今回紹介するのは、中国で発売された『変形組合 数字戦隊』の「5款合体 空中覇王」です。
発売元は「広東新立信科技有限公司」なる会社。
数字から変形するというかつて発売された「ナンバーボット」のコンセプトが、突如20数年越しで発展させたような商品が中国で発売されたというわけです。
ちなみに、同じ時期に日本で放送された戦隊ヒーロー『侍戦隊シンケンジャー』がこの商品とどのように関連しているかは不明です(笑)。
1〜5の数字が4機の飛行メカと1体の地上型ロボに変形し、5文字が合体して巨大ロボとなります。
変形パターンも程よく複雑で、単体の変型玩具としても十分楽しめるクオリティー。
それぞれのメカにライト&サウンドギミックも内蔵されており、キャノピー等を光らせ銃撃音や飛行音が鳴ります。
実際にセット箱と単体パッケージが発売されていますが、単体の方がセットよりも割高なうえ、合体後に使用する銃も附属しません。
「1」から変形する「神鷹号」 キャノピーと後部のジェットノズルが発光する。 合体後は空中覇王の左腕となる。 |
「2」から変形する「幻影号」 キャノピーと後部のジェットノズルが発光する。 空中覇王の右足に合体。 飛行形態は『変形!ヘンケイ!トランスフォーマー』のアストロトレイン(スペースシャトルモード)に似ている。 |
「3」から変形する「雷霆号」 キャノピー部分が発光する。 合体後は空中覇王の上半身となる。 |
「4」から変形する「旋風号」 両サイドの武装が発光する。 合体後は空中覇王の右腕となる。 |
「5」から変形する「方舟勇士」 両腕の武装と車両型下半身がガンタンクを彷彿させる。 下半身のキャノピー(?)が発光する。 空中覇王への合体後は左足を担当。 |
合体!空中覇王!
縦に2分割された頭部を左右から引き出して組み合わせる方式が面白い。
合体後のサイズは近年の戦隊ロボと同程度。
セット版パッケージ
ダンボール製のボックスにプラトレイで収納されている。
単体パッケージ パッケージ裏面には銃を持った合体形態の写真が使われ、銃の説明まで書かれているが単体売りを集めても銃は附属しない。 |
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おまけ
こちらは元祖ナンバーボットをそのまま流用した商品。
正規か非正規は不明だが、空中覇王のヒットに便乗して同時期に販売された。
「1」 「2」 「3」
「4」 「5」 「6」
「7」 「8」 「9」 「0」
パッケージ
バラ売りのパッケージも存在するが、
「+」「−」「×」「÷」などの記号はセット版のみに附属(変形はしない)。
マグネットが内蔵されており、
冷蔵庫やホワイトボードに貼付けることも可能。
当時品と同サイズのナンバーボット(下)とくらべると倍近く大きい。