして、Hしたと思ったらイベントCGが出てしゅーりょー。もう完全にバッドエンドのノリそのもの。ジャンプの10回打ち切りのパターンそのまんま。俺たちの戦いはこれからだ! となってスタッフロールでした。これでいいのか? と思わず心配になる滸エンド。まぁ、恐らくは一本道のシナリオなので、この形式を繰り返すことで各ヒロインのシナリオをこなす、ってな感じなのでしょう。そういや「穢翼のユースティア」も同じパターンでしたっけ。 全体的になんだか大仰な様子が目につきます。「夜明け前より瑠璃色な」の頃くらいからそうですけど、どうも演出が大げさというか、大仰なんですよね。やり過ぎな印象が強いです。べっかんこう氏と夏野イオ氏の絵柄と組むことでますます違和感は強くなります。あんなに可愛い絵なのにやたらと固そうな演出表現。メインヒロインの演技もちょっとそんなで上滑り気味に感じます。 それにしても、滸さんがねぇ。彼女ひとりのせいではない部分もあるんですけど、ちょっとため息の連続です。見放さないのが難しいくらいのアレっぷり。朱璃への扱いも酷いというか、極端すぎます。主人公が守らなければほとんど問答無用でぶった切るという物騒なお人。そりゃ確かにプレイヤーは事実を知っているから朱璃寄りになるのは当たり前ですけど、本物だったらどうすんだよ、という浅はかさ。そもそも、姫は大きくなるまで人前には出ない、裏切り者の小此木以外の重臣は全て粛清、その小此木が担ぎだしたのが翡翠帝、という状況から考えても無条件で翡翠帝を信じるのは小此木を信じるのと同義だと思うんですけどねぇ。それが忠義だというのもなんだか。実際、翡翠帝は偽物な訳で、滸さんはものすごい滑稽な感じになってます。というか、わりとあっさり済んでますけど、切腹はまだしも土下座くらいは当然の無礼な態度連発でしたよ。 その後もあっさり呪装刀に操られて痴話喧嘩のような刃傷沙汰を起こしたり、彼女が覚悟を決めるために側近が裏切った振りまでして焚きつけなくてはいけなかったり、まるでいいところがありません。今後はいいところがあるといいですねぇ、と思わず遠い目になってしまうくらい。ただでさえ、このゲームは身内の失態ばかりって感じでシナリオが進んでいくのにねぇ。主人公も自分で言っている通り大概ナニです。 シナリオとしては茶番の度合いがとても強いです。ご都合主義的よりも酷いのは仇敵である小此木が主人公たちの動向を完全に把握していて、その上で見逃されているところ。しかも、その理由が暇潰しだというのだからもう付ける薬がありません。頻繁に斎巫女である古杜音に接触しても何も起きないあたりとかもうね。すんげー力で治してもらいまくりです。RPGで言えばラスボスの城に無料の宿屋があるようなものですよ。しかも、滅多なことでは敵が出ないという。 他にも死にたがりだった朱璃を説得したのは主人公ではなく小此木の語りでしたし、血筋を証明したのもこの時のセリフから。なんか役に立っているのは小此木ばかりですね……。もしかして本作の主人公は小此木なのでは。 Hシーンは余談という鑑賞モードの方で残り3回をフォロー。本編に入らないのは残念ですが、入れるのが難しいくらいのノリなので仕方ないですね。 |
2016年9月27日(火) |
千の刃濤、桃花染の皇姫2回目終了 |
マクロスΔ最終話。まぁ、どうにか盛り上がって終わりました。こんだけの山はもういつだったか、とか思ってしまうくらい久しぶりです。しかし、以前も書いたプロットの密度が薄いのでは? という疑問はやはり当たってしまった感じです。ロイドの野望が最終話が始まってから明かされて、その話のうちに阻止される。引きとか、少し考えてもせめて前回ラストくらいには持ってくるべきでは。ロイド討つべしの流れとか、性急すぎてついていきにくいです。 止まった世界で何を言い出すのか思えば、ここへ来て逃げずに告白しろ、というお説教からの今さらすぎる告白。えーと、そういうのまだだったんデスカ。確かにハッキリとは言っていませんでしたが、お互いに両思いという雰囲気はかなーり前から出していてミラージュさんがたそがれていませんでしたっけ。色々と遅いように思います。そんなのは潜入する前に済ませておいて欲しいイベントですわ。最後の最後に持ってくるようなものじゃないでしょうに。だいたいフレイアがここまで言えなかった理由はなんですか。寿命の件ならここ最近のことですよ。 予想はしていましたがレディMの件はもちろん、放置。次元兵器に関しても特に改めて明かされることもなく統合政府が酷かっただけ。 美雲さんが弱々しいままだったのがとても残念。もっと激しい逆襲をして欲しかったところ。 全体的にもったいないところだらけ、という印象の作品でした。尺の使い方、イベントの詰め方、配置の仕方など、もっといくらでも更なる面白さに持っていけたように思えるだけに残念でした。ワルキューレの楽曲は素晴らしいですが、そのポテンシャルに相応しいだけの価値を作中で示せたかは微妙なように思います。お疲れさまでした。 「千の刃濤、桃花染の皇姫」。2人目は偽帝にして義妹の鴇田奏海。 うーん。悲劇のヒロインを謳う奏海はどうも好きになれませんでした。自分だけが苦しい目に遭って被害者なのだ、という顔をしすぎなように思います。皇帝の生活をしていた彼女よりも辛酸をなめた皇国民は数えきれないほどいたと思います。自らは動けないとは言っても兄のことも人の手で探してもらうだけ。朱璃と小此木の対峙を盗み聞きして感じたことが「助かるかも」ではなく、「なぜ今ごろなのか」と敵対心を抱くくらいですからねぇ。そんな人間が朱璃に偉そうに条件を突きつける様子は違和感しかありませんでした。エルザのことはあまりにもチョロ過ぎるほど簡単に信用しておいて、朱璃には上から目線で物言いを付ける。皇帝を騙った罪を朱璃が許すつもりでいることがわかってさらに増長しているように見えます。序盤の頃の滸がこの遣り取りを聞いたら確実に斬って捨てていると思います。 シナリオも個別に分岐すると、ただでさえ、あまり芳しくないテキストがより酷くなっていきます。論理が目茶苦茶でため息の機会に事欠きません。ヒロインの奏海の好き放題ぶりも余計に拍車がかかっていきます。主人公を含めてみんなをずるいと言いながら結局、誰よりも自分がやりたい放題ですからね。皇帝として生きていくと言いながらいつでも主人公を侍らせてあちこち出回ってHしてばかり。苦労するのはほかでもないエルザですからねぇ。 そもそも、奏海の章で起きる困ったことは、およそ全てが奏海の手によってもたらされているあたりが、またなんとも言いにくい気分にさせられます。エルザを脅迫した時に皇国民などどうなってもいいと言っていたのは完全に本気でしょう。主人公に突っ込まれたので言い繕ってましたけど、目が真実だと語っていましたわ。余談で暴走した時と同じ目の処理がかかっていましたから。 それにしても、睦美さんが戦線に復帰したのに理由らしいものは何もないんですか? さすがにそれはどうなんよ。この先あるかなぁ。 |