すでに古いNiftyに書いたLOGですが、今読み返すとところどころ環境設定の方法やトラブルの原因が書いてあるので再録しました。
しかし、のどもとすぎればと言うことわざもありますが、このときどうやってマシン及びネットワークのトラブルを抜け出したかもう少し詳しく書いておけば後々役に立つのに肝心な事はあまり書いてないのは困ったものです。


マシントラブルとの戦い

96年半ば:僕が出入りしている会社にあるNTマシン(DEC Alpha)のsoftimaeがバージョン3.51にしたとたん頻繁に落ちるようになるが、自分が使っていないことをいいことに使っている娘に「そのうちなおす。がんばれ」などといいつつ放置しておく。

96年後半:さすがにあまりに落ちて不評なのであちこちチェックするが原因不明。サポート(買ったところ)に連絡

97年4月:頻繁にサポートに連絡するがらちが開かず、業を煮やしてマシンごと送り返してチェックしてもらうが向こうでは何故か快調に動作する。

97年5月:ネットワークをはずすと快調に動作する事がわかるが、原因がネットワークの問題かソフトのネットワーク設定の問題なのか分からない。

97年5月:これまで快調に動いていた自分の使っているNTも段々フリーズするようになり、熱暴走かと思って冷やすものの効果なし

97年5月半ば:自分のマシンがとうとう起動しなくなる。サポートに連絡するがハードのメーカーに連絡してくれと言われ暴れる。

97年5月半ば:メーカーに見てもらうと何故かCPUボードが死んでいることが分かり交換。

6月:ネットワークのトラブルを解消するため。社内のLANを再構築するが問題解決せず。

6月前半:NT側の問題だと判断しいろんな所に問い合わせるが、ソフト・ハード・OSメーカー間をたらい回しにされたあげく。すでにOSサポート期限(何と3ヶ月)が切れていることが判明。

6月中盤:新たにマシン(SGI O2)と新規スタッフが来るが、マシンが直らず機材が足りなくなる。

6月後半:新たに来たマシンをおくために電源とネットワークのハブが足りなくなり、レイアウト変えをする羽目になる。

6月後半:やっとSGIの設定が終わったのに、肝心のsoftimageのライセンスがマイクロソフトのユーザーライセンスサーバーが落ちる事故のため、発行されない。

7月頭:ずっと落ち続けているNTマシンを直すため、観念して秋葉原で5万円分のNTに関する書籍を買い集めて読みふける。

7月5日当たり:原因がマスターサーバー設定が重複しているのとHOSTSファイルが書かれていないことらしいと言うことが分かり直す。

7月:新たに来たO2とこれまで使っていたIndyを繋ぐとIndyがシステムクラッシュすることが判明。サポートに従ってシステムパッチを当てるとUNIXカーネルが壊れてしまう。

いつか忘れたが台風の来た日:SGIはサポートの方が来て修理完了。サポートの方の会社も含めて多くの会社が台風で早引き可の中、設定を続ける。(無事サポートの方は帰れたのかなー)

7月6日当たり:softimageのライセンスが来るが、何故か一番最初に送ったライセンスが来てないことが分かる。

7月8日?:softimageのNT版のライセンスが送った翌日に来る。何故SGI版のライセンスは1週間以上たってもこないのだ!

7月9日?:やっとSGI版のライセンスが来るが、今度はOSのバグで日本語モードを選ぶとキーアサインが元に戻らなくなることが分かりシステムにパッチを当てようとパッチを探すが見つからず。インターネット上に探しにいくことになる。

同じ日:プロバイダーの調子が悪いのかインターネットに接続出来ない事が分かる。

7月8日:前日ライセンスが来たO2を調べると、何故かPlayStationコンバーターが動作していない事が分かる。

7月9日?:再びサポートに連絡し脅したりすかしたりしながらまた会社にパッチを持って来てもらう。同日これまでずっと調子の悪かったNTがドメイン名の設定を無効にしたにも関わらずまたもやsoftimageが異常終了し始める。どうも原因はsoftimageのネットワークプロテクトが何かの拍子にエラーを検出してsoftimageを落としてしまうらしいのだが見た所ネットワークは異常はない。何故だ!

7月9日:サポートとやりとりした結果、コンバーターが動かないマシンのsoftimageをインストールし直してみると何故かきちんと動作する。前回と同じ事をしたのに何故動いたり動かなかったりするのだ?

同日:とうとう傷害が起きているNTが復旧しないので、根本的に再設定するためにNTは全てOSを4.0に変えてsoftimageも新しいバージョンに変える事にする。その前にライセンスを先にもらうため、ライセンス発行コードを出すためのネットワークプロテクトソフトをインストールすると、前のバージョンのsoftimageもろとも動作しなくなる。前のバージョンはちゃんと動作しますからと言われたサポートを恨みつつ、前のバージョンを再インストールし直す。

7月10日:自分の使っているAlphaマシンのNTをバージョンアップする。一見無事終わって安心するが、システムdiskが何故かFATでフォーマットされている事が分かる。
設定ミスだと周りに言われつつ再度インストールし直すもののどうやってもNTFSにフォーマットできない。マニュアルを読みふけるとRISKチップマシーンではシステムを入れるDiskは数メガのFATフォーマットのパーティションが必要なことが分かる。どうも最初にこのFAT領域にアクセスしてSYSLOAD.exeと言うファイルを使ってNTFSフォーマットした領域からOSを読み出すようになっているらしいことが分かる。おかげてこれまで謎だった6MBのバーティションの謎が解けるが、書いてある通りにしても何故かNT本体を入れる領域までFATフ
ォーマットになってしまい変更不能。

同日:ハード・ソフトのサポートにたらい回しにされたあげく、マイクロソフトのサポートに連絡するが、パーティションの設定を変えたりいろいろ条件を変えてインストールを何回かやらされたあげく原因不明。どうもあとから増設した内蔵HDが怪しいので分解してはずして試して欲しいと言われる。

同日:とうとう切れて、外付のHDを繋いでそこにNTを入れて本当にシステムを入れたい領域をNTFSでフォーマットし直すため外付DISKにNTをインストール。

同日:これでOKかと思って再び起動し直すとNT起動せず。

7月10日:Alphaマシンの場合BAIS側でOSの起動設定をするらしいが、これが自動的に更新されてない事が分かり手動で設定するものの起動しない。前の設定が悪さをしているらしいので、ここの設定を全て消去して外付に再びNTをインストールしてようやく本当にシステムを入れたい領域をNTFSでフォーマットし直すことに成功する。

同日:再び内蔵DISKにOSをインストールしようやく成功するものの、今度はNFS用のソフトがNT4.0に対応していない事が分かる。

7月11日:NFSはあきらめてsoftimegeをインストールするがうまく行かず。100P近いインストールガイドに従って環境を再設定する。

同日:ようやくsoftimageをどうさせることに成功するが、インテルマシン用のソフトを動かす為にFX32!をインストールするものの動作せず。

同日:うかつにも4.0の約束事をしらない僕はアンインストールをせずに直接FX32のファイルを削除してしまいNTが起動しなくなる。

同日:なんとかマシンを起動させる事に成功してFX32を削除する事に成功するが、またもやドメイン名が重複していることが分かり(経験上この障害が出ているとsoftimegeが落ちやすくなる)、再設定しようやく一段落するもの何故かMacとFTPで接続出来ない事が分かる。

7月12:平日はマシンの修理とセットアップに追われているためたまっていた仕事を片づける。おそらく明日もおなじであろう。

 それにしても毎回トラブルに見舞われる度に思うのですが、大手の開発ではこうしたトラブルは無いのでしょうか? いつか聞いてみたいものです。


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