盛運亭

東京

港区南麻布2-7-26

月曜

03-3453-0413

2/CBB

97.12.30

トリガラベース、トンコツブレンドの醤油味で、他に野菜などからダシをとったと思われる東京ラーメン。ダシが薄めでやや化学調味料に頼りすぎな感じがするが、味としてはそれほど悪くはない。麺はやや柔らかめの縮れ麺。コシもイマイチ、スープの絡みも今ひとつで、標準以下。チャーシューはきちんと焦げ目のつけてあるもので味自体はなかなか。しかし、ダシの薄いスープの中では味の濃さが浮いていてバランスが悪い。また、もともと肉の質が余り良くないようで、ゆっくり吟味するとあらが目についてくる。見た目指数2、アレ系指数1。

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盛華

中華

朝霞

3/ACB

1999.8.4

麺はやや細めの縮れ麺。中華系にしては珍しくコシがあり、スープの絡みも良い。好感。スープはトリガラベースの醤油味。化学調味料系の酸味が強く、いかにも「中華系」という感じ。かなり味が濃いので、しょっぱいのが苦手な人には勧められない。ま、悪くないけど、良くもないといったレベル。チャーシューはほとんど味のない煮豚。スープの味が濃いので、もうちょっと風味づけしないとラーメンの中で消えてしまう。近いうちに味噌も試してみる予定。


精養軒

佐野

栃木県佐野市万町693

0283-22-0450

佐野

6/ABB

97.2.17

麺は喜多方よりはやや細めの多加水太平麺。プチプチッという食感はなかなか心地好く、スープの絡みも良好。スープはトンコツベースとりがらブレンドの喜多方様であるが、こちらのほうがあっさりしていてトンコツの量が少なく感じる。東京と喜多方の中間か。また、タマネギを初めとした野菜がだしにかなり入っており、かなり甘みがある。ショウガで臭みをとりのぞいているので、かなりマイルドな感じを受ける。チャーシューは堅めの煮ブタタイプであるが、場所によってばらつきがあり、美味しい部分は美味しいのだが、そうでない部分も少なからずある。色々と喜多方と比較して申し訳ないが、僕は喜多方のほうが好み。


青龍

北海道

新千歳空港

8/AAC

91.12.20

旧千歳空港時代からある名店。北海ラーメン等が目を引くが、通は奇をてらわずに塩バターで攻めるのがよい。ただしじゃがいもラーメンは捨てがたい味ではある。うにラーメン等は素材とケンカして質が落ちるので避けた方が無難。


成龍萬寿山

中華

仙台

5/ABC

2001.10.23

麺は細めのほぼストレート。細い麺独特のスープの絡みの良さはもちろんだが、細い麺の弱点になりがちなコシも意外としっかりしている。スープは鶏ガラベース、トンコツブレンドの中華タイプ。ややトンコツの煮込み時間が長いようで、スープには表面 にかなり厚い脂の層ができている。この手のスープでは大体この脂の層によってせっかくのダシがぼけてしまうものだが、この店も例外ではなかった。チャーシューは普通 のレベルで特に美味しいとか、まずいとか、そういうコメントはない。


千石自慢ラーメン

横浜

文京区駒込6-5-4

03-3944-0336

巣鴨 日曜

6/BAB

92.1.10

立ち食いのラーメン屋。豚骨ベースで醤油味、ふと麺ということから横浜ラーメンに分類してあるが最近流行の種類である。この種のラーメンとしては東京では屈指であろう。ま、横浜に来れば似たようなのたくさんあるけどね。


戦国ラーメン

熊本

横浜

0/CCC

95.12.4

トンコツダシの白湯スープ。全くと言っていいほど深みが無く、ラ王のトンコツの方がまだまし。麺は中細で、食べはじめだけは少しだけコシがあるが、30秒もたつともうめろめろ。チャーシューもとりたてて特徴が無く、大してうまくもない。横浜駅南口ではかなり繁盛している店だが、不思議でならない。


全国ラーメン党

東京

渋谷区代々木1-34-4

03-3375-3405

代々木 無休

2/ACC

94.12.15

林家木久蔵が党首を務める「全国ラーメン党」の直営店である。材料にとことんこだわっている(自称)そうだが、素材がいかに良くても(本当に良いのかは不明)ダシの取りや調理が未熟では仕方がない。麺は確かにコシがあるが、スープはいかにも薄っぺらい。チャーシューもはっきり言ってまだまだ。木久蔵師匠はテレビのコメントなどを聴いているとラーメンについては非常に良く理解しているし、造詣も深いことがわかる。要するにラーメン通が必ずしも良いラーメンのつくり手ではないということか。


千成

喜多方

横浜市都筑区早渕3-37-7

045-592-9715

仲町台 不定

5/BBA

97.8.31

喜多方を標榜しているが、喜多方とも、東京ラーメンともいえるもの。麺は確かに喜多方の太平麺。かなりデリケートな麺のようで、作り手によって随分と変わってしまう。スープはトリガラベース、野菜などを加えたものに昆布、カツオなどの和風ダシの返し。支那そばに限っていえば完全に東京ラーメンタイプ。味はまぁまぁだが、インパクトはない。チャーシューは肩ロースに八角を強めに効かせたもので脂が少なくなかなかのもの。220円しか高くならないので、お得。調理人の手際が良く、チャーハン、ギョウザなどもなかなか美味しそうである(ただし未食)。


ぜんや

10/AAA

独自系(北関東風)

埼玉県新座市野火止4-9-8

048-477-2232

新座

1999.9.16

麺は喜多方系の麺をそのまま縮小して細くしたような感じ。中華鍋で4、5玉一度に茹でていて、スープに入れてからの手際も悪いので「きっとのびのびだろう」と思わせるがさにあらず。コシもしっかりしているし、やや薄味のスープもしっかり絡んでいる。スープはトリのダシが前面に出たもので、恐らく豚骨をベースにして、ネギやタマネギなどの野菜、昆布などの海産物を煮込んだ塩味。個性的とは言えないが、非常に丁寧に仕上げられており、女性や中高年に受けそう。チャーシューもスープとの相性が良く、楽しめる。回転が非常に悪いので、「これならビールや餃子は出さない方が良いのに」と思うが、まぁ味とは関係ないからいっか。行列していたらとなりのセブンイレブンで雑誌か新聞でも買っていくと良いだろう。


再評価:5/ABC

2004.7.29

コメント:ラーメンを食べて一口、「しょっぱーい」。とにかくしょっぱい。トリ、ブタなどの動物系の素材と野菜を中心にしてダシを取っているんだろうけど、とにかく塩分強すぎ。がんこラーメンに通じるところがあるけど、がんこよりも塩分が際立つ。ちょっと割り下で薄めたくなるようなスープ。麺は太目のよりの入ったもの。太いので腰はあるし、スープがしょっぱいので麺とスープの調和は取れている。しかし、個人的には食感は好きじゃない。熊本系とまではいかないが、噛むとぐしゃっとつぶれるような感じ。チャーシューは肉質が悪いのか、風味が悪い。
99年に食べたときはすごくおいしいと感じたけど、こんなんだったっけ?これだったら、たとえ行列していなくてもすぐそばの欧風カレーの店に行くなぁ。


仙龍

東京とんこつ

関越自動車道所沢インター入り口(浦和側からアプローチの場合)

99.7.10

3/CAB

麺はやや太めの扁平タイプ。茹でる前に念入りに手で揉んでいて期待させるのだが、コシがあまり感じられない。スープの絡みはそこそこだが、Bというにはちょっと物足りない。スープは豚骨ベースで魚の返しが強めに効いた東京西部タイプがペース。これに背脂を加えてマイルドにしている。魚を強めに効かせる店にありがちな酸味のあるスープは好みが分かれるところだが、ぎりぎりでA評価。チャーシューはほとんど味付けのない煮豚。もともとの質は悪くないが、このスープの中にあってはもうちょっと味付けがあって欲しいところ。メニューにはチャーシューメンやネギラーメンなど、お馴染みのラインナップが揃っているが、どれも非常に量が多い。特にネギラーメンはもの凄い量のネギが載ってきて、とてもラーメンどころの騒ぎではなくなる。当然、スープの味も跡形もなく壊滅させられるので、よっぽどのことがない限りオーダーしない方が無難。なお、「ネギ少な目」というネギラーメンもあるらしい(^^;