宇宙にやさしい農業

●●● 紅花の摘み取り方 ●●●


 紅花の開花時期は芭蕉が尾花沢に訪れたのはちょうど半夏小の頃(6月中旬)。最上紅花の栽培が盛んだった江戸時代は朝霧のたつ梅雨の早朝に、村の娘たちが明け方の露に濡れた柔らかい花ビラを、ひとつひとつ丁寧に手で摘み取りました。

 紅花はアザミ科の植物なので茎や葉に刺があり摘み取りさいに結構な痛みを伴います。薄手のビニール手袋では1週間でぼろぼろになるほどです。たくさん摘み取る場合には厚手のビニール手袋を用意して、必ず明け方露に濡れた柔らかい花を摘み取るようにしてください。

紅花栽培写真

1997.7.7  くにお産地紅花畑にて



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