徒然なる日記

ほとんどがゲームに関するネタです。もしかしたら気のせいかもしれません。

2003年11月1日(土)
なついろ2回目終了
 2人目は入江茉莉。
 …………。昨日の時点で結構ヤバい作品であることは察しがついていた訳ですが、それにしてもこれはちょっとどうなんでしょうね。
 1日3回移動先を選ぶ小イベント。当たり障りのない会話が主体であることは既に書きました。しかし、だからといってよもや会話の使い回しがあるとは思いませなんだ。みそとしょう油が違うだけで後は全て同じテキストのお使いイベントが発生。
 ところが、こんなのは序の口で。更なる衝撃は慰霊祭の日に起きました。やっぱりここからが個別シナリオへの入り口なんですが、茉莉シナリオでも首尾よく二人きりになって花火を見ることに。花火は綺麗なんですが、それ以上に茉莉さんは綺麗です。場の空気も手伝ってか主人公は自然にモノローグ通りの言葉が出ます。茉莉さんはお約束通り勘違い。主人公は迷うことなくそれを正します……、ってこの展開は真衣佳シナリオと全く同じなんですが。主人公、ヒロインが変わっても口説き方が一緒です。
 まぁ、ぶっちゃけライターが手を抜きすぎであると。この後のHシーン前戯でも、
 <キスをやめず、気づかれないように背後にまわりこむ
 なんて書いてます。気づかれない訳ないでしょうが。キスをやめずに背後に、ということは茉莉さんの首が回り続けているということデスヨ? ちっとは考えてくださいな。
 Hシーンに至ってはメインヒロインなのに真衣佳よりも少ない3つ。一体どうなっているんですか。しかも、そのうち1つはバッドエンドのカットで事実上、Hシーンとは言い難いものです。
 システム面も揮いません。メッセージスキップは既読未読を判別しなかったり、ロードは他ゲームより一拍くらい長かったりと実に厳しい仕様。「天巫女姫」は良かったのにチームが違うとこうまで差が出てくるものなのでしょうか。

2003年11月2日(日)
保母さんといっしょ!体験版
 先日、「なついろ」と「FOLKLORE JAM」を買いに行った時にソフマップでもらったので試してみました。
 期間は約一ヶ月程度。イベントは4月1週、2週という感じで発生。つまり、一ヶ月は4ターンになります。体験版終了時のメッセージによると夏までの物語であるようなので総ターン数は16~20程度でしょうか。
 身も蓋もなく書けば選択肢によってその週の相手が決定、Hシーンへという流れのようです。ただし、お母さんはどんな感じで絡んでくるのか不明。
 インストール後に最初に気になったのは音楽。ノイズが酷いというか、凄まじく音割れしているようなのですが、これは一体? 念のために再インストールしてみましたが結果は変わらず。ボイスやSEは普通に聞こえるんですけどねぇ。まぁ、さすがに製品版は大丈夫だと思いますが、どんな曲であるか参考にならないのは確か。
 コンフィグで変えられるんですが気になるところも。ボイスがキャンセル出来ません。普通はクリックしてもボイスがキャンセルされずに続いていますけど、本作の場合はそもそもクリックが効きません。強制的にボイスを最後まで聞かなくてはなりません。右クリックなんかも同様。これ、変更できるからいいですけど、できなかったらかなりのクレームが来そうですね。
 変更できないところでは画面処理速度がほとんど変わらないのでスキップがあまり早くないとか、No waitがないとか、ホイールマウスの向きが通常と逆であるとかあまり見過ごせない点が見受けられます。

 シナリオは双子さんの好感度が最初からマックスなのであまり期待しない方がいい感じ。ぶっちゃけHシーンのシチュエーションを構築するためだけのもの、と割り切った方が良さそう。毎週1度のHシーンというスタイルを見てもお手軽ゲーに間違いないでしょうし。
 テキストは特徴のさしてない平凡なもの。大きな問題はないと思います。ただ、ゲームの都合とはいえ主人公は迷うことなく二股がかけられるタイプです。迷う素振りとかまるでありません。それでも、序盤は双子同士で秘密を守っているようなので3Pは後々までないようです。ってこれは基本ですか。

 まとめ。とはいっても既に書いたような気もしますがもう一度。週に1度双子の保母さん及びそのお母さんの園長とHを繰り返すお手軽ゲー。恋愛過程だとかその他の要素には一切期待しない方が賢明かと。ただ、気になるのはお約束通り「このゲームに登場する人物は全て18歳以上です」という断り書きがあるんですけど、まさかこれには園児も該当するんでしょうか。まつのみ園とは書いていますが幼稚園とか保育園とは書いていないような。取りあえずサービスカットはあるようなんですが、まさかねぇ。
 買うかどうかは気分次第というところですか。「FOLKLORE JAM」の満足度にかかっているかも。

 気がつけば「気になるタイトル」ページの内容が寂しくなってます。期待のソフトが立て続けに発売されたということもありますが、欲しくなるソフトがあまりないという悲しい現状もあります。最近は以前と違って少し気になる程度ではあちらに書かなくなってしまいましたからねぇ。
 例えば最近だとF&Cの「こなたよりかなたまで」、D.O.の「雪桜」、Carriereの「エンジェルメイド」、SpiritSpeakの「あののの。」など気になっているものは確かにあるんですが、書くまでには至らないと。
 なんだかものすごーくどうでもいいことを書いてますな。ここまで書いておいてなんですが、ちょっと自分に呆れたり。まぁ、それでもこのまま終わるのはなんだか悔しいので、「気になるタイトル」ページになにか増やしたいと。いや、そういう発想で増やすものでもないだろうと即座に脳内ツッコミが入ったのですが、同時に買うつもりでいたがタイトルを書いていなかったものがあることに気付きました。
 そのタイトルはPLAYMの「リアライズ」。現在の水無月絵は未だあまり好きにはなりませんが、購入回避をするには至らないということですか。しかし、エゴの設定はなんとも微妙臭が。パッと見にはスタンドかペルソナかという雰囲気。どこまで違いが出せるか、あるいは出すものなのか。発売日的にも悪くないです。まぁ、そうはいっても「大番長」と「最終痴漢電車2」が1週間で終わるはずはないので恐らくは年を越すと思いますが。

2003年11月3日(月)
なついろ終了
 なついろ~星降る湖畔の夏休み~」のゲーム感想をアップしました。ここのところコストパフォーマンスの低いゲームが続いています。けして安くはないお金を払っているのだから1週間くらいは楽しませて欲しいというのが正直なところ。
 あまりに難易度の高かった3Pルートは結局挫折。ズルして見ました。それでも全く後悔することがないというのがこのゲームに対する私の認識です。

 ビギナー5話。先週、見ていないことを踏まえた上での感想。
 いつの間にやら実地研修に移ってます。パッと見た感じでは視聴者の知識欲を満たしてくれそうなんですが、実際にはこれまでの流れと変わりません。恐ろしいまでに同じパターンを踏襲しています。んー、もうちょっとどうにかならないんですかねぇ。思い出したように恋愛ネタが振られるのもどうかと。

2003年11月5日(水)
FOLKLORE JAM開始
 なついろ」が終わったので早速始めました。
 いきなりですが、評判通り面白いです。10月24日は「緋の月」なんてのを買ってすいませんでした。や、本当に。想定外というならともかく、3本のうち2本にまで絞り込んでおきながらちと情けないですわ。あ、ちなみに「いたいけな彼女」の方は買ったことを少しも後悔していませんので。
 なんつーか、非常に隙の少ないゲームですね。システムデザインの段階からとても考えられていて見た目が良いだけでなく、SEが耳に心地よかったり。ゲームを始める前から凡百のゲームとは差ができてしまっています。
 現在第6話途中まで。ここまで不満らしい不満はほとんどありません。強いて言えば各話にサブタイトルが欲しかったというところですか。せっかくアニメ的なオープニングとエンディングがあるんですから。
 足回りの安定度や使い勝手も申し分なし。シナリオを楽しむことに集中できます。本作は「月姫」や「家族計画」に代表される圧倒的な勢いで作品世界に引き込まれるタイプとは違って、客観的に作り込みを楽しむゲームという感じ。丸戸史明氏のシナリオは相変わらず掛け合いが面白いです。ネタものにほとんど頼らない、作品のキャラクターだけで勝負できるのは大きな武器ですよね。実際、この業界には日常会話のセンスのないライターが多すぎます。そもそも重視しないから上達もしないんでしょうけど。
 プレイしていて何かに雰囲気が似ているな~、と思ってしばらく考えていたら思い当たりました。「GS美神・極楽大作戦」にどこか似通っているんですな。傍若無人でシナリオをぐいぐい進めるメインヒロインとか、一見役に立たないけれども実はモテる主人公とか、人物配置がそれなりに。モテ方もよく似ています。霊に好かれるところも。ただ、感性は似ていないのでパクリという感じはしません。同じオカルトものでも深度や方向性が全然違いますし。エロゲーで例えるなら「おまかせ同好会」ですか、やっぱり。

 戯画の「ぱすてるキッチン」の修整ファイルVer.1.04が公開。もう出ないかと思っていましたよ。これでようやくプレイ可能になりましたが、残念なことにボイスが鳴りません。デモ、曲、ボーカルは問題ないんですが。う~ん。プレイすべきか否か。微妙なところです。

2003年11月6日(木)
FOLKLORE JAM1回目終了
 GUNSLINGERGIRL4話。日本対中国戦延長のため中止。心配だからズレた時間を調べて録画してました。こういう時のために公式サイトがあると思うんですけど、午前零時の段階ではそのまま変わっていませんでした。ふんまにもう。

 「FOLKLORE JAM」。1人目は神応寺古都。
 昨日書いた6話が最終話でした。で、そのまま個別シナリオでもあると。各話のボリュームなんかは特に気にしていないようですね。つーか、1話~4話の区切り(オープニングとエンディング)の方をアイキャッチ程度に考えた方がいいのかも。昨日書いた通り、サブタイトルもない訳ですし。
 プレイ中にすごく気になっていたのが、このノリでどうやってHシーンに持ち込むんだろう、ということでした。常にハイテンションでギャグもシリアスもこなす本作には不似合いなんじゃないか、そこまで思うくらいでした。で、結果としては勢いに任せて一気に、でした。まぁ、実際それしかないよなぁ、という納得の展開。構築するドラマのレベルが高すぎると差し挟みにくいですよね、やっぱり。特にテンポが素晴らしく良いシナリオであるだけに。だれるなんてありえない、というくらいでした。
 シナリオの中身の方はやや微妙ですかね。1~5話がオムニバス的に各ヒロインの魅力を描きながらもメインメンバーがフル活躍という感じだったので、ヒロインが絞られてしまう個別シナリオは盛り上がっていかなければならないのに却って勢いが弱まってしまっている感があります。このあたり、エロゲーの足枷ということなんですかねぇ。
 対処方法としてはほとんど一本道にしてサブシナリオ的に寄り道を作るというのが考えられますけど、そうすると2周目以降が色々とツライですから難しいところ。その方がすっきりはするんですけどもね。同好会(チーム)という設定がどうしても同じ程度の活躍を期待してしまいますから。
 キャラクター的にもちょっと微妙ですか。いえ、キャラクターは申し分ないんです。問題があるとしたらヒロインとして、ですな。良くも悪くもアクが強すぎます。特に維月はどうしたものかというくらいの難物キャラ。外見的デザインもエロゲーキャラとしては明らかに賛否を呼びそうな感じです。
 で、古都シナリオですから肝心の彼女ですが、全ヒロインの中ではましな方だと思いますが、それでもどうかと思う面が。古都はお嬢さまキャラで内面もそこから連想されやすいものを備えているんですが、にも係わらず私服はかなり、かなり何というかアレな感じのストリート系(?)だったりします。つーか、お嬢さまがそれはないだろうって格好なんですよ。誰に入れ知恵されたんですか、ってくらい。まぁ、オカルト同好会の服装センスはすべからく何か間違っているといって問題ないんですが。

2003年11月9日(日)
FOLKLORE JAM2~3回目終了
 仮面ライダーファイズ40話。様式美にこだわりすぎるのはどうかと思う訳ですよ、実際。今週はそんなことを強く思わさせるエピソードが多数でした。巧を説得するための材料作りとしか思えない澤田の変心(真相明かし)、真理の前で死ぬためにラッキークローバーから逃亡する澤田、3人揃って変身するために前もって変身を解除される2人、色々とツライですわ。それと今週に限った話ではないんですけど、その週のハイライトを前週の予告でやるの止めましょうよ。見終わった後、なんかガックリしちゃうんですけど。
 今週は今週で大変な目にあった結花たんですが(いつのまにか海堂を尻に敷いてます)、来週はかなりヤバそうな感じです。本当はもっと早く(結花が巧を介抱した直後とか)こういうエピソードをやって欲しかったですけど。もしや、来週はここで終わりですか。
 番組終了後の輪投げ勝負はあまりにも熱すぎ。さすがは海堂。こういう時の勝負強さはピカイチですな。啓太郎とそっくりです。2人の過剰な嘆きっぷりもナイスでした。再来週が楽しみです。今度はラッキークローバーがやってくれないかなー。

 「FOLKLORE JAM」。まずは最初に訂正。先日までの日記で5話と書いていたのは6話の間違いでした。5~6話は前後編的な位置づけにあったので勘違いしていたようです。ちなみに当該箇所はすでに修整済み。
 2人目はネコ耳ドクロの木乃内ひなた。
 だからもうなんというか、君らの服装センスには一晩かけても言い足りないものがある訳ですが、あまり恨みつらみのように書くのも何ですし、ひとつだけ。せめて道場でその格好(ネコ耳ドクロとしか言いようのない扮装)だけは勘弁してください。私なら東MAXゲージ(いでじゅうネタ)が即ゼロになるくらいの萎え具合なんですが。
 閑話休題。
 2周目ということでスキップを使用しての高速進行なんですが、1~5話は私の予想に反してあまりにも徹底した、それこそ開き直ったといって過言ではないくらいの一本道でした。もう少しくらいは個別エピソードがあるのかなと思っていたんですが。違うのは水着披露イベントくらい? 正直、これなら5話最後で分岐選択肢を作っても良かったんじゃないですかね。どうせ、各ヒロインの好感度を均等に稼いでいる展開なんですし。ぶっちゃけ1周目とそれ以降でテンションが違いすぎますよ。やり直すのが面倒すぎ。
 6話に入ると個別シナリオなんですけど、これはもう一歩。盛り上げ方もイマイチであるため、Hシーンの挿入も全く配慮する必要がなかったという皮肉さ。これはプレイ順序が大きく関係しているものと思われます。どう考えても維月や古都のシナリオを先に終えていることが前提である表現があちこちに。特に維月シナリオを終えていない私は主人公が途中から何もかも見透かしたような言動になるのについていけませんでした。明らかにこのシナリオだけでは主人公に対する描写が足りません。
 かようにこのゲームは全ヒロインのシナリオをプレイしないとわからないことが多いです。しかも、全ヒロインの伏線が共通シナリオ(1~5話)にばらまかれているため、答えが出るまでどこに繋がるのかわからないと。こうしたゲームは他でも見られますけど、本作にはひとつだけ違いがあります。それは他ゲームが新しい事実を踏まえた上でそれを上書きするように次のシナリオがある、ということなんですね。もちろん、プレイ順序を制御していることがほとんどです。「痕」などのように。このゲームにすべての伏線を内包したようなトゥルーエンドがあればいいんですけど、それがないとしたら各シナリオはそれぞれ単体で勝負しなければならない訳で。そうなるとちょっと厳しいものが。
 3人目はメガネ委員長の上を行く会長水篠碧衣。
 内容としては水篠碧衣シナリオなんですけど、ヒロインとしては若色遙香と二人でひとつと。CGはあまり多くはないですが、意外にもシナリオはこれまでの2人と同様のボリュームを完備。
 メガネは大層苦手な私ですが、青山ゆかりさんのボイスのおかげですっかり苦手属性が緩和されてました。もう都合の悪いものは見ない、見えないという方向でひとつ。テーマ曲が妙に穏やかであったこともそれに拍車をかけていたように思います。一人だけ違う世界でしたよ。Hシーンでの選択肢は考えるまでもなくOFFしましたとも、ええ。もちろん差分CGは回収していません。だっていらないしー。

 今週は悩んだ末にfengの「White Princess」を買いました。まぁ、どう見たって微妙臭の漂うゲームなんですが、度重なるお詫び文に発売日当日の店舗開店前の修整ファイル公開、それにともなう更なるお詫び文と公約破りまくりなところに大笑いさせてもらったんで。ホント、ままならねーことこの上ねー、ですな。さて、今後の姿勢が楽しみですよ(そのために買った?)。

2003年11月14日(金)
FOLKLORE JAM4回目終了
 ここのところ更新がすっかり滞ってしまって申し訳ありません。理由はしばらく前からあった「ダイの大冒険」読み直したい症候群が限界に達したため。日曜の夜から水曜くらいまでのプライベート時間は全て読むことだけに費やしてました。や、何度読んでもポップの死にざまは泣けますよ。ミナカトール編の告白シーンも大好きですわ。

 ビギナー6話。すでに前振りを書いたのでおわかりかと思いますが、見逃しました。ま、今週の私から考えれば当然の成り行きではあるんですけど。それでも後半をちょっと見たりもしたんですけど、流れがよくわからなかったのですぐにニュースステーションに移行しました。来週はどうでしょうかね。

 GUNSLINGERGIRL4話。個人的に大好きなトリエラのエピソードということで、期待しないよう自分に言い聞かせてもなかなか難しい訳で。そして、出来の方は良くない意味でいつも通りと。
 予想通り修整箇所が幾つか。「子宮」、「スナッフムービー」、「血の色」など。放送に関する問題なんでしょうが、この程度のことを修整しなければならないというのもね。ますますアニメ化の意義なんてものを考えてしまいます。まぁ、ぶっちゃけ商売が絡んでのことだから他のファクターなんて初めから無視なんでしょうけど。
 本当の意味で気になったのは2ヶ所。冒頭のトリエラのセリフ「さっさと私を薬漬けにしたらどうですか?」。アニメ版では感情的に怒鳴ってますが、ここは性格を考えても原作の流れを見ても皮肉っぽく呟くシーンだと思うんですけど。
 もうひとつはラスト。部分的に省略されているトリエラのモノローグ。当然のことながらここに彼女の微妙な心情が現れているのにカットするのはどうかと思います。おかげで「年に一度そんな日があってもいいだろう」が全然違う意味になっているし。
 今週に限った話ではないけれど全体的に少女たちが絵的にあまり可愛くないですな。表情が固いといいますか。なんか代わりに男性陣の美形度がアップしている感じ。特にヒルシャーは別人級の美男子になっておりました。

 「FOLKLORE JAM」。残るは難物、八乙女維月。
 私は「GS美神・極楽大作戦」なんて漫画が好きですけど、美神自身はたいそう苦手でありまして他の多くのキャラの方が遥かに好きだったりします。それと同じで維月はどうにも苦手。キャラクターとしては良い役割を担っているのは重々承知しているんですが、彼女がヒロインとなると本当に困ったもので。まして、彼女がどんな内側を隠しているかというのが見え透いている上に、その隠している内側はもっと苦手という有様で本当にどうしたもんだか。
 まー、私の好みは置いておくとして困ったことが起きました。維月シナリオに入って最初で最後の聞き込みシーン。ここでセーブしようとしたんですよ。そしたらなぜか、いきなり強制終了。実のところ、ここまでのプレイ中に一度はあったんでまぁ、ちょっとやり直せば済むな、と思っていたんですよ。この時までは。
 恐ろしいのはこのあとで、どういう理由からかオプションメニューを呼び出してセーブかロードアイコンをクリックすると即座に強制終了という事態が発生。それも再現度100パーセント。再起動しても一向に治る気配なし。もしかしてゲームCDを入れていなかったせいだろうかと思い至って(もちろんマスターCD)試すも結果は変わらず。まぁ、もしこれがプロテクトのつもりなら性格悪すぎますけどね。起動ディスクとして必要ではないんですから。正規ユーザーも引っかかるっつーの。
 ホームページを覗くもそもそも修整ファイルそのものがありません。サポート掲示板もないし、軽くBBSを見てもそれらしいものはなし。発売から3週間近く経っていることを考えると全国でこの症状に悩まされているのはごく少数、もしかしたら私一人だけという可能性も。
 途方に暮れました。
 もう止めようかと何度も考えました。それでもプレイが続けられたのはクイックセーブ&ロードだけは生きていたから。この症状が起きたのがゲーム序盤であれば恐らくすぱっとアンインストールしていたと思います。

 更新が止まっていた間にぱれっとの「愛cute! キミに恋してる」デモが公開されていたので見てみました。想像よりずっと良くて素直に驚きました。プリズムの表現とかなかなか目新しいですな。しかし、思い切りネタバレ的な映像が大写しになっているのはどうかと。確かにストーリー部分に書いてはありますけどねぇ。発売日も決まって1月23日とか。

2003年11月15日(土)
レベル・ジャスティス体験版
 ダウンロードサイズも手頃だったので落としてみました。
 ゲーム期間はほんの数ターン程度。進め方がうまければそれなりにイベントが見られるようです。逆に進め方が悪いとほとんど何も見ることないまま終了となります。
 本編ではどうなのかわかりませんが、チュートリアルっぽくキャラクターがプレイ方法を教えてくれます。しかし、基本となる7つの行動のうち、4つまでが体験版では実装されていないため、本来の感覚(煩雑であるのか否か)が測りにくいです。ただ、わかりにくいということはあまりなさそう。ちょっとプレイすれば慣れるかと思います。
 体験版で可能なのは主に怪人の制作、戦闘員育成、臨時分配、出撃のみ。
 ゲームの基本目的は地域の征服度を上げていくこと。征服度を上げるためには怪人と戦闘員によって襲撃する必要があります。襲撃によって資金、資材、人材、技術を集めることができ、これをコインに置き換えて行うのが臨時分配。つまり、ある程度集まると効果となって表れる、ということのようです。各部署に投入することによりイベントが進んだり、設備がパワーアップしたりします。どうやら各ヒロインの攻略はここが鍵になってきそうな感じ。
 襲撃の際には戦闘が発生することがあり、これがより強い怪人を作ったり、戦闘員を育てたりする意味に当たります。負けると結構、困りそうです。怪人にはレベルもありますので迂闊に死なせないことが大事になってきそう。
 戦闘は誤解を恐れずに言えば基本能力にジャンケン的コマンド内容と地形効果を付加して行います。3行動を先行入力なので組み合わせがそれなりに重要ですが、考えすぎてもあまり意味はないようにも。1ターン戦えば無条件で逃げられるようです。戦闘自体はコマンド選択以外、自動進行でスピードも速いのであまり煩わしく感じることはないかと。ただ、体験版では同じ敵しか現れないので面白味に欠けていましたが。
 イベントはいつものようにアドベンチャースタイルで展開します。悪の組織の日常・表と裏や正義の味方サイドの実情などなかなか面白いです。ただ、悪の組織の基本が実はあまり悪っぽくない(可燃ごみの日に不燃ゴミを出す人を退治というような)のが気になります。実質、法を遵守しない正義という感じなので。
 Hシーンはソフトハウスキャラにしては濃いめに仕上がってます。それでも普通のゲームに比べれば若干、短いくらいですし、テストケースがひとつしかなかったので断言はできませんが。
 ボイスは相変わらずの安定度なんですが、ヘルオー様の声だけはどうも。ぶっちゃけ幼女キャラらしくありません。人選ミスという気がしないでもないです。北都南さんだったら良かったのに。
 総合。未実装が多いゆえに断定はできませんが、充分に買いに値する出来かと。シナリオ面もなかなか面白そうです。ただ、いつものように繰り返しプレイがどうなるかがポイントになりそう。

 「FOLKLORE JAM」。トゥルーエンド。
 いわゆる解決編。本来なら存分にカタルシスを感じられるところなんでしょうけれども(さながら推理小説の謎解きのように)、解決していない部分があまり魅力的な話ではないため、意外なほど盛り上がらない感じでありました。
 双子のこととか結局のところ、主人公はともかくプレイヤーにはあまりピンと来ない話ですし、基本的には結果がわかっていて読み進めなければならない話ですから。ぶっちゃけ最終エピソードは双子とのHシーンのためにあったのではないかと。
 若色先生の正体もなんだかな、と。明かされた時に「ああ、なるほど」と言えるほど伏線が用意されていたとは思えなかったので。まして、あの終わりじゃ何の意味があるのやら、ですよ。

 なにはともあれ、色々とあった「FOLKLORE JAM」もこれにて終了。ゲーム感想は近日中に。

2003年11月17日(月)
White Princess1回目終了
 ようやく「FOLKLORE JAM」のゲーム感想をアップしました。何とも感想の書きにくいゲームでした。この日記を読んでくださっている方ならばお分かりでしょうが、例のバグのせいで心象がたいへん微妙なことに。最終キャラが維月であったというのも私としては影響しているような。基本的な出来は申し分のないゲームなんですけどねぇ。

 仮面ライダーファイズ41話。ようやく盛り上がってくるかな、と思えそうなエピソードでした。この先は同じ人として生きようとしてきたオルフェノクながら、人を手にかけたことがあるかないか、が焦点になってきそう。巧は勇治くんが人を殺したことがあるとは思っていないだろうし。あー、でも結花たんのことは知っているんだよなぁ、うーむ。
 可哀相な啓太郎はこの終盤に来てもピエロのまま。同一人物相手に二股をかけるという器用な行為の代償はかくも重いのでしょうか。いくら子供には人気があるといってもねぇ。
 今週の琢磨くんは北条さん的オーラが全開で最高でした。今後の動向が最も気になるキャラですわな。

 ビギナー7話。奇跡的に視聴。開始とほぼ同時刻に新聞テレビ欄を見なければ今週も見逃していたことでしょう。微妙にバレーにも助けられました。内容は相変わらず同じだなぁ。このシリーズの最大の長所ってもしやどこからでも見ることができるってことなのではないか、とか考えてしまうほど変化は極小。珍しく来週に続くであったくらい。間違いなくオダギリジョーが出ていなければ私は見ないと思います。

 「White Princess」。何となく「FOLKLORE JAM」の感想を書けないでいた間に1周目まで終了。1人目は武内花織。
 事前の予想通りの微妙な手応え。キッパリ申し上げまして看板に偽りあり。このゲームのウリのひとつはゲーム開始時からヒロインとラブラブであるということ。これが完全な嘘。そもそも開始時のヒロインとの関係はキスを済ませたのみ。しかも、これはたまたまにも等しい行為で本人たちにも彼氏彼女の意識は全くもってなし。それが証拠に誰を選ぼうとも互いの変化は一切ありません。呼び方が変わったり、雰囲気の変化を他のキャラに悟られて突っ込まれたり、なんてこともまるでなし。友達のままと同じなんですな。
 更なる驚きは本命意識の不在。浮気が可能なこともこのゲームの特徴ですが、困ったことに本気と浮気の区別がありません。選択肢ひとつでそれまでに何もないキャラと唐突にHシーンに突入します。終わった後も実にサバサバとしたものでバレたらどうしようとか1ミリ秒たりとも考えません。罪の意識なんてあるはずもなし。まぁ、要するに整合性をテキスト面で用意するのが面倒だったということなんでしょうが、実にシステマチックな性交渉です。
 それはそれとして攻略キャラたる花織について。彼女の委員長的なボイスはただごとではありません。未だかつてここまで声が委員長なキャラはいませんでした。や、こんなことを書いておいてなんですが、花織は委員長でもなんでもないんですが。でも、そんな声。
 ツッコミどころには事欠かないこのゲーム。その凄さはまぁ、おいおいと。

 F&Cの「こなたよりかなたまで」のデモを見ました。日曜になるまでさーっぱり落ちてこなかったんでホントに待たされた感じです。まぁ、その割に見所はあまりなかったんですが。一番の収穫はKOTOKO嬢のボーカルくらいですからねぇ。いつにもまして心に染みる曲でした。それにしても発売は12月12日ですか。ちと厳しいですな。

 続きましては戯画の「V.G.NEO」のHシーン紹介ムービー。何気なしに落としてみたんですが、これってアニメだったんですか。全然知りませんでした。正直、本来なら眼中にないんですが、シナリオが丸戸史明氏であるのが唯一の気になっているポイント。でも、いくら信用しているライターさんでもこの企画じゃなぁ。しかも、発売日は12月19日ってそれは無謀の極みではないかと。肝心のアニメの方は可もなく不可もなく、ってところですか。私はアニメには厳しめなんで頑張っているとは思いますが。

 最後に衝撃的ニュースが。ジャニスの「A10」が発売中止の凶報。いえまぁ、2003年になってもひとつも続報が出ない時点で充分に嫌な予感はしていたんで気持ち的にはやっぱりか、な感じなんですが。アイボリーのホームページを見るにCARNELIAN氏を除いたメンツで、異なるタイトルの新作としての制作が予定されているようですが、あの組み合わせにこそ価値を感じていたんで期待はまるでありません。

2003年11月18日(火)
White Princess2回目終了
 2人目は望月真心。
 この2人目になってウリの2番目と3番目に当たるルートに入ったんですが、昨日の1番目に続いてまたしても話が違います。どうしてこういうことになるんでしょうかね。
 2番目は絡みルートというものでヒロインを1人に絞れない方にオススメ、というもの。実態はルートでもなんでもなくただのエンディングのひとつ、でした。他のゲームで言うならば3PのHシーンがひとつあるだけ。Hシーンが終われば即スタッフロールでこれをルートと呼ぶのはあまりに無茶。ウリにするには苦しいんじゃないかと。
 3番目はパラレルルートというものでご都合主義でなんでもあり、というもの。答えはもう見え見えかと思いますが、こちらも絡みルートと同じ、エンディングのひとつ、でした。しかも、どう見たってバッドエンドにしか見えないものをウリと呼ぶのは厳しいんじゃないかと。
 シナリオの方も変わらずの低空飛行でどうしたもんだか。
 花織のシナリオも駄目度は高かったですが、真心シナリオはそれ以上。またしても選択肢ひとつで他のヒロインとのHシーンに突入するんですが、驚いたのは(というか本当は予想の範疇なんですけど)その相手とすでに複数回のHシーンに及んでいるらしいセリフを主人公がのたまうこと。プレイヤーには全くもって身に覚えがありません。フラグ管理を怠っているというか、そもそもそういう考えや概念がないんでしょうな。ホント、驚きです。
 驚くといえば学園祭。ここにもツッコミどころが多すぎ。
 出し物はメイド喫茶なんですが、なぜかこの出し物に参加しているのは主人公たちのグループ6人のみ。ヘルプで入っている人間はいたようですが、基本メンバーはあくまで6人。クラス単位で何かを行うなんて発想はこの学園にないようです。仮にそういうシステムなんだとすると学園全体の出し物は相当な数に昇るはずですが、主人公たち曰く、飲食系の出し物は少ない、とか。そんなことがありえるんでしょうか。設定には自由参加とか書いてあるんですが、それで本当に盛り上がるものかなぁ。
 また、真心の服装がどう見たってメイドさんに見えません。どこの世界に肩むき出しでへそまで見えるメイドさんがいるんでしょうか。こんな姿でお客さんに声をかけられて怖かったとか言われても。そらアンタが悪いよ、と幼なじみだからこそ言ってやりたい。
 終盤のルート分岐の前触れも素晴らしい唐突ぶりで。
 いきなり夢に黒猫が現れて「彼女はHな方が好きですか」との問いにイエスと答えたら、彼女はネコ耳と尻尾装備になっていて、しかもそれが世界的に認められている、というのは設問の内容からは想像できないくらい一方向にコアな感じなんですが。しかも、風呂でHしているはずなのに背景はベッドのだったりするし。ちなみに花織の場合は巨大な岩にのしかかられて、やはり同様の質問を、でした。ネコ耳にはなりませんでしたけど、エロくなりすぎたせいか巫女さんなのに半脱ぎにはなってくれませんでした。どういうことだよぉ(泣)。
 とにもかくにも世に誇れるほどの唐突度を誇る本ゲーム。そういやデビュー作「knot~絆の魔法~」でも駅前のオブジェに触ると「ザ・ワールド」が発動したり、ヒロインの背中に突然、コウモリの翼が生えたり、猫が触手の化け物になったりしましたっけ…………。そうか! これはごくごく当たり前のことなんだ(違)。

 lightの「PARADISE LOST」のデモが公開。合わせて製品情報も。しばらく前から名前だけは聞いていましたが、なかなかの意欲作のようで楽しみ。異色のデザインの割にヒロインも可愛くいい感じ。発売は1月とか。
 それにしても身長173センチで体の半分が機械だというノウくん。それで体重が重いという設定で77キロというのはかなり軽いのではないでしょうか。元の体重はどれくらいですか?

2003年11月24日(月)
White Princess終了
 なんだかまたしてもサイト放置で申し訳ありません。って1週間というのはもしかしてこのサイトが始まって以来のことかもしれないなぁ。なんて他人事のように言ってみたり。その間に何をしていたかといえば、仕事が忙しかったり調子が悪くなっていたり新しい漫画を発掘していたりと大したことはしていないのですが。
 新しい漫画というのはアニメにもなっている「鋼の錬金術師」。先日、とらのあなに行った時に複製原画を見たのがきっかけで買ってみました。
 や、面白いです。素直に賞賛したくなるくらいに。ドラマが結構骨太でびっくりです。ギャグも基本に忠実なあたりが最近では新鮮です。スクエアエニックスにはもったいないくらいの漫画ですよ(他に誉め方はないのか)。久々にアニメ化を実力で勝ち取った作品を見たような気がします。
 個人的に難点をひとつ上げるなら第5話「錬金術師の苦悩」のせいで妙なくせがついてしまったこと。幸せなシーンが出て来てもさっぱり喜べないんですな。幸せそうであればあるほど嫌な予感が漂ってきて。4巻なんかはまさに案の定な感じで、5巻まで疑ってかかってましたよ、私は(4巻の予告が予告でしたし)。本当に面白いんですけど、それだけがねぇ。
 それにしてもこの作品って長そうですよね~。6巻まで読んだ感じでは人気さえ続けば「ハーメルン」さえ追い越すんではないかと思うほどなんですが。順調に1エピソードが長くなってますしねぇ。少年漫画の月刊誌とは思えないくらい伏線を回収するまでが長いですよ。キンブリーなんてまともに登場するまであとどれくらいかかるんでしょうか。4巻最初の話ですよ。

 GUNSLINGERGIRL5話。原作とは違って2巻の6話クラエスのエピソードでした。この感じからすると「エリザ・デ・シーカの死」はアニメ版のクライマックスにもってくるのかもしれませんね。ちょうどというか何というか、前後編だし。
 内容はここまでで一番、原作と差がないエピソードだったんじゃないでしょうか。いつもうるさい私にも特に目くじらを立てるシーンはありませんでした。まぁ、クローズアップされているのがメガネということも強く影響しているかもしれませんが。文句ではありませんけど、あえて言うなら先週までのトリエラやヘンリエッタに比べてクラエスは可愛く描けていたかな、と。初めて魚を釣れたシーンとか。

 仮面ライダーファイズ42話。気になって気になって仕方ないのはあのオルフェノクですなー。あの実験のせいであんな左右非対称な姿になったのか、それとも最初からあんなデザインなのか。
 あの実験の意味はともかく、どうやって捕らえたかが大層気になるんですが。そもそもあのおっさんの考えにはオルフェノクの戦闘能力というものが全く欠落しているような。捕らえた後のことより捕らえる前のことの方が先のような気が。
 今週も素晴らしいご都合主義的展開が。脱走したオルフェノクを追っていなくなる巧。追いかけるどころか警察に包囲されるまで動かない勇治くん。もう何をさせたいか露骨に見え過ぎ。止めるものがいないせいか勇治くん大暴れ。来週は早くもその成果が出そうな雰囲気が。遂に道は二分してしまうのでしょうか。
 恒例のお楽しみ、ヒーロータイムの幕引きはラッキークローバーに村上社長のおまけ付き。セリフとか面白くはあったんですけど、特に何をする訳でもなかったのが残念。再来週は?

 「White Princess」。サイト放置中に無事、終わりました。んでゲーム感想も無事にアップしました。今年度のツッコミ大賞はこの作品で決まりかなぁ、というくらい看過できないポイントのあふれる作品でありました。あの文章でまだ全てを書き切れていないというあたり、本物だと思います。

2003年11月25日(火)
雪桜体験版
 ダウンロード時間、実に5時間5分。こりゃ、本当にそろそろ考えるべきかもしれないなぁ。睡眠時間中とか外出中とかに落としているのが現状だし。
 内容はゲーム中のイベントを飛ばし飛ばしに紹介するというもの。選択肢はありません。体験版としては珍しいことにおまけを閲覧することが可能になってます。CG鑑賞とシーン回想のみ。シーン回想には2つばかりHシーンも登録されています。
 それでは雑感をそれなりに。
 いきなり過去の回想から始まってこれが終わるとタイトル画面になります。それは別に何の問題もないんですが、立ち上げる度にこの回想から始まるのはちとどうかと。まぁ、体験版だけの仕様であればいいんですけど。

 シナリオは何とも言えません。というのもシナリオ全体から一部を抜き出してそれを繋げているのでせいぜい雰囲気が味わえる程度なんですよ。気になるところがあっても、それが体験版だけのなのか、それともそうでないかがわからないんで。まぁ、それを踏まえた上でならそれほど悪くはありません。日常会話は及第点程度には楽しめそう。しかし、ギャグにはあまり期待しない方が無難、というところでしょうか。非常に普通っぽいゲームだけにお嬢さまキャラの「~ですわ」口調が少しばかり気になりました。ちと浮いているような感じを受けたので。
 テキストは普段は主人公の一人称なんですが、場合によっては三人称になったりするようです。主にヒロインの心理を描くためのようですね。
 そういや主人公の名前は「裕志」というんですけど、ちびっこヒロインは「ゆーじ」と呼びます。なんかそう呼ばれると薄目になってプレイしなければならないような気がしてきますね、どうも。や、名字は北野ではないんですけどね。

 Hシーン。上で書いたようにシーン回想なんで導入部はイマイチわかりません。まぁ、そこまで望んでは贅沢というものですが。恐らくは製品版よりCG枚数は少なめかと思われます。CG1枚に対してテキストがかなり長め。繰り返すようですが、普通っぽいゲームだけにいきなりち○ぽとか書かれるとちょっと違和感がありました。あまり純愛ゲーらしくはないんじゃないかな、と。エロ度はそれなりに頑張っているかと思います。

 CG。これがちょっと微妙かなぁ。率直な疑問なんですけど、イベントCGと立ちCGは同じ原画家さんが担当しているんですかねぇ。私はしけー氏の絵柄には全く詳しくないんでわからないんですが、そのわからない目で見るとほとんど別人級に差があるような。同一人物であるならかなりウェイトの差があるような、そんな立ちCG群だったり。私はD.O.ホームページで最初に目にする「雪桜」のカットと同じレベルを想定していたんでかなり驚きました。イベントCGは基本的に良い出来なんですけどねぇ。ギャグカットは少し落ちる感じですが。
 立ちCGは画面に2人まで表示されます。1人から2人になる時はなぜか残像を残しながら左にスライドします。一体、どういう効果を狙っているんでしょうか。また、教室においては時折、シネマサイズのように上下が黒く切れることがありました。バグなんでしょうかね?

 音楽。ほんの数曲しか聞いていないんでわかりませんが、それなりに良かったです。が、単体で勝負するにはちと苦しいかも。どちらかというとあまり強く自己主張しない曲が揃っているようです。
 ある意味、気になったのはSE。タイトル画面でカーソルを動かすと音が鳴るんですが、それがどうしても「グラディウス」のショット音に聞こえてしまって。連続で鳴らすと余計にそう聞こえます。

 システム。あまり使い込んではいませんが、プレイした限りでは安定している模様。ただ、フルスクリーンでプレイしていると右クリックでメニューを呼び出して、そこからオプションを選択してからでないと終了できないのは不便に感じました。

 総合。過度の期待を抱かなければそれなり以上に楽しめそうな予感。佳作程度の想定がよろしいかと。個人的には明日プレイ予定の「在りし日の歌」体験版と良かった方を購入するつもり。


 ビギナー8話。いわゆる後編。かなり久々に面白かったです。単純にひとつの事件に倍の時間をかけられるので自然に良くなったかと。
 主演の俳優よりも妻を殺した夫役の俳優さんが今回の主役でした。あの演技なくしてこのエピソードの成功はなかったでしょう。アンパンの種明かしも実に効果的でした。

2003年11月26日(水)
在りし日の歌体験版
 PUSH!!バージョンをプレイ。
 昨日の「雪桜」とは打って変わってのスモールサイズ。まぁ、「君が望む永遠」の体験版が出る前はこれくらいが普通でしたけど。4人のヒロインと面通しが終わったところで終了。プレイ時間にして30分程度なのでセーブ&ロード機能は使用できません。
 当然の如くシナリオと呼ぶべきものは全くわからず。テキストに関しても普通とか、可もなく不可もなくとしか言いようがありません。強いて言うなら主人公がデフォルトでかなりモテモテ。初めて会ったヒロインともすぐに馴染んでしまいました。何かとんでもない特技でも隠しているんでしょうか、このメガネボーイは。
 CGは良く言えば落ち着いた感じ、悪く言えば地味。立ちCGは表情がかなり多彩に変化してくれるようで見ているだけで楽しめそう。背景も丁寧に描き込まれて立ちCGともうまく調和してます。
 音楽はSYUN氏ということで最低限以上のレベルは保証されていそう。なにぶん、日常の曲程度なんでわかりにくいですが。しかし、「果て青」を期待するとやはり肩すかしは否めないかと。ちなみに音楽の使い方は「果て青」と同様でシーンによっては曲なしでSEだけ鳴らしたりしてます。
 プレイするまで気づかなかったんですが、ボイスはないんですね、このゲーム。そんなところもちょっぴり「果て青」を思い出させます。
 総合。正直、これだけでは山のものとも海のものとも判別つかず。どういう方向に進む物語なのかよくわからないのも厳しい。雑誌掲載のCGに見られるようなギャグシーンが見られなかったのも痛い。
 現在の段階で比べるならどうしても「雪桜」になっちゃうかなぁ。どちらにも不満点、不明点はあるけど「在りし日の歌」の方が情報が少ないだけにリスクが高いといった印象ですわ。

2003年11月29日(土)
雪桜1回目終了
 GUNSLINGERGIRL6話。見事に録り忘れ。どうにも未だに習慣化ができていないようで。見たいエピソードであったんで残念ですわ。

 鋼の錬金術師9話。初めて見たんですが、色々と驚きでした。まず、あまりにも声優のイメージが違う。こういうのは個人的なイメージな訳で、どんなアニメを見てもある程度は感じることだとは思うんですが、それにしても、です。正直、メインの登場人物はことごとくイメージとは違ったんでビックリです。中でもアルは驚きが大きいですよ。あの外見にそれなりに即した声だと思っていたんで。だって、あんな子供ボイスじゃどう考えたって違和感があるじゃないですか。原作にはそれを感じさせるようなエピソードなんてなかったですし。初対面の人はあの中に誰か入っていると思うんだし。
 他には原作ほどギャグの要素はないのかなー、と。今回の話で言えば差し入れを持ってきたアルとの会話は個人的に好きなんでガッカリでした。つーか、明らかにあの声がネックになっているようにも見えるんですが。「ゲンキンだなもー」のセリフが似合わないような。ギャグに不向きですよねぇ。
 原作との絡みもそれなりに気になります。同じようで同じでない。今回、3年後とか最後にテロップが出てましたがこれまでは過去編だったんですかね? まぁ、なにより12歳と15歳で全く姿の変わらないエドが驚きですけど。

 今週のお買い物は結局、「雪桜」と「Clover Hearts」を買いました。で、期待度の問題から「雪桜」を先にプレイすることに。大概は誘惑に耐えられないんですが、可能なら好きそうな方を後にとっておいた方がいいですし。

 「雪桜」。1人目はメインヒロイン宗谷美咲。誰しもが突っ込まずに入られないお名前。宗谷岬? これは掴みのギャグと考えるべきなんでしょうか、それとも手抜きとストレートに受け止めるべきなんでしょうか。少なくともライターの愛にあふれた名前とは思えません。
 ファーストインパクト。それは他の些細な印象を吹き飛ばすほどの圧倒的な衝撃。
 「おはようございますわ」再臨。よもや再びこのような言葉の使い手にめぐり逢えようとは。想いを風にのせて運ぶゲームを思い出さずに入られません。プレイヤーにはサッパリ届かなかった例のアレです。
 ぶっちゃけお嬢さまキャラが全てこんな言葉遣いだったら嫌だよなぁ、ホント。とか思いながらプレイしてました。まぁ、あのメガネさんほど強烈ではありませんでしたが。
 まー、まだ非攻略であるキャラは置いておくとして当該キャラの美咲さん。ひとことで言えば怖いですな。ふたことで言えば凄く怖いと。
 いわゆる彼氏彼女の関係になってから、さんざん友達チックな間柄を続けていたのに(それこそ眠くなるくらい)、ある日を境に唐突にアイコンタクトを飛ばしてその意味を理解しろとおっしゃるし。用がある、だけならまだしも、二人きりになりたいからいつものメンツでメシを食べにいかないように、なんてわかりませんよ。初手から難易度高すぎ。
 その後も女友達はもちろん、男友達とも見たり話したり遊びに行ったりしないように、とのお言葉を賜ります。見境のないヤキモチですな。というか、すでにそういうレベルを超越しているような。
 当然、最後にはある程度は解決する訳ですが、世の中には三つ子の魂百までという言葉があります。もしかして、銀婚式の予定とか墓地の場所まで決められていたら、とか考えたら怖くて眠れなくなりそうです。
 あと恥じらいをあっさりなくすのは勘弁。2回目を教室でしようと自ら言ったり、卑語を積極的に使ったり、教室で失禁して割と平然としている、とかはどうかと。もうちょっとくらい慎み深くとも罰は当たらないと思いますけど。エロ関係はゲームの雰囲気に反して普通っぽくないよなぁ。
 1周目を終えての感想は地味。これがこの作品を最も的確に表しているかと。良くも悪くも地味。というか、あまり良いところがないから地味なんだと思いますけど。それでもいいじゃんと言えるようなゲームならいいんですけど、今のところは無理そう。
 上で書いた「ある日を境に」、ってのも実際は微妙な話で。2周目を試してみないと確かなことは言えませんけど、彼氏彼女になったのに妙に友達チックなのは恐らく共通シナリオだから。せめてフラグによって部分的に変化ぐらいして欲しいものです。おかげで退屈で退屈で。
 あとは登場人物だけが盛り上がっている、そう感じるケースが妙に多かったです。文化祭のビデオ上映とか、皆の前で交際してます宣言とか、なにかというと主人公たちは感動していてどうもついて行けませんでした。それに値するだけのテキストがあったようには思えなくて。

 PLAYMの「リアライズ」が2ヶ月も延期されました。うーん。発売できる目処が立ったから発表したんだと思っていたのになぁ。そりゃ確かに予定通りに発売されても年内に遊ぶことは難しかったでしょうけど、それにしたって2ヶ月も延ばさなくてもねぇ。正月休みはいつまでですか?
 まぁ、厭味ったらしいことはともかく、そうなると12月に購入するソフトにも変化が出てくる訳で。不安も大きいけど、やっぱり「V.G.NEO」かなぁ。丸戸史明氏のファンとしてはスルーするのもなー。でも、あの企画はなー。悩むところです。
 他には当落ライン上でF&Cの「こなたよりかなたまで」や「ねこねこファンディスク2」も。2本で1本くらいの価格? とかどうしようもないこと考えてます。我ながら駄目すぎ。

2003年11月30日(日)
雪桜2~3回目終了
 仮面ライダーファイズ43話。予想を遙かに越える啓太郎の大活躍に驚き。来週もその輝きは続きそうだ。もう一生、ピエロかと思ってましたよ。てっきり映画のようにいつか海堂に想いが届くものとばかり。
 小さな描写ながら既に道は別れてしまったようですな。あの瞬間に勇治くんは巧と自分が似て非なる存在であると感じてしまったのかも。勇治くんにあって巧にないもの。それは親しいものに裏切られた経験。真理に忌避されたことはあれども本気で裏切られたことはない訳ですよ。恐らく勇治くんは心の奥底では人間を信じきれない自分がいることを知っている。だから村上社長の言葉に揺れてしまう。確固たるものがないから。
 そうはいっても今週の引きはよく分かりません。オルフェノクに撃たれた刑事を見て勇治くんはなぜ動けないんでしょうね?

 「雪桜」。2人目は橘沙紀。
 取りあえず彼女にも避けては通れないツッコミポイントが。作中で散々つるぺた扱いされていて自覚もある彼女ですが、CGを見る限りとてもそうは見えません。考えられるのは原画家しけー氏がつるぺたを描けない、ないしはこの絵が氏にとってのつるぺたの基準である、ということ。
 ところが、D.O.ホームページのキャラクター紹介を見ると彼女の3サイズは83/56/82、身長は149センチとなっています。これはどう考えてもつるぺたのサイズではありません。仮に身長が160センチ程度あったとしても到底、つるぺたとは言えません。ましてや149センチではつるぺたどころか超巨乳ではないかというレベル。
 こうなると事実がよくわかりません。ライターがサイズと体型に関してよくわかっていないのは明らかなんですが、原画家の方は? サイズを含めて資料のみで描いたなら話もわかりますが、その場合はつるぺたなどの指示はなかったのでしょうか。
 なんだか些細なことに行数を割きました。
 沙紀シナリオをプレイしてつくづく感じたことは声優さんは偉大だなぁ、ということ。地味なシナリオ展開も青山ゆかりさんのボイスでイメージが変わるくらいの補正がかけられてました。イチャつきがいもありました。ボイスなしでは到底あり得なかったでしょう。まぁ、昨日の地名なヒロインがアレだったということもありますが。
 昨日の日記で懸案であった彼氏彼女なのに友達ライクな展開ですが、やはり共通シナリオでした。ところどころに変化もあったんですが、基本は変わらず。こういうのは手抜きというのかわかりませんけど個人的にはなんとかして欲しいです。関係の変化の描写こそが重要だと思うので、それを思い出したようにしか体現しないシナリオ構成はツライです。つーか、別に全員のシナリオに盛り込まなくてもいいと思うんですけどねぇ。どうしてなんでしょ。ゲームによってはそれで矛盾さえ生じているのに。
 プレイ中に幾つかの箇所で気になることがありました。なんか聞いたことがあるな、という感じのセリフがあったりして。その幾つかのセリフは「家族計画」に見られたものなんですが、もしかしてオマージュだったりするんでしょうか。

 3人目は宗谷美里。
 沙紀同様、あんまりちんまいキャラには見えません。イベントCGでは全くそれが感じられないし、立ちCGもなんだか同じサイズで描いて縮小したような感じに見えてしまってどうも。
 シナリオもどうもね。沙紀シナリオとネタが被っているのも正直、どうかと思います。ただでさえ、共通点が多いシナリオ構成なのに。どうも全体的に省力化に力を注いだように見えるんですよねぇ。ここまで誰のシナリオでもクリスマスから彼氏彼女になるという点にも安易さを感じますし。
 他にもなぜ美里が主人公を好きになったのか全くわからないというのもちょっと問題ではないかと。これまでの二人もちょっと動機不明か不十分という感じだったんですが、美里は本気でよくわからない。考えて出した答えなのに。あれではあっさり振られた住吉があまりにも気の毒なんですが。
 そういや少し気になったのはエンディング。何のフォローもないまま書かれているんですけど、あれでは同じことの繰り返しではないでしょうか。まさかとは思いますが理事長の名字が桧山というのが伏線だとでも言いたいのでしょうか。

 本日から開始になった「Fate/stay night」のオフィシャル通販に申し込みました。体験版を我慢して今から期待を高めております。明日は(忘れないように)振り込んでこなくては。 


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