砂漠に唯一咲く花

旅の16日目 9/10
コルラからクチャへ
タクラマカン砂漠と天山山脈の間を通るシルクロードを
『天山南路』という。

西へ向かう車窓の右手遥かに、天山山脈の支脈が見える。
5000mを越す天山山脈の主峰達は、
それらのさらに彼方、視界の果てにある筈だ。

地面には砂が多くなってきたが、まだ完全な『砂漠』ではない。
所々に塩が析出している。
 

こんな土地にも唯一花を咲かせる草がある。
『タマリスク』という植物である。


ゴビ砂漠から始まり、中央アジアを経てイランまで続く乾燥地帯では
この『タマリスク』の花が唯一、「うるおい」だった・・・・・。

西安からクチャまでの走行距離:4452km


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