ホラーミステリ?
ある大雪の日。登校してみると8人のクラスメイトの他に人気が無い。そして校舎から何故か出られない。電話も通じない。そして時計は5時53分で止まっている。一体何が起こっているのか。
学園祭最終日、一人の生徒が校舎の屋上から飛び降りて自殺した。誰だったのか何故か思い出せない。8人のメンバーの中の誰かが?でも何故閉じ込められる?ここは精神世界?疑心暗鬼の中やがて一人また一人姿を消してゆく。
普段あまり読まない感じだけど、これは<オススメ>
短編集。これも薄い。元が1冊の本を「みんな元気」と「スクールアタック・シンドローム」に分けてボーナストラックとして書き下ろし収録したらしい。2冊合わせてもちょっと厚めの文庫本くらいだ。なんで2冊にするんだろう。
さて、内容はどれもこれもブッ飛んだカンジ。なんというか、なんとも言えないというか。
帰り。乗ってる電車が止まった。渋谷で湘南新宿ラインに乗って大崎で降ろされる。19時。架線事故だかで横須賀線が不通なのでここまでだと。横須賀線が止まってるなら迂回しても無駄なのでただ待つ。横須賀線復旧したらしいが、湘南新宿ラインも動いてるらしいので迂回が面倒なので待つ。19時40分頃湘南新宿ライン到着、乗る。新川崎手前あたりで急停車。信号機故障らしい。ただただ待つ。立ってるのが苦痛になってくる。21時10分頃、信号は復旧したが、線路に降りた馬鹿の為に更に止まっているという。「轢き殺しちまえよ」と閉じ込められてる数千人(もっといるかも)が思ったはずだ。21時30分頃やっと動き出す。先が詰まっているので当然徐行。諸般の事情で横浜寄って22時半頃帰宅。立ちっぱなしで2時間、全行程4時間。疲れた。
なんでこんな事書いたかというと、本、薄いんである。閉じ込められてる間に読み終わって退屈だった。疲れた上に退屈で死にそうだった。続きは「スクロールアタック・シンドローム」で。
前に読んだ「鏡の中は日曜日」の続き(なのかな?)。今回は心霊探偵か?某登場人物に言わせると「コスプレ探偵ごっこ」らしい。
フランスから移築してテーマパークにしたた古城。古城に取り憑いていた霊も一緒にやってきてしまった。さらに社長に取り憑いて自分が殺された事件を解決しろ、そしたら成仏(っていうのか?)してやる、と。
それはともかくそのテーマパークで殺人事件が起こる。そっちがメインの事件。
前に読んだ「クロへの長い道」の続き。シリーズ短編集。
今回は本拠地での事件はあまりなく、殆ど出先での事件。それはそれでいいんだけど、縄張りでの事件が少ないのはちと残念。
シリーズ短編集。なんか淡々とした探偵が主人公。取り敢えずどんでん返し的な結末が多いか。
デビュー作。らしい。
前に読んだ「なかよし小鳩組」につながる話。
弱小広告プロダクションがド田舎のプロモーションを請け負う。もう、なんでもありで。
2人の殺し屋と主人公(?)の視点で交互に話は進む。
主人公は妻を殺された復讐のためある組織に潜り込む。しかし、妻を殺した犯人は目の前で殺されてしまう。そして事態は大きく動き出す。
なんとも言い難いが、悪意が渦巻くカンジで。
謎の旅客航空機墜落事件。政府の公式見解に疑問を持った捜査官が独断で事件の再捜査を始める。
ま、ジェットコースター的に展開していくのはいんだけど、なんだその結末は。
ノンシリーズ長編。
ある寒村で村民殆ど全員殺人事件が起きる。嵐により村へ通じる橋は流され、電話も不通。村全体が密室状態。生き残ったのは4人。
そして9年後、事件の犯人とされた人物の身内の意を受け一人のルポライターが生存者たちに接触を図る。それに呼応するように殺人事件が起こる。そして更に・・・ってなカンジ。
オビには「こんなに殺していいものか?」とある。ま、いいんでないかな。村民殆どとはいえ、14人だけだし。
前に読んだ「亡霊は夜歩く」の続き。というか、シリーズ。
今度は映画出演で無人島に赴き、あれやこれや。
ルピナスってなんだろう。調べる気はないんだけれど。作中ではミッションスクールの名前。別に探偵団を結成して名乗ってるわけでもない。
シリーズ短編集。団員の身内が刑事なのはお約束か。なので、日常の謎的な事件ではなく、ちゃんと殺人事件が起こったりする。
なんか如何にも他にシリーズ本がありそうなタイトルだが、ない様子。
誘拐殺人事件が頻発する。身代金を要求するも受け取りもせず、人質をただ殺し続ける。
小学生の我が子が犯人ではないかとの疑惑をもった主人公。自身でしらべるうち疑惑はやがて確信に。ってなカンジ。
なんというか、途中で「えぇ?」って思った。どう着地するのかと思ってたら「えぇ?」ってオチ。
シリーズ短編集。下半身が不自由で車椅子に乗っている青年が探偵役。主人公というか、ワトソン役は新米介護士。身近で起きる事件を解決する(日常の謎的な事件ではなく、放火だの殺人だの物騒なもの)。安楽椅子探偵ではなく、車椅子探偵。書いてみただけ。深い意味は無い。
季刊落語専門誌の新人編集者が主人公、探偵役は編集長のシリーズ短編集。落語自体の話は最初と最後くらいで後は普通の(?)事件。別に落語ミステリーなどということでなない。
作者初の警察小説ですって。ま、そうなんだが。
新米刑事がややこしい女性先輩刑事とともに捜査にあたる。人が殺されて、その妻が失踪。
それにしても、そのややこしい女性先輩刑事ってのが何者なのかがなんとなく曖昧で終わっている。気がする。
ずいぶん積んでました。長いのはいいんだけど分厚いとポケットに入らないから。
RIKOシリーズとか慎ちゃんシリーズとかの隙間か。暴力団対警察。それにしても全編に亘る同性愛テーマ。う〜む。
ずーーーーと前に読んだ「九月は謎×謎修学旅行で暗号解読」の続き。2年近くも出ないから、もうやめちまったのかと思ってました。あと五ヶ月書き終わるのに何年かかるのでしょうか。次は文化祭かしら?
シリーズ短編集。二人の人物が主人公として交互に描かれる。話自体に関連性はあまりない。
前に読んだ「ダイニング・メッセージ」のシリーズ。前の話。
遺産相続やらなんやらで人が死ぬ。話。だったような気がする。
実はあまり印象に残っていない。ばーちゃんのお通夜の不寝番の時読んでたから。
出だしはシリーズの前の話を引きずって始まっていたのは憶えてる。まだその本は見つかっていない。
どうでもいい話。大阪への行きも帰りものぞみを使ったんだが、両方とも300系だった。500系も700系も乗ったこと無い(多分)のに現役復帰した300系にあたるなんて。
単行本で出たときに映像化不可とか言われていた。理由は知らない。文庫本で読むであろう本のネタバレをして欲しいとか思わない。ま、これは映像化は出来ないわな。
新興宗教にはまって金毟り取られたあげく、生命保険掛けられて殺されたじいさん。家族が自称探偵に事件の全貌解明を依頼する。ってのが本筋。でもその映像化不可の部分って単なるサプライズの一つだったな。
大阪に行く新幹線の中で読んだ。
当然前に読んだ「ドリームバスター3」の続き。ん?それいらい宮部みゆき読んでないな。なんでだろ。
謎はまだまだ残る。ハナシもまだまだ続く様子。
この人、なんか「美しい謎」とかやたら言われるような気がするが。
舞台は水族館。些細な嫌がらせと脅迫。対応に奔走する職員たち。昔起こった職員死亡事故との関連は?ってなカンジで。
これまでは「はやみねかおる」名義で主にお子様向けに書いていたが、今回は最初から大人向けに書いたということで「勇嶺薫」名義にしたとのこと。ま、そんなことはともかく。
小学生時代の仲間たちが、当時交流のあった怪しい大人に招待されて山奥の別荘に集まる。勿論台風が来る。当然起こるは連続殺人。そんなん。
まあ、今時なら電波系とでも言うのでしょうか。この作者でこれまでに読んだ中では「占星術殺人事件」とか「眩暈」とかな感じ。別に電波のまま終わったりはしない。きちんと論理的に解決するがね。
記憶をなくした男、肩甲骨に翼のなごり。その男が書いた幻想小説から現実に起こった事件を描き出し、解決する、というもの。タイトルの意味かいとこうか。ザゼツキーは登場人物の名前。ネジ式は、頭部と胴体はでかいボルトとナットで接合されていた死体のこと。
それにしても最近の本は分厚い。ポケットに入れにくいのだ。何故上下巻にしない?上巻だけ買って下巻買わない対策か?とか前にもどこかで書いた気がする。
サブタイトルは「幻の?を捜せ!」です。で、何かっつーと、時価400万円の絶版プラモデル。その名もザリガニラー。
ま、名前はいいとして。そのザリガニラーを追う私立探偵とヤクザ。それぞれ事情があるわけだが、どういうわけか二人とも筋金入りのオタク。追いつ抜かれつ時には協力し合ってザリガニラーに迫る。そして騒動の裏側にいた者は?って感じ。どたばた。
37歳独身、都心のマンションを買って一人暮らしのキャリアウーマン。そりゃま、色々あるでしょう。
上に書いた女性を軸に展開するシリーズ短編集。もっと続きがあってもいい感じ。
何に対して戦っているか。上司、部下、会社、男、社会。ありとあらゆるものと。
短編集。十分に長いのが6編。内2編はあからさまに続きもの。日本の工作員とか元工作員のハナシが多い。
さて、6編目「290を待ちながら」に登場する老若2人の工作員。若い方は頑に名を明かそうとしない。ミッション単位でコンビ組み直すようなので、別に呼びかけるのに困らなければ本名なんてどうでもいいはず。なのに物語終盤で老工作員は若い工作員に名を聞く。何かのトラップかと思いきや何故かあっさり答える若い工作員。単に読者に勿体付けてただけでしたね。別の本に出てきた人でした。時系列がどうなってるのかは知らんが。
足の速い獅見朋成雄君はオリンピック出ろ出ろ攻勢が鬱陶しくて山の中に隠棲している変人の書家に弟子入りしてしまう。
その後なんやかやあってふと足を踏み入れたそこには?って感じ。
この作者、どこに向かってるのかしら。
シリーズではない短編集。「図書室の海」以来。
ホラーからミステリ、SFまで。色とりどりの幕の内弁当。あのひとも。お久しぶり。
桜井京介の建築探偵シリーズ。時系列的には前に読んだ「美貌の帳」のあと位か。
売却予定の建物鑑定の依頼を受けて一行はベネツィアへ飛ぶ。色々問題が発生し、そのうち事件に巻き込まれる。いやま、問題もなく事件にも巻き込まれなければベネツィア観光案内と建築学入門になってしまうからな。
ある時水星に変化が観測された。明らかに人工物。それはやがてマスドライバーへと成長し、水星の鉱物資源を太陽周辺に打ち上げ始める。打ち上げられた鉱物は太陽を取り巻くリングを形成する。日照量の激減による気象変動により絶滅に瀕する人類の未来は?ってハナシ。
まずリングをなんとかしようよ、滅んじゃうよ。→だいたい、あのリングなんなんだ。誰が作らせたんだ?→うわー異星人キター!
ってファーストコンタクトものですね。人類とリングとの戦い、そして異星人とのコンタクトを一人の科学者の半生として描く。<オススメ>
前に読んだ「「神田川」見立て殺人」の続き。シリーズ短編集。前回は歌謡曲の見立てだったが今回は都市伝説の見立て。
この人の本は初めて。
主人公はタイトルにある白戸修。就職間近の大学生。もう事件に巻き込まれる巻き込まれるの短編集。白戸修はお人好し。
ず〜っと前に読んだ「散りしかたみに」の続き、というか、シリーズ。
今回も当然梨園を舞台にしたミステリ。若手女形役者の妻が意識不明となった火事。事件か事故か、はたまた?そして動機は?って感じ。雰囲気は相変わらず。
SF。短編集。
割と短めなの5編。表題作のだけ紹介しとこうか。太陽系に向かってくる地球外生命の探索機。人類はあらゆる手で地球外生命とコンタクトをとろうとする。が、探索機は淡々と太陽系を横断していった。ってハナシ。
海底牧場で飼われているのは鯨。人類の重要なタンパク源だそうで。
主人公は最初監視員候補。3章立てでだんだん出世していく。
特に事件も起こらず盛り上がりもなく淡々とハナシは進む。が。
最後は捕鯨反対運動になってきたので嫌な感じ。結局捕鯨反対運動連動企画かと思ってしまった。アーサー・C・クラークってイギリス人か。日本での初版発行は1977年か。どうなんだろ?
鯨喰うなってのが仏教指導者(でも白人種)ってのがミソか。
前に読んだ「時の鐘を君と鳴らそう」の続き。
疲れた大人は強い母親になっていた。
一応シリーズ完結らしいが、世界観は引き継いで書いて欲しいもんです。
文庫書き下ろし。ありががたや。
太陽系から3光日の距離に発見された、直径1200キロメートル、長さ5380光年の謎のエネルギー束。とりあず、それが何かは置いといて、人類のエネルギー源に使ってしまおう、という計画。
なんか利権絡みとか行政と産業の軋轢とか反対派のテロとか、んな感じかと思いきや、そうでもない。
舞台は謎のエネルギー束、バビロニアウェーブの側の観測所。数人の研究者と宇宙船のパイロットのみでハナシは淡々と進む。バビロニアウェーブとは何か?そして壮大な宇宙観。これは<オススメ>
前に読んだ「Killer X」の続きかどうか時系列は不明だが、間違いなくシリーズ。今回も雪に閉ざされる。次は勿論連続殺人。さらにタイムトリッパーまで関わってきて何がどうなっているのやら。
ん?ここんとこシリーズ物ばっかり読んでるかな?
前に読んだ「十字架クロスワードの殺人」の続き。長編みたいな体裁だが、シリーズ短編集。
大金持ちになったはいいが、さてどう使おうか?って展開。なんか主人公(というか、記述者)が転勤になるようで。次回どうなるのかしら?
前に読んだ「真説ルパン対ホームズ」に続き、古今東西の探偵小説のパスティーシュ集。
ルパン、ホームズは出てこないこで、金田一耕助とか明智小五郎とか色々。
弱小広告プロダクションが請け負った仕事は暴力団のイメージアップ広告だった、というどたばたコメディ。
だったんだがな。最初は。なんだか感動的な感じでラストシーンを迎えたわかだが、そもそも会社と組との関係とか、そこらへんがうやむやで終わってしまった。釈然としない。
ホラーちっくなミステリ短編集。「家」にまつわるもの5編。結構長めか。
ん、なんかな。
もともと「九十九十九」というのは、清涼院流水の「コズミック」「ジョーカー」「カーニバル」などで出てくる探偵の名前。なんだけど、なんか、うん。なんかよくわからん。入れ子になってたり。ま、舞城っぽいっちゃ舞城っぽい。
長編かと思ったら中編2本。
どちらも本格謎解き小説テイストでなかなかよし。
江戸時代の事件色々。シリーズ短編集。当時最新技術すなわち、南蛮渡来の怪しい見せ物的な技術を用いて事件を起こしたり解決したり。
シリーズ短編っちゅうか、連作短編ちゅうか、長編なんだか。
ま、少なくともなんかのシリーズの最新版(文庫としては)らしい。別に前作読んでなくても問題ないようだが、作中で「この前の事件では〜」とか「あの事件以来〜」とかしつこくしつこく書いてるから気になって気になって気になって買いにいった。
某街で紀伊国屋書店とあおい書店と有隣堂に行ったがなし。仕事帰りに某街の紀伊国屋に行ってもなし。ついでに某街の有隣堂まで足を伸ばしたが売ってない。もうね、光文社文庫のコーナー見つけて最初の作家が「赤川次郎」だった時点で検索終了。
あ、そうそう。美少女代理探偵シリーズだそうです。すくなくともこの本は日常の謎的な事件簿。
前に読んだ「そして五人がいなくなる」の続き。というか、シリーズ。
今度は、学園祭であれやこれや。
4冊。春夏秋は去年読んだ。
前に読んだ「すべてはFになる」「有限と微小のパン」等に登場する天才真賀田四季博士の話。はじめのうちは。
やがてなんだかわからなくなってくる。最後は現実なのか精神世界なのか。なんかずっと霞がかかってるカンジで。
それにしても、「すべてはFになる」から始まるシリーズ、「黒猫の三角」から始まるシリーズの隙間を埋めた。それはある程度予測していたこと。でもまさかあのシリーズまでも連結してしまうとは思わなんだ。そっち方面行くのか。ならば真賀田四季はあれか。あれだ。
この人の本買うの初めてですね。ハードカバーサイズのソフトカバーで箱入り。よけいな付加価値つけて値段つりあげてんじゃねーよ!な本。
上巻は全てメフィストで読んだ。多少加筆してた。下巻は全編書き下ろしかな。メフィスト休刊中だし。
怪異に魅入られた高校三年生主人公が同じく怪異に魅入られた人たちを救済する。ま、会話のボケツッコミが面白いわけで。
去年から読んでた。足掛け2年。休み中は読んでないけど。
で、今年1冊目。過去と現在が交互に描かれている。現在の発端。大学通学のため一人暮らし開始、隣の部屋に挨拶に行ったら本屋強盗に引き込まれる。なんで?ってカンジ。
ま、そんなこんなで未読本のラインアップも充実した年明け。今年もよろしく。