一流企業(人気ランキングでも毎年上位にあがる本当の一流企業)に就職が決まって「こうすれば一流企業に入社できる」みたいなことを書いて喜んでいる、普通の大学(ごめんなさい。大学の名前忘れたので)のある学生に対して...
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なんというべきか...知らないということは恐ろしい。
一流大学の出身者ばかりの企業にうっかり入ってしまったあんたみたいな奴がどういう扱いを受けるか、わかってるんだろうか?知らないなら教えてあげよう。
たとえば私がいた某大手(いまでは中位?)都市銀行での話。一人前扱いされるのは旧帝大、一橋、早稲田、慶応出身者、せいぜいそこまで。私大では上智以下はもう駄目だ。
はっきり言って出世の望みはほとんどゼロに近い。
それ以外の奴ら(たとえば明治大学、日本大学出身者などなど)は同期で入社した新入社員のあいだからすでに馬鹿にされはじめる。悲しいのは馬鹿にされている本人たちが馬鹿にされているとまるでわかっちゃいないことだ。
大企業の中で本当に実力主義が徹底しているところなんてかぞえるほどもありゃしないんだぞ。ないと言ったほうが正解かもしれない。もちろん、リクルートのときに「うちは学歴がものをいうんで...」なんて正直に言ってくれる企業もあまりない。知っての通り露骨な差別待遇をする嫌な企業はあるけど...
入社試験がよくできたって?馬鹿もの!!なんて馬鹿な野郎なんだ。
就職のとき私もいくつか内定をもらったけど、入社試験など受けさせられたことは一度もない。京大生に入社試験などを受けさせるなんて論外なのだ。きっと「馬鹿にされた」と判断して他へいってしまうからだろう。おとなしく入社試験を受けさせられて「よくできた」なんて喜んでるなんて本当にキミは脳天気な奴だ。はなから企業から馬鹿にされているのに気付いちゃいないんだから。要するにあんたははじめから「捨て駒」ってわけだ。
わかるかな?キミはそんな一流の大企業に入るべきじゃなかった。今からでも遅くはない、どこかほかの企業に就職することを強く勧める。ただでさえ学歴で不当な差別を受けるのに、一流大学の本当に優秀な連中ばかりの企業で勝ち抜くのは、君の実力では到底無理だ。
で、何も知らないで過ごしていると「しまった」と気付くのにたぶん5年以上はかかる。気付いたときにそこを飛び出す勇気があるならそれはそれで悪くない経験だとは思うけど。でも、ほんとにうっかりしてると人生棒に降るよ。企業のエゴイズムにつぶされる人生って喜劇なのかな?悲劇なのかな?そんな人生を送っても君のほうにどんなメリットがある?世間体?生活の安定?くだらんなあ。
大学の選択が非常に重要だと言うことぐらい、わかっていたはずじゃないか。たとえば官僚になりたければ東大の法学部以外にはあり得ない選択だ。京大から官僚になろうとするのは無謀なことだ。同じように一流の大企業に入って人並みに出世したければ、はっきりいって一流大学を卒業するしかないんだ。それぐらいのこと小中学生の頃からわかってたんだろ?なぜそうしなかった?なぜ今ごろになって一流企業に入りたがる?
これだけ言うのもかわいそうだけど、自分の置かれたみじめな境遇と将来を理解せず、無邪気に喜んでいるなんて、もっとかわいそうだから言ってるんだよ。
まあ、たぶん信じる気にはなれないのかもしれないけど、僕の言っていることを記憶の片隅にでも置いておいて欲しい。もし、「あの人の言ったことは本当だった」と思う日が来たら、迷ってないでさっさと会社を辞めてしまうことだ。迷っている時間がもったいから。
追記:ちょっとこれ厳しすぎるんじゃない?(住吉麻美) |