どうやら最近の中国では「きかんしゃトーマス」がブームになっているようで(2009年現在)、前回紹介した「変形托馬斯(TRANSFORMABLE TOMAS)」から約2ヶ月後には”変形したり合体したりする”トーマスの玩具が大量に出現しました。
今回はソドー島に新たに現れた変形トーマスをご紹介します。
「百変托馬斯王(SUPER CHANGE TOMAS)」
まずは「百変托馬斯王(SUPER CHANGE TOMAS)」。
元ネタとなった玩具は「ウェブダイバー」のグラディオンなのですが、オリジナルと異なる白と赤のカラーリングやサウンドギミックなど「ウェブダイバー」放送時に出回ったいんちき版とまったく同じであるため、そのいんちき版商品を流用したものだと思われます。
パッケージなどでは、ロボットモードの胸部にトーマス顔が存在していますが、変形機構的に玩具では再現できません(トーマスの顔の取り付けが2本の棒状ジョイントを差し込んでいるだけなので、胸に穴をあけるだけで取付けられるのですが)。しかも本来はトーマス顔パーツの部分は武器に変形するのですが、トーマス顔がついているために武器にも変形できません(笑)。
「托馬斯火車(TOMAS TRAIN)」
次は「托馬斯火車(TOMAS TRAIN)」です。
「変形托馬斯(TRANSFORMABLE TOMAS)」を見つけた時点で「きっと今後、いろんな機関車ロボがトーマスになるぞ」と予想したんですが、新幹線は予想外でした。
元ネタとなった玩具は「エクスカイザー」のブルーレイカーとグリーンレイカー。
ロボットモードで胸の位置にトーマス顔が来るのはいいんですが、モノが新幹線なだけにロボットモード、列車モードどちらの形態でも顔が上を見上げるような状態になってしまいます(笑)。
ちなみに、ウルトラレイカーへの合体用パーツ(頭部と胸)が附属していないので合体は不可能。
また、附属する客車には何のギミックもありません。
「百変托馬斯(SUPER CHANGE TOMAS)」
続いて「百変托馬斯(SUPER CHANGE TOMAS)」。
グラディオンのものも英語名が「SUPER CHANGE TOMAS」でしたが、こちらは中国語名の「王」がないのが違いです。
元ネタとなった玩具は「マジレンジャー」のトラベリオンだが、日本で発売されたものとはサイズが違う縮小版。機関車モード、胸にトーマス顔が来るロボットモード共に「トーマスロボ」としては本命ともいえるデザインなのだが、唯一の難点は機関車の本体に比べてトーマス顔が若干大きいことでしょうか。
「百変托馬斯 消防車(TOMAS FIRE ENGINE)」
もはやトーマスにする必要があったのか?と思える「百変托馬斯 消防車(TOMAS FIRE ENGINE)」。
消防車の先端にトーマス顔がついた商品で、消防車は「変形!ヘンケイ!トランスフォーマー」のオクトーンにパーツを追加したものです。
オクトーン本体は追加パーツを取り外し、主翼などのパーツを取り付けることで元ネタ玩具と同様にトリプルチェンジが可能。
サイズが若干拡大された反面、細かい部分がオミットされています。
附属する機関車タイプのトーマスは「変形托馬斯(TRANSFORMABLE TOMAS)」の胴体部分のみ。サイズはオリジナルから縮小され、ウイングなどのパーツがオミットされています。
「新変形托馬斯(NEW TRANSFORMABLE TOMAS)」「火車侠 托馬斯 超級火車金剛」
「変形托馬斯(TRANSFORMABLE TOMAS)」は中国でもヒット商品だったらしく、細かなバリエーションや同コンセプトの類似商品も発売されました。
「新変形托馬斯(NEW TRANSFORMABLE TOMAS)」は、「変形托馬斯(TRANSFORMABLE TOMAS)」を一回り縮小した商品。「変形托馬斯」の元になった「LOCO SQUAD」にこのサイズの商品が存在しなかったことを考えると、じつは”唯一の新規商品”なのかもしれない。
「火車侠 托馬斯 超級火車金剛」は「変形托馬斯」と同様に「LOCO SQUAD」を元ネタにした商品ですが、「変形托馬斯」でオミットされた剣と盾が付属し股関の開きも追加されていません。また、各部にはシールが追加されています。
「変形托馬斯」よりも元ネタの「LOCO SQUAD」と共通点の多い商品なためか、中には「LOCO SQUAD」と同様に黒い車両が附属するものも確認されています。