『はらぺこサキュバス シリーズ』

2話 - サキュバス町へ行く -



「う〜ん・・・やっぱ、ないねぇ」

人いきれの充満する、やたらと混雑した店内、
都内某所の同人Shopだ

青年は深いため息をつくと、すごすごと店を後にした。
辺りの日は傾き始め、空はうす赤く染まり始めていた。

青年はまだ人通りの減らない道をとぼとぼと歩くと
電車に乗り込み帰路についた
黄色い電車に揺られ、私鉄に乗り換え、郊外のベッドダウンにある自宅に青年はたどり着くと、2階にある自分の部屋のドアを閉じ鍵をかけた。
親元自宅通学の大学生である彼は、こうする事が唯一のプライベート空間の確保方法だった。
辺りは既に暗くなっていた。

青年は机に突っ伏したのちに頬杖をつくと、小声で一人ごちた

「どうして、フツーのじゃ満足できないんだろうなぁ・・・

しばらくして、下の階から親の呼ぶ声が聞こえた、青年は夕食をとりに1階へと降りていった。



「はうぅ・・・ココっていったい何処なんですぅ。やっぱアタシ、転移魔法って苦手・・・」

彼女、サキュバスがいるのは、ごくごく小さな林の中
この林をちょっと抜けると周りは住宅街なのだが、まだ彼女は気づいていない

「うきゅ〜う、オナカすいた〜・・・どっかに煩悩悶々とした人いないかなー
ええ贅沢は言いません、途中で逃げないでさえくれたら・・・ロリでもショタでもオジサンでも・・・」

「ただアタシ、体質が体質だからなー・・・
この前の親切な人も、コトの途中で、びっくりしてにげちゃったし・・・」

「かといって、幻術って苦手だし、やたらと消耗するから使うと補給してんのかどーかわかんなくなっちゃうし」

彼女は、翼を広げると、音も無く夜空に舞いあがった
もちろん、翼だけでは飛べないため、なけ無しの魔力を振り絞っての飛行だった。



青年は部屋に戻っていた、当然鍵は確認した。

机の引出しから古びたノートを取り出すと、左手で頬杖を付いたままシャーペンを走らせる。あまり巧くない女の子の絵だ。

「やっぱ、自分のオカズは自分で描くしかないのかな・・・
 こんなシュミ、他人には言えないし・・・」

「言った所で、人格疑われるのが関の山だしな」


青年のノートに落書きされた女の子、
少々ロリの入ったアニメ系の顔のキャラ
たまに、ネコミミとかが付いたりする(笑)
シャーペンは動きつづける
ムネはあくまでも大きめ、絶対に垂れていてはいけない
ヒップも丸く大きく安産型に、それに続く太腿もムッチリと・・・
肩幅は控えめ、腕はほっそりと、無駄な筋肉はつけない、あくまで華奢
そして、最後に、鳩尾のやや下から滑らかなカーブを描いて
タマゴ型に膨れ上がった下腹部、あくまで丸く、ひたすら大きく・・・

「あなたの煩悩、アタシにちょうだい」

何処からか声がした。
青年はノートから視線を上げ、辺りを見まわすが何も見つからない。

「・・・?・・・・・・!」

青年の両肩に急に圧し掛かる、ふかぁっとした暖かくやわらかな感触

あわてて振りかえる青年
そこには、女の子が一人、何もない空中にうつ伏せ状態で寝そべって…いや浮かんでいた。
先程の“ふかぁっ”は、その娘のソフトボール大はありそうな、ムネだったのだ

「・・・!・!・!」

パニる青年

「翼も使わずに浮いてるの疲れるから降りるね」
こう言うと少女は床に降り立った

ボリュームのある紫の髪、コウモリのような暗紫の翼、
髪に隠れて解りにくいが、小さな角が2本はえていた。
襟ぐり以外は露出のない、手袋・ブーツ一体型の紫のレオタード風衣装
大きく開いた襟ぐりからのぞく色白の胸の谷間が扇情的だった。

「ど・・・何処から・・・・?」

娘は、にっこりと上を指差す。
「飛んできたの、壁なんてカンケーないから」

「まさか・・・ひょっとして・・・サキュバス・・・?なんてね・・・ははは、まさか」

「御名答、ファンタジー詳しい人って話早いわ」

娘・・・サキュバスは身を乗り出して近づいてくる

「ねぇ、貴方の煩悩を少しワタシに分けてくれないかしら・・・

「ほ・・・ホンモノ??」

驚いている青年を無視して、その首に手を伸ばしてくる

「ちょ、ちょっと待ってくれ、精気を吸われたら、死んじまうんじゃないのかい?」

青年が後ずさる

「あ、アタシは亜種だから、精気はいらないの。(精気でもいいんだけどさ)悶々とした煩悩がアタシのエネルギー
 ねっ、貴方の悶々としたヤツをアタシにぶつけてよ」

「ソレって・・・・・」

「そう、・・・ねっ」

サキュバスは、ベッドに腰掛けるとポンと枕をはたいた
引き寄せられる様に青年は傍へと向かった

青年がベッドに腰掛けると、彼女は首に手を回し擦り寄ってきた
こうしてみると、意外と小柄だ
かなり大きめの胸が押し付けられ、ふかぁっとひしゃげ密着する
大きさからは想像もつかなかったほど柔らかく、まるで空気の抜けかけた風船のような感触だった。
柔らかいのは胸だけではなかった。
恐る恐る手を回すと、全身がまるでゼリーか何かで覆われているかのごとく
触れた指などがめり込んで行く

「や・・・やわらかいんだね・・・」

「もっとさわっていいよ・・・アタシもさわるから・・・」

背中へまわした手をゆっくりと下方向に下げて行く、
たどるラインがグッと広がる
身体に比較してはかなり安産型みたいだった、手のひらで包む様に揉んでみる
ムッチリというよりはふわふわとしたオシリだった

「そろそろアタシも・・・」

サキュバスの手が青年の股間へと伸びた
しかし、青年のナニは、青年の様子とは裏腹に半分くらいの緊張しか示していなかった。

「・・・やっぱアタシじゃダメなの?・・・
 ・・・でも、今のアタシじゃエネルギー不足で貴方の煩悩に答えて上げられない・・・」

半ベソをかくサキュバスをなだめるように、青年が問いかける

「そんな・・・消耗してたの・・・?
 痩せ衰えては見えないけど・・・

「うん、オナカペコペコ、種族がら骨と皮にはならないだけ
 中身の無いスカスカでふにゃふにゃの体・・・そろそろ限界・・・
 いまのアタシ、萎んじゃったゴム風船みたいなもんよ・・・

「ふぅん・・・」
青年は、その言葉を元に考えてみた
「つまり、煩悩のエネルギーで身体を構成してるんだよな?」

青年は何か思いついたように、にっと笑った。

「ええ・・・・・・え?!!」

力なく答えたサキュバス・・・途中からその声が驚愕に変わる

急にエネルギーが流れ込んでくるのだった
ふにゃふにゃだった身体に活力がみなぎり、肌にも張りが戻ってきた

青年は妄想していた、自分の本来のシュミに則って
(エネルギー不足で萎んでいるのだったら、大量に注ぎ込んだら・・・)
もとより、ぽっちゃり型で、青年の描くキャラに近いだけに想像はたやすい
青年のイメージの中で、サキュバスの体を膨らませてみる
ノートにしていた落書きのキャラのように腹と乳が風船の様に膨らんでいくイメージだ。
強く、詳細に、念じるように・・・そして、ぶつけるように!!

「・・・えっ・・・あっ・・・ああぁっ!」

サキュバスは戸惑っていた、大量に流れ込んでくる
煩悩のエネルギーを対処しかねていたのだ。

「・・・・だ・・・だめぇぇっ・・・カラダがぁっ!!」

体内の圧力が急速に上昇して行く
(だ、だめよっ 昔もこのパターンで失敗しちゃったじゃない
 また逃げられちゃうわ・・・・だめぇぇっ!!)
自分のムネを、身体を、抱きしめるように押さえつける。
しかし、体内の圧力はどんどん高まってゆく・・・・・

「・・・!・・・!・・・!!」

抵抗空しく、サキュバスの身体が風船の様に膨れ上がる
青年の妄想とシンクロするように・・・

驚愕と悲しみから、ベッドに身を投げ出すように倒れこむ

「ふ・・・ふぇぇっ・・・またやっちゃったぁ・・・・
こんなカラダじゃあ、してもらえないよぉ・・・」

青年は、ベッドに横たわって半ベソをかきはじめたサキュバスに身を寄せ
妊婦の様に膨れたサキュバスのオナカを優しくなでた

「うん・・・も〜ちっと大きいほうが好みかな」

「えっ・・・?? なんて言ったの?」

青年は妊娠八ヶ月はあろうかというサキュバスの腹をさすりながら、

「人には言えないんで隠してたけど、じつは“ぼてフェチ”なんだ・・・
 どんどん膨らんじゃって良いからね、その方がこっちも嬉しい」

照れ隠しなのか、青年の視線はあらぬ方向を向いたままだった・・・

「あ・・・わぁいっ」

おもいっきりの笑顔で、青年に飛びつき、しがみつくサキュバス
こんどは、フワフワではなく弾力にあふれた、ムチムチのボディだった。



「はぁぁぁっ・・・もっとぉ・・・」

ベッドの上で青年の手が、ソフトボール大からハンドボール大まで膨らんだサキュバスの胸をまさぐる

「もっと・・って、何をだい? 胸がいいのかい」

「それもだけど、もっと・・・もっと大きく膨らませて・・・

サキュバスは青年の手を取ると、自分のさらに大きく膨らんだ下腹へと這わせた
ちなみにもう片方の手は青年の股間をなでている。
こっちも今はビンビンに固い。
サキュバスは、ここに触れているだけで、エネルギーが流れ込んでくるのが実感できるのだった。
当然、エネルギーの分だけ身体は膨らんでいった
既に、どう見ても臨月・・・いや三つ子・・・それ以上を孕んだ
臨月妊婦・・・ヘタをすればそう呼ぶのも疑わしい状態・・・
ムネ・・・乳房の方にしても、ハンドボール大を超え、やもすればバレーボール大にまでサイズを増している。
愛撫を受けているうちに、こんなにも大きくなってしまったのだ。

「そんな事言ったって、オマエの腹、既にパンパンぢゃねぇか・・・
これ以上大きくしたら、風船みたいに“ぱぁん”っていっちまうぞ!(もったいねぇ・・・)」

青年は、手のひらで巨大な臨月腹を軽く叩いた
ちなみに、青年は既に裸だが、サキュバスの方は、一張羅の例のレオタード姿だ
超巨大に膨らんだ腹と乳にもかかわらず、決して身体を締め付けることなく張りついていた。

「ふふふ・・・人間の尺度で考えないの
 アタシ、妊娠してるワケぢゃないもん
 このオナカは、エネルギーが溜まって膨らんでるのよ
 まだまだゆとりあるし、心配要らないって」

片手で自分の胸を揉みしだき、もう片手で下腹部をまさぐりながら
(既に自分の股間に手が届かない)体を起こす

「ね・・・そろそろ・・・・・きて・・・」

ベッドの中央に仰向けになり、青年を招く・・・と言うと情緒あるのだが
実際は、媚態を込めた表情も、手招きするポーズも、総て超巨大な風船腹の影に隠れてしまっている
青年の位置からの視点では、浅瀬に打ち揚げられてしまったグジラか何かにしか見えないのだった・・・(笑)
それでも、丸く、弾力に満ちてユサユサと揺れる爆腹に誘われるように青年は近づいていった。
いつのまにかレオタードの股間は局部の所を露出し、
ブーツ状だった足先はソックス状になっていた。(土足でベッドに上がらないため?)
さすがは“魔法の”レオタードである・・・

“いざ合体”という寸前で、青年はふと動きを止めた。

「ま、まて! さすがに“自称鬼畜”なオレでも、そんな腹に乗っかることはできないぞ」

「いいから来て、絶対に破裂なんかしないからぁ・・・はやくぅ!まだ乗れるうちにぃ・・・ねっ」

半ば強引に、青年の手をつかみ引き寄せる・・・

ぽむっ・・・

サキュバスの大きくせり出した腹が青年の腹に当たる

「いいわ・・・そのまま・・・来て・・・」

恐る恐る身体をかぶせ、腰を進める青年
十分過ぎるほど蜜をたたえた肉襞が、熱くからみつく

「もっと・・・奥まで・・・」

体を預ける様に奥へと腰を進める

ぐ・・・ぐぐぅ〜〜〜っ・・・

押しつぶすというよりは丸く膨らんだ腹に身体が埋もれていく感覚

「だ・・・大丈夫なのかな・・・?」

巨大な腹は思っていたほど重量が無く、
ウォーターベッドというよりは、特大ゴム風船のような感触だった

青年は、目の前でユサユサと揺れる 2つの風船を揉みしだいた
柔らかく、弾力に満ちた乳房・・・思わずその先端を口に含む

「・・・んんっ、いいっ・・・」

空気を吹き込んだワケでもないのに、ムクムクとサイズを増してくる乳
バレーボール大がビーチボール大に膨れ上がり、青年の顔を柔らかく押し戻した。

「コイツはおもしろいかも・・・・」

青年は風船腹の弾力に逆らってさらに奥へと腰を進める
硬く張り詰めた青年の分身が、肉壁の奥へともぐりこんで行く

「・・・あぁっ、熱いぃっ・・・」

サキュバスの身体がピクンと反応する
反応ついでに、腹の圧力が少し増し、めり込んだ身体がすこし押し戻される

「・・・・ねぇ・・・動いて・・・激しくしても平気だから・・・」

「そ・・・そうか? じゃ・・・」

ぎゅ・・・ぐぐ〜っ・・・

青年は、恐る恐る体重をかけて行く
巨大風船は大きくひしゃげながらも柔らかく弾力を持って青年の身体を受け止める

「そぅ・・も・・もっと強くぅ・・・」

ぐぐっ・・・ぎゅむっ・・ぎゅぎゅ〜〜〜っ・・

ほぼ全体重を掛けてみたが、問題はなさそうだった・・・

「ど・・どうやら、大丈夫みたいだな・・・」

ぎゅっ、ぐぐっ、ぐっ・・・・・

初めは恐る恐る腰を動かす青年だったが、破裂の心配がない事を確認するや否や次第に激しさを増して行く
風船腹クッションの弾力を利用して、勢い良く腰が跳ねる

「あっ、あっ、あっ・・・満たされてゆくぅ・・・」

青年の挙動が伝わる度に、大きさと弾力を増してゆくサキュバスの腹

ばむっ、ぼむっ、ばむっ・・・・・

「はっ、はっ、はっ・・・・か、絡みついてきやがる・・」

巨大な腹の弾力を利用してトランポリンの様に激しく上下する青年

「あっ、あっ、ああん・・・ふ・・ふくらむぅ・・・」

腰を押しつけられ押し縮められると、それを跳ね返すかのように弾力を増す腹
ピストン運動のたびに少しずつ持ち上げられて行く青年であった・・・

気がつくと、始めはほぼ水平に覆い被さっていた青年の身体は
持ち上げられつづけ、ほぼ直立しかけていた。
既に“臨月”と呼ぶのも馬鹿馬鹿しく見える“妊娠30ヶ月腹”・・・
いつのまにか、そこまでもサキュバスの腹は大きく膨れ上がっていたのだった

「えへへ・・・今度はアタシの番よぉ・・・」

サキュバスが急に体を起こす、当然、巨大な腹に押されて青年は仰向けに倒れる
そこへ、圧し掛かるように、覆い被さってきた。
丸く巨大な腹が青年の下腹部から胸元までを圧迫する
巨大な割には不思議とあまり重くは無い

「うふふ・・・そーれっ! 超巨大爆腹こーげきぃっ!」

上になったサキュバスが騎乗位で激しく腰を使う、2人の接合点から強烈で甘美な刺激が走る

「ううっ・・・」
「ああっ・・・・」

大量の快楽エネルギーがサキュバスの胎内に充満し
それに呼応する様に快感が帰ってくる

「ううっ・・・・・・・うぷぷっ」

うめく青年、しかしすぐに、その声は焦りに変わる

「こ・・・こらっ、窒息しちまうよ」

さらにサイズを増した、巨大な風船が、ついに青年の口元までを圧迫し始めたのだ
(・・・っつー事は、直径1m近いにゃ・・・(^^ゞAl談)

「は・・・はぁっ・・・もっと・・・もっと」

聞いちゃいない・・・サキュバスは快楽に我を忘れかけていた。
青年に圧し掛かる腹は、ぷうぷうと際限無く膨らみつづけている
さながら、ガスボンベに繋ぎっぱなしにされた特大バルーン
既に人間の原型をとどめなくなりつつある

「ぉ・・・おい、だいじょうぶなのか?!」

青年は両手で顔面にのしかかる、今にも爆発しそうに膨らんだ爆腹を支えつつ問いかけた

超爆腹を揺らしながら、お気楽極楽な口調で答が返ってくる

「心配要らないって、古今東西、食べ過ぎで死んだ人はいないって、
なんか、オナカいっぱいで、シアワセな気分よぉぉ・・・」

顔を上気させて、のほほんとサキュバスは言う

「あ、そろそろこのオナカ、邪魔になっちゃうよね。ちょっとサービス」

青年を圧迫した状態から、音も無くふわりと宙に浮かぶサキュバス、急に重さが無くなったかのよう。

「おいおい、膨らましすぎて浮いちゃったのかい? やっぱ風船だったんだな」

「ちがうの!(似たよーなモンだけどさ)」

サキュバスが指を立てると青年の身体もスィっと宙に浮き移動する、そしてサキュバスの背後にスポーンと・・・

「体位変えただけよん、あのままじゃオナカにつっかえて続けられないでしょ」

「確かに・・・これなら、いくら腹がデカくなっても問題は無いかもな・・・
・・・って、まだ大きくなるのか?(だいじょうぶなのかい?)」

「うふふ・・・このオナカには、貴方の煩悩が詰まってるのよ
ふふ・・・ねぇ、もっともぉ〜っと、アタシを膨らませて・・・」

「・・・とは、いわれてもなぁ・・・」

青年は改めて、サキュバスを観察した
バックから結合したままなので、後姿ではあるが、
それでも身体の左右にはみ出した巨大な胸
はみ出したラインからの推測によると、左右に振り分けられたのではなく
正面ではしっかり谷間を形成していることは確実、片方で頭二つ分はありそうなミルクタンクだ。
そしてその巨大ミルクタンク2つを合せたよりも大きな腹、
直径は1m近くありそうな巨大風船。
紫に光沢を放つレオタードに包まれた体は、何処もかしこもパンパンに張り詰めており
さながら、限界まで膨らみきった破裂寸前のゴム風船のよう
ちょっとでも突付いたらパァンと割れてしまいそうだ
たとえ突付いたりしなくとも、少しずつ膨張をし続ける身体は、GAMEのタイマー代わりに膨らまされていく風船のようにいつ大爆発しても不思議ではない状況に見えた。

「い・・・いくらなんでもヤバくないか?どう見てもパンク寸前に見えるぞ
 今にも、はちきれそうとゆーか・・・」

サキュバスがコロコロと笑った
「あたりまえじゃない、貴方の煩悩で形成されてるのよ、この身体。
 貴方の一番好みの状態になるに決まってるじゃない。
 今のアタシは、常にパンパンの破裂寸前状態なのよ。
 でも心配しないでね、この魔法のレオタードがある限り、アタシは絶対にパンクしたりしないから」

「ふぅ〜ん・・・ホントに平気なのかい?」

青年は背後から結合したままの状態で、既に手を回して抱える事も不可能なくらい巨大な下腹部を軽く突付いた

「あ、でも優しくしてよね・・・もっとも、膨らみすぎで破裂しないってだけで、
 針とかで、つっ突いたりしたら話しは別なんだからね!

「判ってるって、しっかしホントにフーセンみたいだな・・・」

「そうよ、アタシは貴方の煩悩で膨らまされたゴム風船・・・
 貴方が膨らましてさえくれれば、どこまでも大きくなるのよ・・・
 あ、そうだ、アタシの方もシチュエーションに協力してあげないとね」

と、言い終わるやいなや、
ふるふると小刻みに震え、やや伏せた顔を肩越しに振り向かせ
泣き出しそうな表情で、サキュバスは懇願する

「お願い、もう許して・・・これ以上膨らまされたら、アタシ・・・破裂しちゃうぅ・・」

急な変貌に青年は焦った、

「や・・・やはり、やめようか?」

動きが止まり、おどおどと腰に添えられていた手から力が抜ける

「あ、やだ、やめないでよぉ  今のは演技だってばぁ!
 もっと、ちょうだいよぉ・・・アタシ、ホントに大丈夫だから
 身体だけじゃなく、行動も貴方好みにしてるだけなんだから・・・
 好きなんでしょ?こーゆーシチュエーション」

そう言えば、言葉とは裏腹に青年の下半身は緊張を高めていたのだった。

「そっか・・・そこまでやってくれるんなら、こっちも答えてあげないとね」

青年は、自分の肩幅よりやや広い、サキュバスの腰・・・
いや、正確には腰骨ではなく、腹につられて丸く膨らんだ尻なのだが
をがっしりと鷲づかみにすると、激しく腰を進めた
サキュバスの膨張に拍車がかかる

「くぁっ・・あっ・・・ふ・・膨らむうぅ・・・」

−ぷつっ−

この時、小さな音がサキュバスの臍の辺りでしたのだが
二人とも気付いてはいなかった

理想のシチュエーションにフル回転する青年の煩悩を注がれたサキュバスの身体は、さらに風船の様に膨らみつづけた
“妊娠30ヶ月”から“妊娠40ヶ月”・・・留まる所を知らない

四つん這いの身体を膨らむ腹が押し上げ、手が床に届かなくなる
そしてすぐに膝が床を離れ始めた・・・
さすがに2人分の全体重を腹だけで支えるのは苦しい
自重でパンクしてしまったら元も子もない
幸いエネルギーは有り余っているので、魔力を使いまたしても体位を変える、背面立位だ。

「それっ、それっ・・・まだまだっ!」

「あっ、はぁっ、は・・・はちきれちゃうぅ〜・・・」

(あちゃ・・・お腹、張ってきちゃった・・・さすがにオナカいっぱいになってきたぁ・・・)
内心つぶやくサキュバス・・・それもそのはず
前傾しているとはいえ、立っているはずなのにサキュバスの腹は、今にも床に届きそうなまでに膨らんでいた。完全にムッチムチのパンパン状態、いつ破裂してもおかしくない状態だ

−ピリリリ・・・−

どうやら音の正体は、サキュバスの着ている“魔法の”レオタード
最も伸ばされている下腹部、臍下あたりが、膨腹の圧力に耐えかねてほつれ始めていたのだった
背後にいる青年はもちろん、膨らみすぎたサキュバス本人にも死角となって判らない

青年の攻めは続く、サキュバスの膨張も止まらない
皮膚の伸展の限界が近づいてきたのか、胎内の圧力が上昇してきた・・・

(うわ・・・オナカ、パンっパン・・・マジで満腹・・・ぱぁんっていっちゃいそ・・・)
「ああぁん、破裂しちゃうぅぅ・・・」

本気とも演技ともとれそうな、喘ぎ声が響いた

「そうかぁっ、でも、まだまだ注いでやるぞぉっ!!」

逆効果だった(笑)
青年の動きがさらに激しくなる、

「ひっ、ひっ・・・・ふ・・・膨らむぅ!!」
(あ〜ん・・・そろそろヤバいよぉ(^_^;)・・・)

その時!

ばんっっ!!


サキュバスの身体・・・いや身体をピッタリと覆っていたレオタードが
散り散りになって弾け飛んだ!!

膨らみ行くカラダをずっと支えてきた“魔法の”レオタードであったが
あまりにも巨大に膨らんだサキュバスのカラダを支えきれず
ついに破けてしまったのだった。

「きゃああぁぁぁっ!! レオタードがぁっ!!」

「おおっ!!弾け飛ぶ衣装!お気に入りのシチュエーションっ!!」

ぷわぁぁぁっ!!

支えを失ったサキュバスのカラダが、ものすごい速度でさらに膨張する

「いやぁぁん、レオタードがないと、膨らみを制御できないのよぉ〜」

演技ではなく涙声で叫ぶサキュバス・・・

ぷうぅぅぅぅ〜〜〜〜〜っっ

本人の意思とは無関係に、巨大な腹は風船の様に膨らんで行く・・・

「ひっ!やだやだぁぁっ!!だめぇっ!膨らまないでェ!!」

際限なく膨れ行く身体にパニックを起こし始めていた
今やサキュバスの身体は、ほとんど直立しているにもかかわらず
巨大な腹が床に届くまでにもなっていた。
きめ細かい真っ白な肌が、目にまぶしいウルトラ超ぼて娘状態だ。

「さぁ、その巨大なオナカに、たぁ〜っぷりと入れてあげようね・・・」

一瞬、膨れ行く爆腹に見とれて動きの止まっていた青年が、再度続きを始める。

「ひぁっ!!・・・す・・ストップぅ!もぅやめてぇぇ!! パンクしちゃうよぉぉ〜」

既に演技ではない

(おおっ、迫真の演技だなぁ・・・じゃ、こっちも・・・)
「へっへっへ・・・じゃあ、仕上げといこうか」

サキュバスの背筋に寒気が走った

「いやぁぁん、ホントに限界なのォ! 風船みたいに割れちゃうのイヤぁぁっ!!」

サキュバスは抵抗しようとした・・・
しかし、既に動ける身体ではなかった。
巨大に膨らみすぎた乳房が肩関節を圧迫し腕の自由を奪い、
膨らんだ尻と腹に挟まれて脚の自由も失われていた。
身体を捻ろうにも、限界まで張り詰めた超巨大な腹がそれを許さない。
もし、力任せに動こうものなら、その瞬間に身体は破裂してしまう・・・

「これでどうだぁっ!・・・ううっ!!」
「だ・・・ダメぇぇぇっ!! オナカが破裂するぅぅっ!!」

青年の腰が最後に深く埋め込まれ、熱いたぎりを胎内に放出する。

「ひっ・・・ひああああぁぁっ・・・!!!」

子宮内にほとばしる熱い奔流に、サキュバスの身体がのけぞる

・・・・・・・・・

数秒の空白がその場を支配した

そして、事を終えた青年がゆっくりと離れる
硬直していたサキュバスも動きを取り戻すやいなや

「えっ、やっ、やぁ〜ん・・・こんなに濃い精気、注入されたらぁ・・・」

完全にパニックを起こすサキュバス、対処したくても手足はほとんど動かせない
超乳&超腹の圧力に阻まれ、微かに空を掻くだけであった・・・

ぷわわぁぁぁぁぁっ!!

言い終わる間も与えず、ウルトラ超ぼて爆腹が、猛スピードで膨張を再開する
胎内に放出された精気が、吸収され始めたのだった・・・
あまりにも巨大になった腹に押されるようにのけぞってゆくサキュバス
(腹が超巨大になっても背骨は伸びないため、身体は反り返る)

「ひっ・・・ た・・・助けて・・・オナカ支えてぇ!
 コレ以上膨らんだら、破裂しちゃうぅ・・・
 風船みたいに割れちゃうの嫌ぁぁっ!!」


色白のもち肌が、限界まで引き伸ばされて、つやつやと光沢を帯びる
胎内の圧力は、情け容赦無く腹を、乳房を・・・膨らまし皮膚を引き伸ばしてゆく・・・

「・・・ひいぃぃぃっ!・・・わっ・・われるぅ!!」

身長を超える直径までも膨らんだ腹は、限界を超えて薄く伸び、うっすらと反対側の景色が透けて見えかけている。
まさに魔力で膨らんだゴム風船・・・しかも破裂寸前状態の・・・

ぷちっ・・・メリ・・メリッ・・・ミリリリ・・・・

張り詰めた皮膚のきしむ音までする
それでも、非情にもさらにサキュバスは膨らみつづけ・・・・・

「ぎっ、も・・・もうダメ、限界・・・・は・・・はちき・・れ・・・」

ぱあぁぁぁん!!!


青年は、何が起こったのか理解できなかった。
全裸のまま、自分の部屋に一人立ち尽くしていた。
(たしか、女の子とここでSEXして、その娘かぷぅぷぅと膨らんで
ついさっき、風船みたいに破裂した・・・)
記憶をたどるが、ぼんやりとしてはっきりしない。
部屋には、破裂した女の子の破片なぞ ひとかけらもなかった。
ただ、やるだけやった後のような放出感だけが残っていた・・・。



サキュバスは何処ぞのともつかない空間に漂っていた

魔力で膨らまされていた風船腹の大爆発は、
サキュバスの身体を別の空間へと弾き飛ばしたのだった。
呪文等で物理的変換を行っていない純粋な魔力そのものは、人間に直接の影響をほとんど及ぼさない。
魔法に縁のない人間にとっては、普通のゴム風船の破裂くらいにしか感じられなかったであろう。

サキュバスは漂いながら、大きくため息をついた。

「ぐぐぅ〜〜〜〜っ」

急にオナカが鳴った・・・
一旦破裂してしまった身体は、あらかた再生していたが、
すっかりもとの木阿弥であった。

「あ〜恥ずかし・・・食べ過ぎでパンクしたサキュバスなんて、
 他には絶対いないんだろーなぁ・・・」

またしてもオナカが鳴った・・・

「うぐぅ〜・・・オナカへったよぉ・・・
 でも、人間界って、煩悩に満ちてるハズだから、
 きっとまた、ありつけるよね・・・たぶん・・・」


後書き

はらぺこサキュバスの第2弾です。いかがでしたでしょうか?
今回の舞台は、ほぼ現代の首都近郊のベッドタウンです。
1話で「冒険者」とか言ってたくせに、「時代設定いつだ〜!」なんて声も上がりましょうが、
ここは一つ“転移呪文は時空を超える”という事で・・・m(_ _)m
さて、今回オイシイ目をみた“ぼてフェチの青年”ですけど、
冒頭のシーンのような経験は、当HomePageに来ている“同好の志”なら、
まったく同じ経験とまで行かなくても、どっかしら思い当たるフシがあることでしょう。
どーして、「ぼて」のコミックって無いのかね?AV(実写)なら、今やそこそこあるのに・・・
パソゲーでもいいぞ、どっか作っとくれ〜〜〜〜〜〜〜ぃ!!!(魂の叫び)
・・・なんてしてたら、発売されましたね『ら〜じPonPon』
これからも「ぼてゲー」が発売される事を祈ってます。あとはコミックだぁね(笑)
ちなみに、今回は人間相手ということで、「〜ですぅ」の口癖は出していません。
実は、コレ書いたのって、かなり昔なんですよね・・・(じい氏の“新・西遊記”が始まる前なのね)
一応、多少の手直しとかはしてますですが、どうしても、もう一人のサキュバス(じい氏の“新・西遊記”)とキャラがかぶる所があったりして・・・(^^ゞ
(作者は違えど、元々は同じキャラなんですよね、Alもたまにゴッチャになったりします。)

さて、毎回パンクさせられてしまうサキュバスちゃん、ご苦労様です。
一部から「破裂させちゃヤダ〜!」って声も出ましたけど、
タイトルが『はらぺこサキュバス』ですので、満腹のまま次の話に移れないんです。
考えてみてください、満腹満足でおなかポンポンのサキュバスちゃんがH(食事?)すると思いますか?
彼女には気の毒ですが、最後は「おなかへったぁ」でなくては続かないのです。

さてさて、今後の展開ですが“転移呪文”という時代や背景 自由自在という
マルチ・ユニバース化アイテム(笑)がありますので、どーとでもできます。
裏を返せば「どーしましょ」なんですよね・・・(“なんでもできる”は“何もできない”に近いです)
・・・で、リクエストに答えたいと思います。
どんなヤツとサキュバスちゃんを絡ませたいのか、
どんなプレイをさせたいのか(改造とかの痛い系はパスね、メス入れたらパンクしちゃうし)
もちろん、時代背景とかも自由に設定して結構です。
『オレ様自ら相手しちゃる』ってのもOKですよ(笑)

ではでは、ネタができたら、次でお会いしましょう(爆)

2000/01/16