Angel Heart 百科辞典 〜AHをより深く味わうために?〜
超暫定版!
・キーワード数が一定の数以上になり次第、五十音順と連載順のページに分かれる予定。
・物語上の設定に関する説明はこの色で表記。
第1話〜第12話→ [ 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 ]
▼第1話
しんじゅく ちゅうおうこうえん
【新宿中央公園】
「Angel Heart」始まりの舞台となった場所。高層ビル群に囲まれた公園で、かつての淀橋浄水場跡地。1968年4月に区によって設けられた。8.2ヘクタールの園内には約8万本の樹木があり、野外ステージ、水の広場、芝生広場など憩いの工夫がこらされている。公園の北部には高さ45メートルの富士見台(展望台)もある。グラス・ハートはこの公園で、"組織"のための"仕事"として50人目のターゲットを始末する。新宿駅徒歩15分。(2001.06.19)
→第1話
コルト パイソン 357マグナム
【Colt Python .357Magnum】
おなじみ、リョウの愛銃。第1話の扉絵でグラス・ハートが構えていたのもパイソンのようである。(2001.06.19)
→第1話扉絵、第5話他
⇒カクテルXYZの分野別解説を参照
D208 ハイパー
【D208 HYPER】
NTT DoCoMoのデジタルムーバ携帯電話。グラス・ハートが"組織"からの連絡を受けるのに使用。着信音はノーマルだが、ハモメロで「アルプスの少女ハイジ」や「スターウォーズ」などが設定出来る。約71億通りの似顔絵を作れるのが特徴で、1999年11月に発売された。三菱製。i-mode非対応。本機は、"組織"からの連絡の途中(通話時間およそ41秒のあたり)で、ビルから飛び下りるグラス・ハートに捨てられてしまう。(2001.06.19)
→第1話
⇒NTT DoCoMo
NTT ドコモ
【NTT DoCoMo】
現在、日本で最大のシェアを誇る移動体通信事業者で、グラス・ハートが持っていた携帯電話機もドコモのであった。DoCoMoは、Do Communications Over The MObile Network Inc.の略であるという。電電公社から民営化されたNTTから移動通信部門が1992年に分離し、NTT移動通信網「NTT DoCoMo」となる。当時は初期費用に保証金10万円、新規加入料4万5800円、基本使用料(機器レンタル代含む)が1万7000円かかった。(2001.06.19)
→第1話
⇒D208 HYPER
⇒NTT DoCoMo 代々木ビル
⇒D502i HYPER
⇒D101 HYPER
ぞうきいしょく コーディネーター
【臓器移植コーディネーター】
臓器提供候補者が現れた時には、情報が病院から日本臓器移植ネットワークに連絡が行き、そのネットワークのブロックセンターから派遣されるのが臓器移植コーディネーターである。提供候補者の家族に臓器提供について説明をし、家族に承諾の意志を確認するのが主な仕事。移植を行う病院との連絡や臓器の医学的検査の手配、臓器の輸送なども行う。「新宿 ドナー心臓強奪事件」では心臓を輸送中の臓器移植コーディネーターが何者かに射殺され、心臓はいずこかへと盗み去られた。(2001.06.19)
→第1話
⇒ドナー制
⇒新宿 ドナー心臓強奪事件
ドナー せい
【ドナー制】
「臓器の移植に関する法律」が1997年10月から施行され、それまでも心停止後に移植可能だった腎臓と角膜の他にも、心臓や肺、肝臓、小腸などの移植が可能となった。心臓や肺、肝臓は、心停止後に血液が循環しなくなると状態が悪化するため脳死からの移植が条件となる。臓器提供者はドナーと呼ばれ、生前に「臓器提供意志表示カード」によって提供の意志を書面で表しておかねばならない(カードは、提供をしたくないという意志を記入しておくことも出来る)。これに対し、臓器を提供される側をレシピエントという。意志表示カードは、市役所、郵便局、保健所、運転免許試験場や、コンビニエンスストアでも置いてある所がある。また、脳死と判定されたドナー候補者が臓器提供をする意志を記入したカードを持っていた場合でも、家族の承諾がなければ移植は出来ない。香の場合は、リョウが家族として承諾したのだと思われる。心臓移植のケースでは、摘出からおよそ4時間以内に移植して血流再開が出来なければならず、移植手術が行なえる施設も限られているため、現状では移植のチャンスは少ない(法施行後の移植例は10例ほど)。また、臓器移植法は2000年10月から見直しの時期に入っている。その改正案では、脳死を一律に人の死と認め、脳死になった本人が意志表示カードを持っていなくても臓器移植に自己決定して死んだものとみなし、家族の承諾さえあれば移植が可能であるとしている。(2001.06.19)
→第1話
⇒新宿 ドナー心臓強奪事件
たいわん
【台湾】
沖縄本島から西南西約600kmの所に位置する島。台湾本島・澎湖列島及び他の付属島から成る。明末・清初の頃から漢人が多数移住して中国領となるが、日清戦争の結果、日本領となり、第二次大戦の日本の敗戦によって中国に接収され、1949年に蒋介石政権がここに移った。国名は、憲法では「中華民国(英語名 Republic of China)」、国連加盟国間では「Taiwan」、国際競技会などでは「Chinese Taipei」である。気候は亜熱帯気候で一般に高温多雨。公用語は北京語系中国語だが、日常では台湾語(福建系中国語)も使われる。一部の地域では客家語(広東系中国語)も使われている。戦時下において日本教育を受けた人々の中には、今でも日本語を話す人も多い。車は右側通行。日本との時差は-1時間。グラス・ハートを教育した"組織"の拠点(のうちの一つ?)がこの台湾にある。心臓を移植されたグラス・ハートは、台湾某所の屋敷で意識が戻らないまま治療を受けていたが・・・。(2001.06.19)
→第1話
⇒台北市
すざく ぶたい
【朱雀部隊】
"組織"の殺人部隊。5歳に満たない時から殺人術のみを教育された、「殺人マシン」とも言える部隊員によって構成されている。訓練生の子供達は、20人に1人しか生き残れないほどの苛酷な訓練を施され、さらに最終試験で生き残った者同士の殺し合いが行われて、正式な部隊員が選抜される。グラス・ハートは、その朱雀部隊のエリート中のエリートであり、"組織"は心臓のいかれたグラス・ハートに移植手術を施してまでも蘇らせようとしていた。ちなみに朱雀は四神の一つで、南を守る中国の伝説の鳥(東は青竜、西は白虎、北は玄武である)。台湾では今でも「朱雀の方向に・・・」などの言い回しが使われている。(2001.06.19)
→第1話
⇒台湾
スミス&ウェッソン M586
【S&W M586】
"組織"の射撃場で訓練生達が射撃訓練に使っていた拳銃のうちの一種類。子供の頃のグラス・ハートもこの拳銃で訓練していたようである。(2001.06.19)
→第1話
⇒詳しいデータは分野別解説を参照(予定)
ベレッタ M84
【Beretta M84】
"組織"の拳銃組み立ての訓練でグラス・ハートが組み立てた拳銃。(2001.06.19)
→第1話
⇒詳しいデータは分野別解説を参照(予定)
グロック 17
【Glock 17】
"組織"の教官が持っていた拳銃。時間内に拳銃を組み立てられなかった訓練生は、これで容赦無く射殺されていた。(2001.06.19)
→第1話
⇒詳しいデータは分野別解説を参照(予定)
ヘッケラー&コッホ MP5A5
【H&K MP5A5】
"組織"の最終試験でグラス・ハートが使っていたサブマシンガン。(2001.06.19)
→第1話
⇒詳しいデータは分野別解説を参照(予定)
グラス・ハート
【Glass Heart】
用意周到かつ完璧な暗殺技術を持つ主人公のコードネーム。相手に素顔を晒す事すらないその繊細な手口、警戒心の強さから"組織"の連中に畏怖と嫉妬まじりに"ガラスの心臓"(=臆病者)と呼ばれた事がその名の由来らしい。(2001.06.19)
→第1話
ファブリック・ナショナル/フシー・オートマチック・レガーL1A1
【FN FAL L1A1】
グラス・ハートが見る悪夢の中の回想シーンで、パラシュート降下による夜間狙撃でGHが撃ったライフル。(2001.06.19)
→第1話
⇒詳しいデータは分野別解説を参照(予定)
ヘッケラー&コッホ PSG-1
【H&K PSG-1】
グラス・ハートが見る悪夢の中の回想シーンで、噴水の中に隠れての狙撃を行った時に使ったライフル。(2001.06.19)
→第1話
⇒詳しいデータは分野別解説を参照(予定)
ドルミカム
【Dormicam】
ベンゾジアゼピン系(脳の中のベンゾジアゼピン受容体に作用する)の鎮静剤、ミタゾラムの商品名。水溶性で、麻酔の導入に広く用いられる。意識を戻さないままのグラス・ハートになぜか脈拍数が上昇する"発作"が起きた時、"組織"の医療班が用いたのもドルミカムだ。発作は数カ月間、毎日のように起きていたようである。依存性が強い上、血圧低下や異常行動の副作用があり、日本では麻薬及び向精神薬取締法で向精神薬に指定されている。(2001.06.19)
→第1話
フィンキール
【Finkeel】
竜の背骨、船の背骨の事をキールといい、船の横流れを防ぐために船体より鮫の背ビレのように突き出た突出部をフィンキールという。新宿の会員制女性アスレチッククラブの屋内プールで、泳ぎながらもっこり相手を物色するリョウは、"フィンキール"としておなじみの人気者(?)のようである。(2001.06.19)
→第1話
バサロ
【バサロ】
仰向けになってドルフィンキックをする泳ぎ方。リョウは屋内プールでもっこり相手を物色するのに、バサロで泳いでいた。バサロは水中を進む泳法で、背泳ぎで水面を泳ぐよりも抵抗が少なく、より速いスピードで泳げる。ソウルオリンピックの時、鈴木大地選手がバサロで金メダルを獲得したのは有名である。(2001.06.19)
→第1話
ジャンピング モッコリ キャッチ
【JMC】
水中からジャンプし、モッコリで(愛の)浮き輪をチャッチしたリョウの秘技。常人には真似の出来ない技だ。このページの名の由来となった技でもある。(2001.06.19)
→第1話
いっぱつ おおかみ
【一発狼】
リョウが自らを称して言った言葉。「俺は"新宿の一発狼"」「本気はしない主義だ・・・」。その理由は「カミサンがうるさい」んだもぉ〜〜〜〜〜〜ん。"一発"と"一発"をかけているものと思われる。(は?)(2001.06.19)
→第1話
▼第2話 [ PageTop ]
しんじゅく ドナーしんぞう ごうだつじけん
【新宿 ドナー心臓強奪事件】
「2000年5月12日、槇村香(28)交通事故死…ドナー登録者であったため脳死確定後(21:58)心臓摘出…なお、他の臓器は損傷著しく…摘出は断念。ドナー心臓は輸送中、臓器コーディネーター射殺の上強奪される。二週間後、横浜のアパートにて男性の自殺体発見。同室内に拳銃と血染めのTシャツが…Tシャツの血はコーディネーターの血と判明。拳銃も線条痕が一致。犯人と断定。心臓関係の証拠がなかったものの、事件の一応の解決をみる」(警視庁新宿西警察署/署長室データベースより)(2001.06.19)
→第2話
⇒ドナー制
⇒臓器移植コーディネーター
ドコモ よよぎ ビル
【NTT DoCoMo 代々木ビル】
リョウと香が待ち合わせをした公園(新宿御苑?)から見えていたビル。新宿南口に2000年10月に竣工したビルで、エンパイアステートビルによく似ている。27階建て、高さ239m。ビルの上部には十数機のパラボラ式アンテナが載せられていて、NTTドコモのオフィスと通信基地を兼ねている。(2001.06.19)
→第2話
⇒NTT DoCoMo
タキシード
【Tuxedo】
男子の夜会略式礼服で、燕尾服の代用。1886年、ニューヨーク州のタキシードパーク倶楽部の正装舞踏会に、ある人物が、燕尾服で出席するところを真っ赤なテールレスコート(尻尾のない服)を来て出て来てしまった事がその名の由来。日本では昭和40年代頃、上下白のタキシードにフリルのシャツが花婿の衣装の定番となるほどの大流行。リョウは、香と二人の記念写真を撮る事に承諾して、やっと着る事を決心した。ちなみにウェディングの記念写真は、衣装などのレンタルとセットで4、5万円から撮れるようである。(2001.06.19)
→第2話
▼第3話 [ PageTop ]
そうさく
【操索】
覚醒したグラス・ハートは、"組織"のデータベースで「saeba ryo」を検索した。"組織"のデータベースのシステムは当然中国語であるらしく、検索のボタンに「操索」の文字。リョウのファイルは「FILE-2001」だった。(2001.06.19)
→第3話
シティーハンター
【CITY HUNTER】
"組織"のデータベースにあったリョウの資料には、隠し撮りをしようとしたらしい斜め上方からのリョウの写真と、シティーハンターについての記述が。「闇の始末屋(スイーパー)…あらゆる武器に精通…年齢経歴不明……新宿を拠点…」。(2001.06.19)
→第3話
C-4
【Composition C-4】
通称プラスチック爆弾。非常に強力。ニトロトルエン、ジニトロトルエン、トリニトロトルエン(TNT)、テトリル、ニトロセルロース、ワックスなどを混ぜた油状物質をトリメチレントリニトロアミンに混合したもの。粘土のように柔軟性があり、自由な形に変形させて使う事が出来る。爆発させるには絶対に信管が必要。通常の状態では、火を着けても爆発する事はなく、固形燃料代わりにもなるほど。グラス・ハートは台湾にある"組織"の屋敷から逃げる際に、屋敷の武器火薬庫で見つけたC-4などを用いて、屋敷を徹底的に破壊していった。ちなみにトリメチレントリニトロアミンとは、第二次世界大戦中、世界各国が大量生産する事に最も力を入れた軍用火薬である。(2001.06.19)
→第3話
きっさ キャッツアイ
【COFFEE HOUSE CAT'S EYE】
海坊主がマスターをするおなじみの喫茶店。営業時間は、午前10:00〜午後8:00。(2001.06.19)
→初登場第3話
とうきょう600まんにん
【東京六〇〇万人】
胸に手術痕のある女性を探すため、「俺は東京中の女の胸を見る」と主張するリョウ。冴子は「でもやりかねないこいつなら…東京六〇〇万人の女性全員に…!」と懸念する。平成12年10月1日現在の国勢調査によると、東京都の女性の人口は6,032,953人で、大正9年の調査開始以来初めて女性の数が男性を上回った(男性6,026,284人)。(2001.06.19)
→第3話
ミニ クーパー
【MINI COOPER】
リョウの愛車。(2001.06.19)
→初登場第3話
⇒カクテルXYZの分野別解説を参照
▼第4話 [ PageTop ]
Vz61 スコーピオン
【BRNO Vz61 SCORPION】
第4話の扉絵でグラス・ハートがベルトに差していたサブマシンガン。(2001.06.19)
→第4話
⇒詳しいデータは分野別解説を参照(予定)
エックス ワイ ゼット
【XYZ】
グラス・ハートは、交差点のスクランブルの横断歩道からXを連想し、突如思い付いた。もちろん、シティーハンターと連絡をとるための暗号。(2001.06.19)
→第4話
⇒CITY HUNTER
⇒XYZ?
⇒伝言板
ベンツ 500SEL
【MERCEDES BENZ 500SEL】
Sクラスベンツ。根掘会系暴力団の若頭の車。とりたてて防弾仕様などの処理は施されていなかったようだ。トカレフの7.62mm弾でガソリンタンクを貫かれ、あっけなく炎上。(2001.06.19)
→第4話
⇒詳しいデータは分野別解説を参照(予定)
バヨネット ナイフ
【Bayonet Knife】
新宿の交差点で大暴れしたグラス・ハートが持っていたナイフは、着剣仕様のバヨネットナイフ(バック社生産のフロビスM9に似ている?)。バヨネットナイフは、ライフルなどの先に装着して銃剣として用いる事が出来るようになっているナイフである。(2001.06.19)
→第4話
トカレフ TT33
【TOKAREV TT33】
若頭が持っていた拳銃で、グラスハートがこれを奪って車のガソリンタンクを撃ち、ベンツを炎上させた。日本のその筋に出回っているトカレフは、ほとんどが中国でライセンス生産された、コピー製品のノリンコ社製54式手槍(M54)ではあるが。(2001.06.19)
→第4話
⇒詳しいデータは分野別解説を参照(予定)
XYZって
【XYZ?】
中国人で「日本語わからなぁ〜い」ととぼける若頭に、すかさず中国語で「シェンモXYZ?(XYZって何?)」と問い詰めるグラス・ハート。「韓国人」だと言えば韓国語で「ムオッXYZ?」と問い、その後、次々と数カ国語の言葉で「XYZ」が何か問い詰める。「シトーXYZ?(ロシア語)」、「XYZ itu apa?(*インドネシア語)」、「Qu'est-ce que c'est XYZ?(フランス語)」、「XYZ,CHE?(イタリア語)」、「What is XYZ?(英語)」etc...。グラス・ハートは多国語に精通しているようである。
(*「アパ」と発音しているのでインドネシア語とした。「アプ」と発音するならマレーシア語。)(2001.06.19)
→第4話
⇒XYZ
▼第5話 [ PageTop ]
ブローニング ハイパワー マーク3
【FN BROWNING HI-POWER Mk.3】
コミックバンチ第5号(6月28日号)の表紙で、グラス・ハートの持っている拳銃。(2001.06.19)
→第5話
⇒詳しいデータは分野別解説を参照(予定)
デザート イーグル
【IMI DESERT EAGLE】
第5話の扉絵で、グラスハートが左手にさげている拳銃。(2001.06.19)
→第5話
⇒詳しいデータは分野別解説を参照(予定)
ニューナンブ M60
【ニューナンブ M60】
日本の警察官が使っている代表的な拳銃。新宿の交差点での車の爆発炎上騒ぎに駆け付けた警察官達は、みな一斉にトカレフを所持していた若頭にニューナンブを向けた。(2001.06.19)
→第5話
⇒詳しいデータは分野別解説を参照(予定)
▼第6話 [ PageTop ]
たいぺい し
【台北市】
台湾の中心都市。1949年に中華民国の臨時首都となった(憲法上の首都は南京)。台北盆地の中心に位置し、政府機関、銀行、企業の集まる政治・経済・文化の中心地である。台北市は台湾省には属さず、行政院が管轄する「院轄市」で台湾省と同格の地位とされている。李大人と"組織"の幹部連中は、台北市内にある高層ビルの一室で、逃走したGHの足取りについての会議を行っていた。(2001.06.26)
→第6話
⇒台湾
レシピエント
【recipient】
臓器移植などで臓器提供者をドナー(donor)と呼び、受給者(患者)をレシピエントと呼ぶ。(2001.06.26)
→第6話
⇒ドナー制
げんし
【幻視】
実際には存在しないものが見える事。"組織"のGHの心臓移植に携わった医師の一人によれば、心臓移植を受けた患者たちの中には、以前の臓器の持ち主の記憶が脳裏に浮かぶ者がいるという。患者は知らないはずのドナーの記憶を引きずり、その夢を見たり幻視を体験したりする。このような事例は実際に数多く報告されている。しかし科学的にはその謎は解明されていない。記憶というものは色々な脳内物質によって保存、呼び出しされているが、記憶にかかわる神経伝達物質「神経ペプチド(ニューロペプチド)」は、最近の研究で心臓などの様々な臓器の神経細胞にも存在している事が判明した。つまり脳だけではなく他の臓器にも記憶が保存されている可能性もあるという。人間の感情というものはニューロペプチドが受容体(レセプター)に取付いた際に促進するニューロン(神経細胞)の電気信号であるので、結果的にニューロペプチドがドナーの感情をレシピエントに引き継がせているのかもしれない*。
また、心臓という臓器は脳の支配によって動かされているわけではなく、独自の神経細胞群によって動いている。これは脳と同じ機能を持つシステムで、独自の記憶が保存されていて、この記憶が移植とともにレシピエントに受け継がれるのでは、という仮説もある。
(*あくまで仮説)
(↓興味のある方は↓)
クレア・シルヴィア、ウィリアム・ノヴァク『記憶する心臓』(〜ある心臓移植患者の手記〜 角川書店、1998)1500円
Pearsall,Paul. The Heart's Code: Tapping the Wisdom and Power of Our Heart Energy.'98 Broadway Books,1998.(2001.06.26)
→第6話
▼第7話 [ PageTop ]
かおりのカップ
【香のカップ】
第6話で、海坊主が店に来たGHにコーヒーをいれたカップ。喫茶「CAT'S EYE」には香専用のカップが置かれていたらしい。(2001.07.01)
→第7話
でんごんばん
【伝言板】
GHは香の幻が「一度でいいからXYZで伝言板が一杯に…」と言うのを聞き、浮かんでくる伝言板のイメージに頭を悩ます。新宿駅東口改札前の伝言板にXYZ−もうあとがない助けてくれ−と書くと(女性限定で)望みがかなうという噂は、都会だけでなく田舎にまで轟いているようだ。(2001.07.01)
→第7話
また、第8話では、伝言板は携帯電話などの普及により使う者がいなくなり、去年(=2000年)撤去された事が明らかになる。なお、伝言板はもともと実在はしない。(2001.07.08)
→第8話
⇒XYZ
めいさいふく
【迷彩服】
銃撃戦などの戦闘時に敵に発見されにくいように迷彩柄になっている服。周囲の背景に溶け込み、敵側の識別を混迷させるのが目的。森林での戦闘にはウッドランドパターン、砂漠での戦闘にはデザートパターン、など場所により適したパターンは異なる。世界で初めて迷彩服を開発したのは、第二次世界大戦時のドイツ軍。第3話、新宿に現れたGHが着ていた迷彩服は、"組織"の金から奪ったものとはまた別のものである。警察は、新宿の交差点での車の炎上事件の被疑者として、「迷彩服の女」を捜索していたのだが…。迷彩柄は、今では一般のファッションにも取り入れられている。(2001.07.01++07.08加筆)
⇒UNIKURA
→第7話
ユニクラ
【UNIKURA】
警察官に追われるGHが、迷彩服から着替えるために押し入った衣料品店。「UNIQLO」のパロディか。(2001.07.01)
→第7話
⇒迷彩服
に ちょうめ
【二丁目】
GHを追う警察官たちは、捜索範囲を二丁目地区にまで広げる。新宿二丁目と言えば、日本最大級のゲイエリア。それ系の人たち向けのクラブやバーなどがたくさん集まっている。(2001.07.01)
→第7話
かんばんもち
【看板持ち】
繁華街の交差点などで、お店の看板を持って立っている人。路地裏に座り込むGHに声をかけ、XYZの伝言板の場所を教えた(教えさせられた?)老人は、「〜ヘルス〜〜レンゲ」と読み取れる看板を持っていた。看板には、割引券が張り付けられている事が多いらしい。蛇足だが、看板に書かれている店名の全容は「メレンゲ」と読めはしないであろうか?(2001.07.01)
→第7話
(→第8話で、「ファッションヘルス *メレンゲ」と判明。)
(*メレンゲ(Meringue):卵の白身を泡立てたもの)(2001.07.08)
→第8話
⇒ヘルス
へるす
【ヘルス】
性風俗の一種。ファッションヘルスなどの風俗店は「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」により、「日の出より営業でき、夜12時まで」しか店を開けておく事が出来ない。看板持ちの老人は持っていたサンドイッチをGHに差し出したが、それは店の開店前に食べるつもりだった自分用の朝食だったのかもしれない。(2001.07.01)
→第7話
⇒看板持ち
マイシティー
【MY CITY】 新旧ロゴ比較写真
JR新宿駅東口の駅ビル。正式名称は「株式会社新宿ステーションビルディング」。このビルは、国鉄の駅の上に民間資本でビルを造り、ショッピングセンターにしようという新宿民衆駅設立計画によって建てられた。1964年よりの開業で、地下2階から地上8階までに250のテナントが入っている。屋上は夏季限定のビアガーデンや会員制のテニススクールなどもある。
「MY CITY」のロゴは1997年に新しくなり、CH連載時と比べると微妙に変わった。東口改札前の伝言板へと急ぐGHは、初めて来る場所であるにも関わらず、このビルに既視感を覚える。
また、このビルの上にはWEB上から操作できるカメラが設置されていて、そこから24時間、スタジオアルタ周辺の映像を見る事が出来る。(2001.07.01)
→第7話
⇒新宿スタジオアルタ
→e-MYCITY(公式)
しんじゅくえき ひがしぐち こうばん
【新宿駅東口交番】
MY CITYの駅ビルの角にある派出所。待ち合わせの目印などにも使われてしまう。この交番の付近で、GHは幻の香が振り返るのを見る…。(2001.07.01)
→第7話
⇒MY CITY
▼第8話 [ PageTop ]
しんじゅく スタジオ アルタ
【新宿 STUDIO ALTA】 新旧比較写真
「ALTERNATIVE(新しく何かを生み出す)」を語源として1980年に誕生。1階の小さな広場では週末にイベント等が行われており、地下2階から地上6階までに60店以上のテナントが入っている。有名な「笑っていいとも!」の収録は7階のスタジオで行われている。アルタの場所は、三越新宿分店の総合食料品店として独立した「二幸」のあった場所であり、当時から有楽町の「*そごう」入口、渋谷駅の「ハチ公」前と並ぶ待ち合わせスポットの代表格。
壁面の「アルタビジョン」は、2001年3月15日に世界初の大型街頭デジタルハイビジョン(約600インチ)としてリニューアル。従来のPanasonic製からMITSUBISHI製に入れ替わった。時計(温度計)がアナログ式からデジタルになるなど、CH連載時から現在までに結構、外観に変化がある。第8話では、新宿駅東口の入口に立つ(香と)GH越しに見える。
(*有楽町そごうは2000年9月24日に閉店。現在はビックカメラがオープンしている。)(2001.7.8)
→第8話
⇒MY CITY
→スタジオアルタ(公式)
からす
【烏・鴉】
スズメ目カラス科カラス属の鳥。もとは東南アジアのジャングルの鳥。日本では主に「ハシブトガラス」と「ハシボソガラス」の2種が生息している。都市部に多いのはハシブトガラスで、くちばしが太くおでこが出ている。都市部に暮らすカラスの数はここ10年で激増している。調査を始めた1985年には7000羽だったのが、2001年に25000羽をこえたらしい(都市鳥研究会調べによる)。それに伴ってゴミを荒らしたり、人を威嚇するといった「カラス公害」が社会問題となっている。原因としては、都市部は街路樹や電柱などが多く、巣づくりし易い「都会のジャングル」である事、ゴミ対策処理から使われるようになった中身の見える半透明ゴミ袋が、カラスの食生活を豊かにしてしまっている事などが考えられている。本来は草食性だが、都心のカラスは雑食性。早朝のゴミ置き場は、カラスの重要な食糧源だ。明け方の新宿、香の手掛かりを捜して走り廻るリョウのすぐ側にも、ゴミを漁るおびただしい数のカラスの姿が。
カラスは不吉の象徴として忌み嫌われる事が多いが、害虫を補食したりする益鳥としての一面もある。CHでは、サブキャラクターの「カラス」が「極楽トンボ」とともに随所で活躍?していた。(2001.7.8)
→第8話
⇒極楽トンボ
はじめての キス
【初めてのキス】
香の手掛かりを捜すリョウの脳裏に、香との思い出が甦る。リョウと香の初キスは、冬も間近の明け方の路地裏。酔っぱらうと、いつもその場所で眠りこけるリョウを迎えに来た香に、リョウは寝ぼけつつキスをしてしまう。香を「好きだぜぇ〜〜」と抱きしめ、キスした後に「冴子ぉ〜〜〜ん」と寝ぼけ(たフリをした?)るリョウの「最低の初キス」。その路地裏は、第7話で新宿を彷徨うGHが座り込んでいた、まさにその場所であった。(2001.7.8)
→第8話
⇒看板持ち
ひがしぐち かいさつ まえ
【東口改札前】 写真
シティーハンターと連絡をとるための「XYZの伝言板」があった場所。GHは、香の幻に導かれてここに辿り着き、やっと伝言板を見つけるが、その伝言板自体も幻で…。(2001.7.8)
→第8話
⇒XYZ
⇒伝言板
▼第9話 [ PageTop ]
はなぞの しんりょうじょ
【花園診療所】
新宿駅で気を失ったGHを、リョウが担ぎ込んだ診療所。そこの医師は、GHに伝言板の場所を教えた看板持ちの老人だった。リョウが「ドク」と呼ぶその老人は、夜のバイトとして看板持ちをやっていたのであった。リョウは、ドクや看護婦の「智ちゃん」とも昔ながらの知り合いらしい。診療所(3F)のあるビルの所在地は、新宿一町目付近と推測出来る。現在の新宿一丁目の北半分くらいは、昔「花園町」という地名であった。同じビルの1Fには、本格手打そば・うどんの「もなめや」とCoffee&Restaurantの店が入っている。4Fには「韓国エステ満月」と「ショット・バー ヨーガス(YOGASU)」。ちなみに診療所と病院の違いは、入院設備がない、又はベッドが19床以下かどうかが基準。(2001.7.15++07.23加筆)
→第9話
⇒看板持ち
ED
【Erectile Dysfunction】
Erectile(組織が充血の結果、起立する) Dysfunction(機能の障害)を略して「ED」。十分にモッコリしない、あるいは十分なモッコリを維持出来ないために、満足な一発が無理っぽくなる状態を定義して言う。GHをその手に抱いてもピクリとも何も感じなかったリョウは、EDになったと主張して、ドクや看護婦の智ちゃんに診てもらおうとするが…。
EDの原因は、心理的な原因による機能的障害と身体的な病気が原因の気質的障害とに分けられる。EDの有病率は年齢とともに増加し、40〜70歳の男性の半数以上はEDに悩まされていると考えられている。(2001.7.15)
→第9話
⇒花園診療所
ポンヨウ
【ポンヨウ・朋友】
コミックバンチに連載されている「蒼天の拳」の中でよく使われるセリフ。「朋友」は、中国で「友達」の意。上海語、北京語では「ポンヨウ」と発音し、広東語では「パンヤオ」と発音する。日本では、古くは「ボウユウ」。花園診療所の隣のビルには「〜炭火焼肉 ポンヨウ」があり、また斜め向いのビルにも「リーチ麻雀 朋友」の看板が掲げられている。「強敵」と書いて「とも」と読むがごとく、「蒼天の拳」の中では本来の意味あいを超えたニュアンスで使われているようである。(2001.7.15)
→第9話
⇒花園診療所
D502i ハイパー
【D502i HYPER】
NTT DoCoMoのデジタルムーバ携帯電話。リョウが使用している機種である。着信音はノーマル。花園診療所にいるリョウの携帯に、冴子から電話がかかってくるシーンで登場。
三菱製。iモード対応。2000年1月の発売で、業界3番目に出た「256色カラー液晶」携帯。DDLink(簡易赤外線通信)機能で、D208にメモリダイアルや着信メロディなどの情報を送る事が出来る。またD208と同様、71億通りの似顔絵を作れる。カラーはライラックパール、メタリックロゼ、ピュアホワイト、ダイアモンドシルバーなどがある。(2001.7.15)
→第9話
⇒D208 HYPER
⇒NTT DoCoMo
⇒090 2X41 X00X
090 2X41 X00X
【090 2X41 X00X】
リョウの携帯電話にかかって来た、冴子の電話番号。携帯電話の場合、番号の4桁目が「2」で6桁目が「4」であるとするなら、加入している携帯電話会社は、5桁目が「0」の場合は「関西セルラー」、「1〜7」の場合は「NTT DoCoMo」、「8」の場合は「J-PHONE東北」、「9」の場合は「IDO関東」である。この事から推測するに、冴子の携帯電話も「NTT DoCoMo」の可能性が高い。(2001.7.15)
→第9話
⇒D502i HYPER
ごくらく トンボ
【極楽トンボ】
CHでお馴染みのサブキャラクター。第9話で初登場。(2001.7.15)
→第9話
ピルケース
【Pillcase】
日常的に服用する薬などを携行するためのケース。あの「ピル」を入れておくためのものではないので、間違ってはいけない。江戸時代には、印籠がピルケースとして使われていた。
花園診療所に運び込まれたGHの唯一の所持品であるピルケースの中に、免疫抑制剤「プログラフ」の錠剤が入っていたのをドクは見つける。(2001.7.15)
→第9話
⇒プログラフ
プログラフ
【Prograf】
タクロリムス水和物の商品名(タクロリムスは、1984年に筑波山麓の土壌中の放線菌から発見された生物活性物質)。藤沢薬品工業の開発した免疫抑制剤で、開発番号「FK506」。主に肝移植及び腎移植における拒絶反応の予防、ならびに臓器移植において他の免疫抑制剤が無効な拒絶反応の治療に使われる。日本で認可が下りる以前から、諸外国では広く使用されていた。心臓移植時の拒絶反応の抑制の効果については、肺・膵・小腸移植と同時に、日本国内で2000年2月に適応の拡大の認可が申請されている。剤形は、カプセル0.5mg(識別番号F607)、1mg(識別番号F617)、5mg(識別番号F657)、注射液、顆粒などがある。副作用として、特に糖尿病、腎障害、高カリウム血症、手足の震え、高脂血症などに気を付けなくてはいけない。グレープフルーツは、薬の血中濃度をあげるので摂取は厳禁。GHの唯一の所持品だったピルケースの中にプログラフ F617の錠剤が入っていたのを発見したドクは、GHの胸の大きな傷痕を見て、ある事に思い当たる…。(2001.7.15)
→第9話
⇒免疫抑制剤
めんえき よくせいざい
【免疫抑制剤】
人間の身体には免疫機構が備わっていて、病原菌や移植された臓器(一卵生双生児間の移植を除く)などの外部からの異物を拒絶する働きがある。この拒絶反応を抑えるために使われるのが免疫抑制剤である。心臓移植時の免疫抑制療法は、「シクロスポリン又はプログラフ*」、「アザチオプリン又はミコフェノール酸モフェチル」、「プレドニンに代表されるようなステロイド」の三剤併用療法が一般的に用いられている。免疫抑制剤は、移植臓器が機能し続ける限り服用しなければならない。免疫が抑制されるという事は、病原菌に対する抵抗力が弱くなるという事でもあり、感染症には十分注意する必要がある。
(*プログラフは、シクロスポリンの10〜100倍の効果があるという。シクロスポリンとプログラフの併用は厳禁)(2001.7.15)
→第9話
⇒プログラフ
マッキントッシュ
【Macintosh】
米国Apple社のパーソナルコンピューター。花園診療所で、ドクが「日本における心臓移植者リスト〜」を調べる際に使っていたパソコンは「Power Macintosh 8000 or 9000シリーズ(1994年〜1997年まで生産)」のようだ。ディスプレイはSONYのトリニトロンモニター。プリンタはALPSのMDシリーズ(現在、ALPS社は、プリンタの販売から撤退している)。1990年代当時、医療関係やデザイン関係では特にMacが使われている事が多かった(今は?)。日本での心臓移植は、1968年の最初の移植手術によって多くの問題が投げ掛けられ、1998年になるまで再開されなかった。(2001.7.15)
→第9話
⇒花園診療所
▼第10話 [ PageTop ]
ゆうれい かっ
【幽霊かっ】
幽霊とは死んだ人の魂、また、それが成仏出来ずこの世に姿を現したものを言う。海坊主の助言で訳もわからず香を捜し回ったリョウが、「香が帰ったってどういうことだよ!?」と、その夜キャッツで突っ込みを。(2001.7.23)
→第10話
27 ばん
【27番】
GHの子供の時の番号。GHには名前がなく、"組織"で訓練を施されていた時も番号で呼ばれていた。(2001.7.23)
→第1話
→第10話
D101 ハイパー
【D101 HYPER】
NTT DoCoMoのデジタルムーバ携帯電話。ドクの使っている機種。花園診療所の病室で、GHが鏡の中の香と対話している最中、それをドアの外から立ち聞きしていたドクの携帯電話が鳴り出してしまう。その電話はリョウからで、発信者名は「冴羽リョウ」(リョウはカタカナ表示)。三菱製。1995年12月発売。「音声ラベル付きメモリダイヤル」「着信バイブレーター機能搭載」が当時の売りであった。フリップ式。(2001.7.23)
→第10話
⇒NTT DoCoMo
▼第11話 [ PageTop ]
しんじゅく グランド ホテル
【SINJUKU GRAND HOTEL】
極秘来日した李大人が、根堀会系の暴力団若頭の餅山に、GHが新宿で大暴れした際の事件の話を聞こうとして使ったホテル。話の途中で李大人は外から何者かに狙撃されてしまう。餅山によると、その部屋は半径1キロ以内に狙撃が可能な場所はないので、狙撃者は1キロ以上離れた場所から狙ったのだ。(2001.7.29)
→第11話
⇒1キロ
パン
【幇】
中国や台湾では、地域色の強い地縁のヤクザの事を「幇(パン)」と言う(経済特区などの財力が基盤のヤクザは「会」や「門」と言う)。根堀会系暴力団若頭の餅山は、極秘来日した李大人を、新宿の幇の幹部との乾杯の宴を以てもてなす提案をするが…。この場合は、餅山が自分たちの暴力団組織の事を、中国流に「新宿の幇」と言ったのであろう。餅山の暴力団組織(の幹部たち?)は、李大人に何らかの恩があるらしい。(2001.7.29)
→第11話
1キロ
【1キロ】
1キロ=1000メートル。高性能スコープを付けた高精度ライフルでもギリギリの最大有効射程距離である。狙撃と言うものは、距離が遠くなるにつれ、風向きや天候、温度や湿度、光量、弾丸自体の精度などの要素が複雑に絡み合ってくる。遠距離射撃においては、銃に求められる性能はもちろんの事、狙撃手自身の心臓の鼓動や呼吸のリズムまでもが結果に影響してくる。1キロも離れれば、ターゲットに当てるのは至難の技だ。実際、プロでも600ヤード(549m)以上の狙撃をする事は少ない。「SINJUKU GRAND HOTEL」の部屋の李大人を狙撃したスナイパーは、超一流の腕前である事に間違いはないであろう。ガラス越しの狙撃は、ガラスを貫通した際に弾丸の軌道がずれるので、さらに難しいのである。(2001.7.29)
→第11話
⇒SINJUKU GRAND HOTEL
▼第12話 [ PageTop ]
チェンダオフェイ
【正道会】
GHを暗殺者に教育した"組織"の名前。新宿は歌舞伎町を牛耳る。台湾最大の幇(マフィア)で、李大人が正龍頭(大ボス)である。殺人部隊として「朱雀部隊」が存在する。(2001.8.4)
→第12話
⇒朱雀部隊
ver.010730
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